#55 アスレチックコースで感じた、遊具の自由度
MelonPapaです。発達障害の5歳の息子との生活を通して感じたことや見聞きしたことを発信しています。
今回は、家族でアスレチックコースに行った時に感じた、遊具の自由度について書きたいと思います。
先日のとある休みの日に、埼玉県にある国営武蔵丘陵森林公園に家族で遊びに行ってきました。近くに別の用事で行っていたのですが、息子が喜びそうなアスレチックコースがあるので、用事を済ませた後に立ち寄りました。
アスレチックコースは下の写真のように20種類以上の遊具があって、順々に進んでいくものです。私は幼少期にはこういうのが大好きでした。
「順番にやる」という制約が思わぬ結果を招く・・
息子も公園の遊具は大好きなので、このアスレチックもきっと楽しんでくれるはずだと確信を抱いていたのですが・・。結果は、パニックに陥ってしまいました。
何が気に入らなかったかというと、「順路がある」「各遊具に入口と出口がある」という、アスレチックの制約でした。このアスレチックでは、道を進んでいくと、1番から順にアスレチックが現れ、それに順々にトライしていくことになります。気に入らないものはスキップすればよく、順路自体は問題ではなかったのですが、大きな問題は、入口と出口があることでした。
順路に従って進むと、ほとんどの遊具には"暗黙"の入口と出口があります。たいていの子は暗黙の入口から自然に遊具に入り、出口から出ていきます。しかし、息子にはそんなもの分かりません。分からないというか、「面白いと思う方から入っていく」という、遊び心の観点からすると至極もっともな感性のみで動くため、出口側から入ってしまうことがしばしば。そして、その度に親に止められるので、段々とストレスが溜まっていきました。「なぜ、遊具で遊ぶのにブレーキをかけられるのか!?」と、息子のストレスは最高潮になり、ついにパニック状態に陥ってしまいました。
救われたピラミッドロープ(自由度が高い!)
パニックに陥った後、ベンチでのおやつタイムで何とか気持ちを落ち着けた息子。さて、このまま帰るかな・・・と思いましたが、息子が駆け出して向かったのが、ピラミッドロープ。Webサイトの写真を拝借すると、以下の通遊具です。
息子は、この遊具でひたすら遊びまくっていました。息子が遊んでいる間、なぜ息子はこの遊具で楽しく遊べるのかをずっと考えていましたが、私が行き着いたのは、「遊具の自由度」です。
このピラミッドロープは、実に遊具の自由度が高いんです。入口や出口等なく、どこからでも出入りができます。また、遊び方も色々。
・真ん中の赤いピラミッドロープに登るもよし。
・周りの青色のネットで走り回るも良し(もちろん、走る方向・コースなんて決まっていない)。
・青色のネットに寝っ転がるも良し。
・ネットからネットへジャンプして移動するも良し
息子に限らず、子どもたちは色々は遊び方をして楽しんでいました。
正反対に、自由度が低いなと感じたのはこちらの遊具(またWebサイトから拝借します)↓
こちらの遊具は明確に入口と出口が決まっています。進む方向も決まっています。そして、この写真と同様に、当日も列になって順番に進んでいかなくてはなりませんでした。反対側から始めたり、途中から始めたりなんてことは、この状況下では許されません。息子は、一度だけ途中から始めようとしましたが、親にストップをかけられて、「またか!」と言わんばかりに即撤退していきました・・。
遊具の自由度
今回、人生で初めて、「遊具の自由度」なんてことを考えました(笑)。遊具の自由度については、自由度が高い方が良いというものではなく、あくまでも個人の好き嫌いなんじゃないかなと思います。
ある程度ルートや遊び方が決まっていて、それを順々にこなしていくのが好きな人も多いと思います。私はこのタイプで、アスレチックを1番から順番にクリアしていきたい人です。一方で、息子のように自分の思うままに自由に遊びたい人もいる。要は、自由度がどうこうとか小難しく考えず、好きに遊べば良いですよね!
もう1点だけ書かせてください。そのアスレチックコースのとある遊具で、「ここを掴んで!次に足をここに置いて!」とお子さんの一挙手一投足を指示している親御さんがいらっしゃいました。これはこれで良いのかもしれませんが、もう少し好きに遊ばせてあげればよいのになーと思いました。それでアスレチックはクリアできるかもしれないけど、「次はどうしようか?」とあれこれ考えながら進んでいくのがアスレチックの面白いところかなと思います。※個人の見解です
今回はこれで終わりにします。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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