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画と小話

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新聞各社には一面コラムと呼ばれる特別な囲み欄があります。 2,3分で読める500字前後の短文に日々の世相を反映させ、 時には落語の「お後がよろしいようで」とウイットで退くような …
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2023年4月の記事一覧

大空に深呼吸

幼なじみとつるんでヤンチャやってた中学生時代。 それから違う道を歩んで10年目に再会すると…

宮嵜道男
1年前
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政治は女性に任せよう

小さい男の子がお母さんと手を繋いで歩いている。 男の子は道の端の段差の上を不自由に歩くこ…

宮嵜道男
1年前
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曜変天目茶碗の手垢

冥土の土産だと一席18000円夫婦二人分を予約して 歌舞伎座公演を観に行った。 夕方の開演なの…

宮嵜道男
1年前
9

自転車に乗った青年

自転車に乗った青年がカルバー・ブルバードから パームズ・ストリートに曲がりかけて、 ホーソ…

宮嵜道男
1年前
2

二度のコロナ感染で判った事

初戦は正面からパンチを受けて、完全に鼻が潰れた。 第2戦は喉をやられてダウンした。 対戦相…

宮嵜道男
1年前
9

水面

 駿府は家康の手腕で木工の産業が栄え、 木の模型やプラモデルのメッカとして今に伝える。 そ…

宮嵜道男
1年前
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新時代の大輪の花

ハナミズキの花がはじめて立派に咲いてくれた。 花びらは、追い羽根の羽根のようで小町娘を思わせる。 十年以上も前の事、となり近所に植木職の頭領が住んでいて、 立ち話から花水木を2本、庭に植えて貰うことになった。 木はどんどん大きく育ったが、花らしい花が一向に咲かない。 どうしたものか頭領に相談すると、根を少し切って、 イジメてやるといいと言われた。 「イジメる?」それはいやだなと思った。 確かに大通りの街路樹の花水木は排気ガスに晒される 厳しい条件の下で見事に咲いている。 植

後世に心地よい響きをあげたくて

先月のWBCの余韻が尾を引いて、テレビも新聞も 大谷翔平の名前が踊っていたが、 坂本龍一の悲…

宮嵜道男
1年前
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日陰の可憐な花たち

首の筋がおかしくなるくらい桜を見上げてきたこの一週間だった。 流石に桜も盛りを過ぎて、他…

宮嵜道男
1年前
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