1人とみんなで働く。
まだ働いたことのない私がイメージするオフィスは、グレーのデスクが向かいあった島が並んでいる。みんなパソコンに向かってカタカタしていて、偉い立場の人のデスクはその島を見るように窓側に位置している。
これは、何かのドラマとかで見た印象だと思うけれど、昔ながらのオフィス。
先週のカフェゼミでは、働くしくみと空間をつくるマガジン「WORKSIGHT」の編集長である、山下正太郎さんがゲストに来てくださり、今まで想像したことのなかったオフィスを見た。
今はネットがあれば、いつでもどこでも仕事が出来る。だからこそ、人と直接会っている時間をどう使うか、何をするか、が大事になっている。
思い返せば今までの色んなミーティングで、時間をわざわざ合わせて同じ場所に集まっているのに、なかなか進まない・・・なんてことを、繰り返している気がする。
何度もミーティングをしていくうちに、会う場所はいつも同じ場所になっていき、沈黙が生まれたり、行き詰ってみんなで苦しい顔をしている。
逆に、日常の生活を送っている中で、ふと突然なにか思いついて、その瞬間にみんなにネットで共有することの方が多い気がする。今の時点では、直接会っている時間を上手く活用出来ていない。むしろ、一人の時間の方が、まだ心を落ち着けて、発想することが出来ているように感じる。
直接会った時に、一人で考えてきた抽象度の高い案を色んなひとの意見を交えて、形にしていくことが出来れば素敵だな、と思うけれど、なかなか出来ていない。社会人になって、もっとミーティングをするようになるからと言って、いきなり出来るわけでもない。
まず、自分の想いを言葉にして相手に伝えることから始めよう。だんだん伝えることが出来るようになってから、自然と相手と同じイメージを持ちながら話すことが出来るのだろうな。
そして、その想いをたくさん伝える場は、今いる場所だけではなく、色んなところがいい。
場所を変え、人と出会い、伝え、なにか始める。
今よりもっと広い世界にいき、自分の目で、身体で感じながら、言葉にして発信していこう。