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哀しみのバラード
「わたぼうし」さんからのリクエスト
「こんばんは、高校生の時、名古屋でのNSPのコンサートに行ったのですが
前座(いまはオープニングアクトっていうのですかね)に出て来た人が
北へ北へって歌ってました。聞いたこともない歌でしたが
なぜか耳にずっと残ってました。」
前回の予告で「次はアップテンポのアニソン」って書きましたが
予定を変更しました。
根田成一さんの「哀しみのバラード」です。
実はオレもこの時のNSPツアー行きました!
初めてNSP行ったのは1975年10月28日 大分文化会館。
その次か、さらにその次のツアーだったか、やはり大分文化会館でのライブで、始まるのを 今や遅し、と待っていたら ようやく幕が開き
ワ~ ってお客さんが叫んだのもつかの間
静かに一人のシンガーが歌い出しました。
ん? NSPじゃない・・ 誰? って正直戸惑いました。
それまでのコンサートでは前座は無かったし
今回も前座があるなんて告知も無かったので。
でも、オレはラジオでこの歌を聴いたことがあったので
すぐに「根田成一だ」って隣のタンチンに教えました。
歌、上手かったです。独特の雰囲気もあったし。
「わたぼうし」さんと同じように ♫北へ 北へ♫
がとても印象的でした。
そしてあれから長い年月を経て、また歌って見ました。
この曲もポプコン出場曲ですね。
1976年 第11回大会 の優秀曲賞を受賞してます。
この時のグランプリは「サンディー・アイ」さん。
のちに「サンディー&サンセット」のVoになります。
この方が「サンドラ・ホーン」名義で歌ったのが
「ルパン三世」のエンディングテーマ「ラブ・スコール」ですね。
オレも以前歌わせてもらいました。
まだ見てない方はどうぞ。サトウとしては会心の出来(^_^)
「佐々木幸男」さんも「君は風」で同じく優秀曲賞。
我が九州からは、オレがCMを歌ってもらったこともある
「西田恭平」さん。これまた同じ優秀曲賞。
ちなみに「西田恭平」さんはこの次の12回大会で見事グランプリを獲得します!
そして、この11回大会はゲストがNSPですよ!
そんなつながりもあって前座に抜擢されたのでしょうかね。
さて演奏ですが、この曲は構成がいたってシンプルですよね。
「A」と「A'」の2つだけ。
それだけに「北~へ 北~へ」のリフレインが強烈です。
良いなあ~ ゴチャゴチャしない素敵な曲です。
ただ、シンプルなだけに、オレみたいなのがヘタに歌うと
「な~んて事もない地味な歌」になりかねないので
後半に行くに従って盛り上がるように歌いました。
かと言ってあまり感情的になりすぎるのも変なので
加減が難しいですね。
KeyはEです。 オレはEの時は大体2カポのDで弾きます。
で、カポを1~5弦までにして、6弦だけは開放になるようにします。
こうすると低音のEが出せるので重々しくて良いのです。
コード進行はKey=Cに移調すると
C - Am - F - G
の1 - 6 - 4 - 5 の循環コードですね。
これからギター始める人には練習曲としても良いかもしれません。
(イントロは少しだけ違って C - Em - F - G)
この歌、このまま歌うにはかなり高いです。
最高音は「#ソ」、ギターだと1弦の4フレットがしょっちゅう出て来ます。
気合い入れないとひっくり返ります(^_^)
で、必死に歌ったら、井上さんに
「声が若いですね」と言われました(^_^)
ジジイが精一杯「青春の声」で歌ってます(^_^)
印象的なハーモニカのフレーズはモチロン井上さんのオーボエで吹いてもらってます。
ただ、ハーモニカではよくやる「半音ダウン」する奏法はオーボエでは出来ないので
普通に吹いてもらってます。
パーカッションは、おなじみ
「タマゴシェイカー」と「トライアングル」「タンバリン」でした。
今回も飛び道具的なのは出て来ませんでしたね(^_^)
さて次回こそアップテンポの新しめアニソンです。
お楽しみに!