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ライブでハモる心得帖

そろそろ「秋」の歌をアップしようかと思いましたが
意外と好評な「ハモリ講座」をやりました。

リクエストが来たので「昨日からの逃げ道」です。

「昨日からの逃げ道を3声でハモろう」

https://youtu.be/tJMYqHOpa6c


これまでNSPの曲で「白い椅子の陰」「面影橋」
そしてこの「昨日からの逃げ道」と取り上げてきましたが

「1人で練習してると歌えるけど、みんなでやると出来ない。
  ましてライブでは怖くて・・・」

と、かなりの人から言われました。

まあ、そうですよね。お気持ち、よく分かります。

そこでオレなりのやり方を説明しておきますので
参考にしてみてください。


* 1. とにかく練習!

まず、曲が決まったらハモり方を考えます。
NSPだと「3度上」みたいなラインがほとんどなのでそこを押さえて、
それから独立したカウンターラインみたいなのもコピーします。

ただ、日足のようにオレ1人しかコーラスがいない時は要注意です。
歌詞がある「字ハモ」(例:白い椅子の陰のサビ)は大丈夫なのですが
「ア~」とか「ウ~」のコーラスは1人でやっても寂しいだけです。
中村さんと平賀さんのように2人でやると決まるのですが。

なのでそれは「無くす」か、井上さんがオーボエで参加してる時は
オレの声とオーボエでハモるのを考えます。

で、コーラスパートが決まったら、忘れないように
NSPの曲にオレの声を重ね録りします。

もし全部で10曲やるのならその10曲をずっと歌ってます。
家事してる時とか、歯を磨いてる時、風呂に入ってる時・・・

1ヶ月ほどやってると「ハモのほうが主旋律」になります。


* 2. 本番での焦りに注意!

ただ、ここまでやっても いざ!本番! ってなると・・
お客さんがいて、スポットが当たると・・・

・・・・・・飛びます・・・・・(by山崎ハコ)

あれほど練習して来たのに〜〜〜〜〜
毎日、娘に「キモチワルイ〜〜」って言われながらがんばったのに〜

・・・・・・ソ・レ・デ・モ・飛びます・・・・・

歌詞も、ハモリのフレーズも真っ白になります。

これはもうしょうがない・・・しょうがない・・・・
♫雨の日はしょうがない〜〜〜♫(by小室等)

ライブを何度かやってると次第に慣れてきます。
すぐにあきらめないで、何度もトライするのが大事です。


* 3. ステージ上で

そしてステージ上で怖いのが「モニター」というヤツです。

「モニター」とは演奏者のために、足元に1つづつ置かれた
スピーカーのことです。

練習ではそんなのはありませんよね。
ライブ会場が少し大きいとこのモニターが用意されたりします。

するとここからVoの声がド〜〜ンと聞こえます。
当然、自分のを見失います。

そんな時はPAさんに

「あの〜オレの「ころがし(モニターの事)」はVoいらないんで
  オレの声だけ返してください」

って言えば大丈夫です。

ただ、PAの機材によってはメンバー全員一緒
「運命共同体」の時もあります。
個人のワガママ(?)は通らないので、その時は・・・・ガンバッテネ


* 4. 勇気を出して大きな声で!

とにかくステージ上は「怖い環境」です。
さっき言ったように「モニターにデカイVoが出てくる」
事もありますし、ドラムがいるバンドだと「他の音が何も聞こえない」
事もあります。

「どうしよう〜〜歌うの止めようか・・・・」
「小さな声でバレないように歌おうか・・・・」


アナタの心の中の「サルコウモリ」はささやきかけます。

でもね、コレが間違いなのです!

自分のハモリを成功させるには

「とにかく大きな声で歌う!!!!!!!」

のがすべてなのです!

ボソボソ歌うから音程を見失います!

Voに負けないように大きな声で!


とは言ってもサビになった途端

「♫ア〜〜ア~~ア~~ す〜て〜て〜♫」

の巨大な声が聞こえてきてはお客さんも迷惑なので。

「マイクから離れて」

歌いましょう。シュアのSM58とかのマイクだと15cmも離れれば
あまり拾いませんから。これならVoの邪魔はしませんよ。


結果

とにかく練習
ライブになれる
モニターに注意
離れて強く

で、がんばってください!

な〜に、いつもやってりゃ すぐに上手くなりますよ。
余裕が出来たらVoに合わせて気持ちよくハモりましょうね!

アディオスアミーゴ〜!

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