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ポメラDM200愛用者のDM30レビュー【辛口】

ポメラDM30が届いて、2日ばかり使用してみました。
いろいろと思ったことがあるので、正直に書こうと思います。


結論を先に言うと、

「今から買う人はDM200を買え!
すでにDM200を持ってる人は……覚悟して買え!」



です。




正直な感想〜ネガティブな方





ネガティブな方先に言っちゃいますね。



・入力遅延は結構ひどい!
・残像問題はフォントサイズと明るさによる
・キーボードの打ち心地は断然DM200
・変換精度はたまに違和感








・入力遅延は結構ひどい!



これまで、自分はさほどタイピング速度が速くないほうだと思っていました。

ポメラDM30を使ってみて、結構速かったっぽいな?と自覚するに至りました。


遅延の感じ、表現するのが難しいんですが、
本当にこう、ごくわずかの遅延なんです。


でもそれが、その微妙な遅れのストレスが執筆のペースを阻害することってあるんじゃないかなあ……
と、わたしは思います。本当に正直な感想です。


わたしが使ってみて思ったのは、
入力の遅延よりも、カーソル移動の遅さの方がより致命的かもしれない、ということでした。

ポメラにはタッチパッドがありません。
前に書いた文を確認するときは、必然的にカーソルで移動することになるんですが、
これが遅いと結構面倒なんですね。


ショートカットを使っての文頭、文末への移動も若干のラグがあったので、
書いた文章をしょっちゅう読み返しながら続きを書くことが多いわたしは、ちょっと使いづらさを感じる部分でした。



まぁしかし、この遅延なんですが、
使ってると不思議と慣れてはきます。


慣れてはくるんですが、
DM200を使ったあとにまたDM30に戻ると、どれだけ遅いかが際だってしまい、
結果的に「ウギ〜〜〜〜!」となることになります……笑


これはそう、あれです。
DM200と併用してる人が一番難しい!


DM30だけなら、まぁこんなもんか〜で慣れることができると思います。
遅延具合を見越したタイピングの仕方に慣れてくる。

でも両方使い分けようと思ってると、この差に戸惑ってしまいますね〜やっぱり……。





・残像問題はフォントサイズと明るさによる



多くの人があげている残像問題ですが、
これに関してはわたしは、ぶっちゃけそこまで気になりませんでした。

というか、長文を打っていると必然的に残像が増えて、
文章の背景にうっすらグレーの線がある、みたいになるんですね。

こうなっちゃうともうグリッドみたいなものなので、そこまで気にならなくなりました。

逆に、書き始めたばかりの時は前回の文が判別できる程度には残っているので、
そっちの時は少し気になりました。

これを回避するには、頻繁にF12(リフレッシュキー)を押すor 押さずにそのまま書き続ける
なので、手癖のようにリフレッシュするかそのままか、という感じです。

わたしは気づいたらそのまま書いていることが多かったです。


あと、フォントサイズによっても見やすさが変わります。

わたしが使いたいサイズの20dotだと、うしろに残像が残っていることもあって、やはり視認性は落ちます。
24以上のサイズの方が断然見やすかったです。




・キーボードの打ち心地は断然DM200

これもDM200に軍配があがりました。
といってもこれは好みの部分も大きいと思います。
両方使ってる方で、DM30の打ち心地の方が好き、と書いているレビューも読んだことがあります。

DM30の方が全体的に軽いというか、ペチペチした打ち心地なんですよね。
DM200の方がよりノートPCなどに近い気がします。



・変換精度はたまに違和感

元々長文を一気に変換せずほぼ単語で変換しているので、そこまで気にはなりませんでした。
が、まれに単語で変換しても希望通りにいかなかったりすることがあるので、そういう時に「んっ?」となりますね〜。



やはりDM200の方が優れてはいる




これはもう仕方ありません。
後から出たのはDM30の方ではありますが、機能的には完全にDM200の方が上です。

DM30はやはり、みなさんのレビューにあるように「電子ペーパー由来の遅延」がもっともネックだと思いました。

正直、これがなければ仕事でも実用できるものだったんじゃないかなと思います。


でも、使ってみていいなと思ったところがないわけではありません。




DM30のいい点とは?





・電子ペーパーの画面


これが購入したい理由第一位でしたが、やはり電子ペーパー画面の独特の風合いはすてきです。

来た当初は明るさが足りないのもあって、画面の良さをすぐに実感できなかったんですが、
その後ブックライトを購入し十分に明るい状態で執筆したところ、
「やっぱりこの画面いいな〜!」
となりました!


明るいところで見ると、画面の質感が本当に「ツルツルした紙」なんですよね。
そこにデジタルな文字が浮かび上がっていく……なんともいえない不可思議な心地よさ。


購入する前、
「この紙のような画面に文字が浮かび上がっていくさまを見ながら執筆したら、また少し執筆時の感覚が変わるんじゃないか」
と期待しました。

その期待通りのものが、この電子ペーパーの画面にはありました。


このツルツルした紙の感じ、なんとなく覚えがある……
そうか!これ、ワープロの感熱紙だ!


DM30で執筆してるとき、
まるで「タイプライターで打った文字がすぐ感熱紙に印刷されていく」
ような感覚があるんだ!


タイプライターで打っている、と考えると
ラグがあるのもまぁ納得できる、かもしれません。
そしてこのペチペチしたキーボードも、ひとつひとつ文字を確実にタイプライターに打ち込んでいる感じ?


そして、印刷されてるわけではないので、
修正も保存も自由自在。


半分デジタル、半分アナログな感覚。


もしかすると、KINGJIMさんはここを目指していたのかな、と思いました。
ただ、やはりこの遅延は実用には向かないので、結果的にDM30は販売終了となってしまいましたが……。



・乾電池駆動と折りたたみ式はやはり持ち運びに強い


基本的に執筆はすべて自宅で行っているので、わたしにとっては持ち運べる強みってあまり重要ではないんですが、
出先で少し書く、ということが頻繁にある人にとっては、
やはりここは良いポイントかなと思います。

久しぶりにeneloopを引っ張り出してきましたが、
充電器が見つからないので、そのうち新しいものを買おうと思います。

まぁとはいえ、最近はコンビニでモバイルバッテリーが売ってますし、
スマホ用にモバイルバッテリー持ち歩いている人も多いので、乾電池の必要性はあまりないかな、とは思います。

でも調べたところ、
DM30のmicro US端子にモバイルバッテリーを繋げると、これで駆動する、
というレビューを見つけました。

わたしはまだ試してないのですが、となるとDM30は「乾電池でもモバイルバッテリーでも駆動する」ということになります。

本来の用途ではないのであくまでも自己責任ですが、
2種類から選べるのはうれしいですね。





まとめ・DM30とDM200どう使っていく?




ここはまだこれから探っていく段階ですが、
とりあえず「モーニングページ」はDM30で付け始めています。

日記ならDM30に向いている……ように思えて、
実は日記のように考えず脳直で書く文章の方がDM30に向かないのでは?という思いもあります。

なぜかというと、脳直の方がタイピング速度があがるので、結果的にDM30の遅延がより気になってしまうから……笑


じゃあ仕事に使うのか?
と聞かれたら、うーんとなってしまいますね……。


いろいろ試してみて、わたしなりのベスト使用法が見つかったら、またご紹介します!



マイナス面の感想を多く書いてしまいましたが、
しかし使っていると、電子ペーパーの画面の良さに惹かれて、
「DM30でどうにかして書きたい」という想いが芽生えてくるのだから不思議です。


ちなみに、DM30で使用してるブックライトですが、
こちらのさくぺんさんの記事を参考にして購入しました!



商品はこちらです。



さくぺんさんは「DM30の画面に取り付けると傾く」と書かれていましたが、わたしはそんなこともなく使えています!
新しいからまだヒンジ部分が固めなのかもしれません。

もちろんテーブルに直接置いても使えます。

DM30と使うにはこれくらいの小ささじゃないと邪魔に感じてしまいそうなので、すごくちょうどいい大きさでした!

色も三段階で変えられて、いい感じですよ〜!




今日も長くなってしまいましたが、ここまで読んでくれてメルシー♡

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