加速度.のリズムは難しい〜
リクエストは「ヒライダディー」さんからです以下
「さださんの加速度をお願いしたいのです。
この歌今度夏祭りのライブでやるのですが
イントロがよくわかりません。リズムがとれないのです。
それとEm/DとかEm/C#とか楽譜に書いてますが
なんのことか分かりません。この歌の恋愛エピソードとかじゃなくて
すみません。サトウさんのやってる映像を見て参考にします」
と言う訳で「弾き語りリクエストVol-15」4曲目は
「さだまさし」さんの「加速度」です。
この「弾き語りリクエスト」もついに「教則ビデオ」
の域に達しました！(^_^)
それにしてもアップが遅すぎましたね～(^_^)スミマセン
来年の夏祭りの際には参考にして下さいね。
まずイントロのピアノフレーズですが今回は
国武君がギターで弾いてくれてます。
これ、アレンジャーの立場から言わせてもらうと
よくやる「リズム遊び（？）」の一環です。
はじめにコチラを見て下さい。
8分音符が並んだ、分かりやすいメロディーですね。
ミ、シ、ミ（高い）、シ の4つが繰り返されてます。
仮に数字で
1、2、3、4
としましょう。
そして「加速度」は「8ビートシャッフル」のリズムなので
「3連符」が中心になります。
さっきの譜面を「3連符」でくくると

このようになります。
なんだか全然違って見えますが、良〜く見ると
音の順番はさっきと同じ
ミ、シ、ミ（高い）、シ
を繰り返してるのがわかります。
ただ、「3連符」なので区切る場所が違ってて
数字にしてみると
1、2、3、 4、1、2、 3、4、1、 2、3、4
となってます。この「3連符」のくくりに惑わされてるのです。
ただ、ラストの音は「4」で無事に終わってるので
次の小節はまた「1」からめでたくスタート出来ますね。
イジワル（？）ですよね(^_^)「3連符」の曲なんだから
ド、レ、ミ ド、レ、ミ ド、レ、ミ ド、レ、ミ
みたいに、区切りよく「3つずつ」のフレーズにすれば分かりやすいのにね(^_^)
つまりこれは「3連符」に「4つ」の音を使って「ズレていくリズム遊び」
（でもラストはちゃんと着地する）
という訳です。
お分かりいただけましたでしょうか？
文字で説明するともどかしいです。
次に「Em/D」とか「Em/C#」ですが
これはコードはEmを弾いて、ベース音はD（レですね）を弾きましょう
と言うことです。
普通Emならベース音はE（ミ）ですね。
これをあえて「D」と指定したわけです。
「Em/C#」ならベース音はC#（ド#）です。
（これ、C#m7-5 とも言えます）
もしバンドにベース君がいるのなら
多少強引ですが、ギターはEmだけ弾いてても良いですよ
ベース君がDやC#に動いてくれれば
お客さんには
Em - Em/D - Em/C# と変化して聞こえますよ。
詳しくは私たちの演奏を繰り返し見て下さいね(^_^)
さて、この曲 作詞はさださんで、作曲は渡辺俊幸さんなんですね。
へ〜珍しい。さださんって普通、作詞作曲どちらも手がけますよね。
渡辺俊幸さんも凄い音楽家ですよね。「赤い鳥」のドラムだったり
オーケストラの作曲家だったり指揮者だったり。
詳しくはWikipediaに譲りますが、
お父様がまた凄い！
知ってますか？ あの「渡辺宙明」さんですよ！
マジンガーZのヒット曲を持つ！
オレとしては「野球狂の詩」のテーマ曲も好きです！
この辺はしゃべり始めると止まらなくなるので
また別の機会に(^_^)
さて次回は・・・ヒット曲です
時代を象徴するような歌ですよ。
お楽しみに！