【腹痛】メルプのシェーマ機能を活用して腹痛部位を選択
【作り方のポイント】
1)OPQRST法に沿って痛みの質問
まずは痛みのOPQRSTをチェックしています。
Onset(発症様式)に関しては、突然発症と急性発症に下記のように但し書きをつけて患者さんにとっても選びやすいようにしています。
・突然発症:それまで頭痛がなかったのに、ある瞬間を境にいきなり頭痛が出始めた
・急性発症:数分で頭痛がピークに達した
・緩徐発症:気がついたら頭痛が出ていた。
2)痛みの程度を具体的に質問
VASスケールで痛みの程度を10段階で質問しても良いと思いますが、今回は4段階で患者さんが想起しやすい形で質問しています。
・人生最大の痛み
・人生最大ではないが、我慢できない程度
・我慢できる程度
・違和感程度
3)シェーマを用意して部位を選択
メルプでは質問に画像を載せることができます(詳細はこちら)ので、シェーマを掲載して部位に番号をふり選択肢を用意しています。
4)海外渡航歴・生もの摂取歴を質問
食中毒や感染症による腹痛を鑑別するために、海外渡航歴・生もの摂取歴(アニサキスなど)を質問しています。
5)関連症状で疾患をスクリーニング
メルプでは、患者さんが選択した症状を陽性症状として、選択しなかった症状を陰性症状として自動表示することができます。
・黒色便→消化性潰瘍・AGML
・頻尿・血尿・腰背部痛→尿路結石
・嘔吐・便秘・排ガスなし→腸閉塞
・粘血便・間欠的涕泣→腸重積
・嘔吐・下痢・発熱→急性胃腸炎
など、鑑別疾患をスクリーニングする関連症状を選択肢で表示しています。
6)患者さんにとって平易な用語で表示
・粘血便→便に血や粘液が混じる
・黒色便→便が黒い
・頻尿→おしっこに行く回数が増える
・血尿→おしっこに血が混じる
・間欠的涕泣→激しく泣く、おさまるを繰り返す
など患者さんにとっても理解しやすい用語に置き換えて表示しています。
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