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ロゴデザイン打ち合わせ(1)

a melting moodのビジュアルとしてどんな雰囲気がいいのかずっと考えていました。

自分が仕事でディレクターをやってきたからでしょうか。恐らく他のバンドよりもビジュアルについては先行して考えるタイプな気がします。

なぜビジュアルなのか?バンドを運営するなら、細く長くやりたい。なのできちんとビジュアルを作って、そのビジュアルに合うような音楽を少しずつ少しずつ紡いでいきたいと思っているのです。なかでもロゴはビジュアルの核となりますし、バンドのグッズ化も進められますし、音とイメージを一致させるうえで一番重要なパーツになると思っています。

5月にお昼にライブをしたら、これがすごくいい感じで、本来ジャズ系ってどうしても夜のイメージですけど、なんだか夜よりもお昼のイメージなのかもしれないと思ったり。
バンド名自体が「余韻にひたる」という意味でもあるので、波紋とか余韻とかそういう言葉にはすごく敏感で、あとをひくような音楽をやりたかったのです。いずれオリジナルを書くとしたらこんな曲、こんな詞がいいね、という話をボーカルの佐藤史果ちゃんとも話していました。

そんな音楽にあうイメージは何だろう。

・・・実はずっとこのバンド、ビジュアルイメージとしてLinda Lewisの名アルバム「Lark」が頭の中にありました。

a melting moodは結果としてアコースティックソウルとはちょっと違う曲調になっていますが、この爽やかな鳥のモチーフと筆記体のロゴがいいと思っていました。

そう考えたら、自分のまわりに「この方しかいない!」という方がいらっしゃいました。


ちょっきんきりえのyuyaさんです。


過去何度か個展に足を運んでいて、素敵だな〜とぼんやりと憧れな方だったyuyaさん。

この鳥です。この感じがすごくしっくりきたのです。

今年5月のyuyaさんの個展の時におそるおそる相談したところ、快諾いただいたのでした。

ギャランティとスケジュールだけ先にメッセージで決めて、ありったけの文字資料を先行でお送りして。

お時間とるのは申し訳ないと思いつつも、ラフ作ったあとの立ち戻りを防ぎたかったので対面打ち合わせはしておきたいと思い、打ち合わせのオファーをして。いよいよ6月某日、ボーカルの佐藤史果ちゃんも連れて打ち合わせに臨むのでした。

(つづきます)

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