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画と小話

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新聞各社には一面コラムと呼ばれる特別な囲み欄があります。 2,3分で読める500字前後の短文に日々の世相を反映させ、 時には落語の「お後がよろしいようで」とウイットで退くような …
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2022年12月の記事一覧

日向ぼっこのイメージ巡り

現代の世界が出しているCO²が原因で地球温暖化が進んでいると あちこちでやかましい。 それに…

宮嵜道男
2年前
3

三歳までに全て清算済み

ランドセルを背負って黄色い帽子を被った女の子が お母さんと歩いている。 あっち向いてホイを…

宮嵜道男
2年前
8

親の賢さ

 子供の頃、父と銭湯に行った時のことだった。 湯船で十分に温まって、上がる片付けを始めた…

宮嵜道男
2年前
4

何故かリアリティーは好まれない

20年近く使ってきた書斎の小型スピーカーがチリチリと 異音が出始めたので自分へのクリスマ…

宮嵜道男
2年前
6

恋の痛み

本当に久し振りにリサ・フィッシャーのCDをセットして聴いた。 これまで気付かなかったが、い…

宮嵜道男
2年前
7

カメラマンは黒装束

ロサンゼルスからやってきた新進気鋭のカメラマンと 拙い英語ながら話す機会があった。 アル…

宮嵜道男
2年前
9

ハイビスカス三兄弟

ハイビスカスと云えば 小麦色のハワイ娘の黒髪の花飾りを想わせる。 そのハイビスカスのレモンフラミンゴの三兄弟が 冬の庭で寒そうに葉を縮めているのに気が付いた。 直ぐ様、鉢を拭いて部屋に上げた。 翌日、見るとガラス越しの日差しを浴びて大手を 拡げて悦んでいる。 寒かった、ゴメンネと三兄弟に詫びた。 自分ばかり、長袖シャツに股引、セーターを 着込んで防寒してた。 人一倍寒がりで、身も心も縮こまって、 周りへの気配りが疎かになっている。 愈々、師走に差し掛かる。 夜明け前が一番暗い

兵馬俑のモデルたち

菩提寺が旧乃木邸の向かいだったので、両親は墓参の帰りには よくここに連れてきてくれた。 私…

宮嵜道男
2年前
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