映画ラストレター
映画ラストレターをご覧になったことありますか?もちろん興味のない方もおれらると思いますが、この映画は2020年1月公開、松たかこさん、広瀬すずさん主演の映画です。
おはようございます。
こんひろです。
私は普段、映画をあまり見ません。ここ10年程はゆとりがなくて映画をほぼ観てませんでした。それが最近ふとなんとなく見始めたら心温まるラブストーリー(?)があって、そこから色んなジャンルの映画にもどんどん魅了されてます。先日もムシャクシャした気持ちが映画のお陰で柔らかくおさまったという感じです。
というのが、ただいま私はウクレレの発表会に向けて練習中、未だに平気で音を外すんですね。日にちがなくなりだいぶ焦ってるのでそこを笑われると腹が立つんです。簡単にイラッと沸点に達します。なにが可笑しい!!一生懸命やってる人を笑うとは何事だ!!こんな人とこれからも一生暮らしていくのかと思うと情けないような悲しいような気持ちになりました。
私は昭和人間だからか努力や泥臭いとか必死で食らいつくみたいなことに心が動くのです。だからそういうところ、悪気がなくても笑わないでほしいのです。映画の話というより愚痴になってますけど、話し続けます。
だけど、映画を見終わる頃には怒りが嘘のように"なんてことないや"という気持ちになってました。
映画のあらすじとかラストレターというタイトルの意味はここではふれないけど、単純に手紙でつながるっていいなぁ。。。と思えたのです。
お気に入りの万年筆で書くとどんなに腹が立っててもワンクッション置いて冷静になれる。直接話せば言い争いになること、LINEでは素直に伝えられないありがとうやごめんねがあって。ひと昔前の青春時代のように手紙や交換ノートなら風情や懐かしさが助けてくれるんじゃないかと。そんな面倒くさいことが自分に向いてる気がして私は私らしく人との関係を作っていこうと思いました。
グループや輪が苦手だけど、孤独はやっぱり寂しいですよね。人から必要とされてないと感じることほど心を削られるものはない。私は今まで何度もこの思考を捻転させてきました。
映画の中で売れない小説家の乙坂が三人の女性からサインを求められるシーンがあって、人から必要とされる限り人間は信じるものを追いかけて諦めないのではないかと思いました。
一人では生きていけないってよく言うけど映画に登場した阿藤のように誰もが社会から孤立する可能性があることも強く感じました。DVや貧困など社会的問題の要因を考えるそんなメッセージもこの映画にはある気がします。
私は人にしがみつきたくなる傾向が強いし、それは相手に同じように求めたり期待する魔物だと思っています。度をすぎると自分を苦しめることもちゃんとわかっている。そんな中でも私はやっぱり人を必要としたり、されたり、たとえ苦しくても心の底では無意識にそちらを選ぶのかもしれません。
ここ3年は寂しさや孤独を誰もが経験したけど、一方でほんとに繋がりたい人やモノも見えてきたのも確か。相手を尊重しながら大切な人との時間を育みたいと思うようになりました。
先週末は三男のサッカーの試合が炎天下の中行われました。中学最後の試合で優勝できて息子たちはとても喜んでいました。泥臭くボールを奪い合い、ライン側までボールを諦めない全力の走り、そんなひたむきな子どもたちの姿に保護者も敵味方関係なく応援しました。
ここにいる子どもたちは部活を引退して明日から受験に向けて勉強に励みます。(いや、そろそろ勉強してくださいね!)映画の中の主人公の言葉が子どもたちの姿と重なりました。
夢を叶える人もいるでしょう。
叶えきれない人もいるでしょう。
ひとりひとりが他の誰とも違う人生を歩むけど
辛いことがあったとき
生きていることが苦しくなったとき
きっといく度もこの場所を思い出すでしょう。
自分の可能性が無限に思えたこの場所を。
お互いが等しく尊く輝いていたこの場所を。
仲間となにかに打ち込んだ経験はこの子たちにとっておそらく生涯忘れがたい日となる!
自分の信じたものを追いかけてみたら。大好きなサッカーの道。大人の変な知恵に惑わされるなと進路に迷ってる三男に伝えましたが決めるのは本人。好きにしなさい。
映画ラストレターを観て自分の中で気づいたり自分の頭で考えたりとてもいい時間の使い方ができたと思います。なにかに追われていたような毎日から仕事もプライベートもじっくり何かに取り組む生活へ少しずつ、こんなふうに年を重ねていくのもいいなぁと思います。
色んなこと書いたけど、今日も良い一日になりますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?