相手との関係は自分の意思から
「他者との関係」についてどう考えているか?
先週、「カフェゼミのサブゼミ」を開催した。「サブゼミ」というのは、いつものカフェゼミの学生企画バージョン。いつもはゲストの話を聞いて対話をすることがメインだけど、ワークショップをするのも面白そうだったので、今回は元木一喜さんにファシリテーターをお願いしてABD(Active Book Dialogue)で『プレイフル・シンキング』をみんなで読んだ。
リレープレゼンの中で、自分が変わることができるかどうかを考える時の心のあり方についての話が気になった。他者評価を気にしている人は、失敗することを恐れてしまうし、自分が攻撃されていると過剰に感じてしまうという話が一番印象に残っている。また、イベントなどを主催するとして、自分の役割が達成されたかどうかを気にするのではなく、イベント全体が良いものになることを考えていることの方が重要である、という話も、心にずしんと来た。自分が課題に感じていることだったし、「自分に当てはまりすぎて、どうしよう、だめだな~。」と思っていた。その後に、もっと他人の力を頼ろう!という話もあった。「誰もが自分一人で全てのことができるわけではない、必要な知識やノウハウは人とのネットワークに分散して存在している」という話で、それにも共感できた。今回のカフェゼミのサブゼミだって、先生とチューターのくりのさん、ゼミ生、元木さん、会場(アーツ千代田3331)の方、参加者の方、など、様々な人がいたからアイデアが出て、楽しく考えられる場ができた。何より、自分一人でこもって考えている時間ほど、アイデアが出なくて焦り緊張する時間はない。人と話すことで、自由な発想ができる。「他人の評価を気にしちゃう」けど、「他の人と一緒に何か創ることや話すことも楽しい」。この2つは自分の中に存在しているけど、同時には存在してないかも、と思った。でも、なんかよく分からなくなった。
そして何となく、もやっとしている時に、ゼミ生が越境に誘ってくれた。その場は、今ある悩みをみんなと話してハッピーになろうという、とてもとても明るく面白い場だった。私は、「他人の評価を気にしちゃうのを何とかしたい」ことを話した。話しているうちに、「その人からの評価を気にしている」ことより、「その人と話しやすい環境を作っていない」ということを発見し、そっちの方が問題なのではと思った。そのイベントでは、3,4人のグループになって自分の悩みを話す時間が1人12分あったのだが、その前にアイスブレイクがあっても、初対面の人に自分の悩みを話すのは緊張した。その時に、自分が話しやすいように、素直な感情を表現した言葉で喋り、みんなに自分の空気感を伝えるようにしていた。というのを、一緒に話していた方から言われて気付いた。評価を気にした考えや行動になってしまうのは、素直な自分を出していなくて、相手と対話できる環境をつくっていなかったからなのかなと思う。まずは、目の前の人と向き合うというところからかな。あと、カフェゼミのサブゼミでの元木さんと悩みを話すイベントでも共通して思ったことは、人が話している時に「うんうん」と共感した時に声に出していること。その声があることで、安心感が生まれて喋りやすくなることと、人の反応が伝わってコミュニケーションできているのではと思う。「評価」するされるの関係と思うのではなく、対話ができる関係・環境つくりをしようという意識が大切だと思って、この感覚忘れたくないなって思いました。