もしも琥珀色だったら
こんにちは。
こんひろです。
子どもの頃、井上陽水さんの歌うコーヒールンバを聴いてコーヒーの魅力に想いを馳せた。
心ウキウキ不思議なムードで恋をする。
したい! したい! いたい! 恋したーい。
よし、コーヒー飲んじゃおとインスタントの粉をティースプーン3杯盛って湯を注いで飲んだ。
井上陽水も荻野目洋子もこはく色って歌ってたじゃん。でもそんなお洒落なのわからなかった。口に含んだ瞬間かたまった。吐き出すか飲み込むか。香りもアロマじゃないし真っ黒だったけど大人はこれに痺れるのかと真剣に信じた。
それ以来コーヒーは苦手。
カフェでコーヒーを飲むカップルを見てこの二人はアレに痺れたのかと密かに眺めていた。
で、私はいつの間にか美味しいコーヒーに巡り合い今では毎日欠かせない。決して痺れたわけじゃない。
今朝は夫が淹れてくれた。先日私が尾てい骨を骨折したので気遣いが、いや気遣いは嬉しかった。
そして、思った。
私のコーヒーは3つある。
ひとつ目は、特別なコーヒー。
これは夫が淹れてくれたもの。
ふたつ目は、普通のコーヒー。
これは自分で淹れるいつもの。
3つ目は、悲しいコーヒー。
それは、夫が間違えてしょっぱいコーヒーを出した時。間違いなく塩だった。
でも最悪なのは悲しいコーヒーではない。せっかく淹れてくれたコーヒーを捨てないといけないとき。
これからも夫は私のためにコーヒーを淹れてくれるでしょう。私はブラックが好きです。できればお気に入りのカップでスイーツも添えてもらって、一緒に楽しい時間を過ごしたいのです。
夫よ、せめて砂糖と塩は間違えないようにして頂きたいのです。
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