過度な微睡み

甘ったるい香りの部屋で、甘にがい昔話。
2時間、だいぶ長居した。

過度な微睡みは毒。
未来に目を凝らすようにしているところ、過去に連れ戻されて。あーあ、お互いの過去を知ってる同士だから話せることもあるでしょって。

変わったところもあるけど、
変わってないねとも言われた。

もっと話をしたい時や、
話しかけて欲しい時に、体が揺れる癖。
作り笑いの時と本当に笑ってる時の違い。

発言に困った時、こめかみに指を置く癖。
図星をつかれた時に、瞳孔が開く。

実際の行動と、内面で思っているギャップが生まれると、段々と疲れていくところ。
癖を言い当てられた時に、
少しうれしそうな顔をするところ。

とにかく顔に出やすいところも変わってないんだと。

うれしそうな顔なんかしてないつもりなのに。間違ったことも中には含まれてるよ、決めつけないでよ。違うんだけどって、上手く伝えられなくて疲れました。「実際の行動と、内面で思っているギャップが生まれると、段々と疲れていく」これは合っているなと思いました。

本人に癖を伝えるのって、べつに言わなくていいことだってあるでしょ。
そこまで私のこと、細かく見なくていいよ。
気にしなくていいよ。見ないで。
そんなに人の細かいところまで見てたら疲れるでしょと私は言って、彼はそういう性格だからと答えました。

私は、昔の自分は甘ったれだから忘れたい。昔の自分のことも今の自分のことも考えたくないと思った。外に目を向けて、周りの人のことについてだけ考えてたい。自分の世界に没頭するのは欲しくない。

30分ほどで離れるつもりだったのに。
だから疲れたじゃないか。