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M&C通信Vol.41 種は"殻"を破って生まれる
こんにちは。メルト&クリエイトです。
?:「本当の自分は、どこにあるのでしょうか?」
自分とは 「肉体」 でしょうか?
それとも 「心」 でしょうか?
この回答は難しいですね。
でも、ちょっと考えてみてください。
もし 体がすべてなら、意識はどこにあるのでしょう?
もし 心がすべてなら、肉体はただの入れ物なのでしょうか?
どちらも 答えのようで、答えではない のです。
↔:「殻に閉じ込められた種」
ある日、公園を歩いていると、
足元に どんぐり を見つけました。
拾い上げた瞬間、ふと 疑問 が浮かびました。
「このどんぐりは、このままなのだろうか?」
もちろん、そのままでは ただの硬い殻 です。
でも、土に埋め、雨が降り、太陽が当たれば…?
そう。
どんぐりは 殻を破り、芽を出す のです。
では、ここで考えてみてください。
芽が出たとき、
どんぐりの 殻はどこへ行ったのでしょう?
∽:「種を包む殻は、種ではない」
どんぐりは 種 ですが、
その 本質 は「硬い殻」ではなく、
内部にある芽 です。
では、人間はどうでしょう?
生まれたときから 肉体 を持っています。
けれど、それは 「本当の自分」 なのでしょうか?
それとも、その 内側にある何か こそが
本当の自分 なのでしょうか?
NW:「種の殻が溶け去るとき、本当の種が現れる」
ここで、一つの法則があります。
それは、
「殻が消え去るとき、本当の種が生まれる」
ということです。
どんぐりが芽を出すには、
まず 硬い殻を破る 必要があります。
もし、殻が破れなかったら?
どんぐりは、永遠に ただの殻 のままです。
これは 人間にも当てはまるんじゃないか
と思うのです。
☺️:「変化の瞬間」
人生で 大きな変化 を感じたことはありませんか?
例えば、何かを 失ったとき。
例えば、何かに 絶望したとき。
その瞬間、何かが 壊れる感覚
を味わったことがあるかもしれません。
「もう、終わった…」
「どうしてこんなことになったんだ…」
そんなふうに思ってしまうかもしれません。
でも、ちょっと待ってください。
それは 本当に「終わり」なのでしょうか?
壊れたのは 「自分」ではなく、
「自分を包んでいた殻」
だったのではないでしょうか?
その殻が剥がれたとき、
内側に眠っていた 本当の自分 が顔を出す
じゃないかと思うのです。
殻の中にずっといるのは安心です。
でも、そこにいたままでは、
種は いつまで経っても発芽できません。
変化の瞬間こそが、
あなたが本当の自分として生きる
チャンスなのかもしれません。
≒:「水の中の種」
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ある日、庭に植えられた 古い植木鉢 を見ました。
ひび割れた土の中で、小さな種が、
じっと 眠っているように見えました。
「この種は、本当に生きているのだろうか?」
そんな疑問が浮かびました。
でも、ある日、突然 雨が降り、土が湿った瞬間——
その種は、目に見えないところで 静かに膨らみ始めた のです。
数日後、地面を割って 小さな芽が顔を出しました。
この種は、 ずっと生きていたのです。
ただ、外からは 見えなかっただけ なのです。
これは、私たち人間にも
まったく同じことが言える と思いませんか?
☹️:「でも、殻を破るのは怖くない?」
もちろん、怖いです。
どんぐりも、植木鉢の中の種も、
芽を出すときには、必ず 何かを失っています。
どんぐりは 硬い殻を捨てる し、
種は 土の中の暗闇から抜け出す 必要があります。
人間も同じです。
新しい自分に生まれ変わるとき、
今まで慣れ親しんできた「殻(覆い)」を
破る(溶かす)必要がある のです。
でも、ここで 大切なこと を知っておいてください。
殻は、本当の自分ではないのです。
その殻が破れるとき、
やっと 本来の自分が姿を現す のです。
◉:「人は種が発芽するとき、生を体験する」
生きるとは、 殻を破ること です。
誰もが 自分という種 を持っています。
でも、その種は
ただの殻のままでは、何も生み出せません。
それなのに、多くの人は 殻を守ることに必死 です。
なぜなら、殻を破るには 痛みが伴う からです。
どんぐりが殻を割るとき、
芽が土を押し上げるとき、
新しい命が生まれるとき——
そこには、必ず 何かを捨てる痛み があるのです。
では、私たち人間にとっての「殻」とは何でしょう?
それは、 これまで信じてきた常識かもしれません。
それは、 失敗を恐れる心かもしれません。
それは、 誰かに嫌われたくないという不安かもしれません。
でも、気づいてください。
その「殻」は、
最初から あなたの一部ではないのです。
それは あなたを守るための殻 であり、
本当のあなたではありません。
人生で何かを失ったとき、
今までの価値観が崩れ去るとき、
大きな決断をしなければならないとき——
それは あなたが本当の自分へと生まれ変わるタイミング です。
殻が破れる瞬間、
内側から 新しい生命が芽吹く のです。
その瞬間こそが、
本当の意味で 「生きる」ことなのです。
→:「今日、たった一つでいい。」
今日、たった 一つだけ でいいので、
「殻を外す」という行動をしてみませんか?
何も、大きなことをする必要はありません。
ほんの小さな一歩でいいのです。
・本当はやってみたいのに、
「怖くて」手をつけられなかったこと。
・ずっと気になっていたのに、
「今じゃない」と言い訳していたこと。
・心の奥で「これが本当の自分だ」と分かっているのに、
目を背けていたこと。
それに ほんの少しだけ触れてみるのです。
何かを変えるのに、
特別な瞬間なんて必要ありません。
種は、ある日 何の前触れもなく発芽する のです。
それと同じで、
人生を変えるのも 「今この瞬間の小さな選択」 なのです。
大きな決断をする必要はありません。
ただ、ほんの 小さな一歩 を踏み出すこと。
それだけで、
種の中で 静かに眠っていた
可能性が動き出す のです。
◎:「今日のメッセージ」
わたしたちは皆、
何かを守りながら生きています。
それは、親から受け継いだ価値観かもしれません。
それは、社会の中で学んだ常識かもしれません。
それは、過去の経験から生まれた
「こうあるべき」という信念かもしれません。
もしかしたら、それは ただの殻 かもしれません。
人生には、
何度か「殻を捨てる瞬間」が訪れます。
・大切なものを失ったとき
・信じていたものが崩れたとき
・これまでの自分では乗り越えられない壁にぶつかったとき
そんなとき、多くの人は 「終わった」と思ってしまいます。
でも、実は…
それこそが 始まりの瞬間 なのです。
殻が剥がれるとき、
初めて 本当の自分が顔を出す のです。
だから、変化を怖がらなくていいのです。
だから、手放すことを恐れなくていいのです。
種は、殻を破ることで 初めて芽を出します。
そして、そこから 新しい命が始まるのです。
今の自分に「違和感」を感じているなら、
それは あなたの中の種が、発芽の準備をしている証拠 です。
だから、問いかけてみてください。
「この殻は、本当に必要なの?」
その答えが見えたとき、 大きく動き出す でしょう。
今日が、あなたの発芽の日です!
最後まで、読んでいただきありがとうございます。