黄昏に語りて
ついに師走に突入。
しかしまだまだ「秋」と思いたい。
赤とんぼが田んぼに舞っている秋。
村人総出で稲刈り そして籾すり、藁積み
どでかい夕陽・・
日足の田舎モノとしてはこれが原風景。
自分が生まれた季節でもあるので
やはり秋は格別。
さて「黄昏に語りて」を完コピしてみた。
この天野さん初のソロアルバムが
大好きで、当時とてもよく聞いた。
裏ジャケには参加ミュージシャンがズラリと映ってて
「誰がどの曲に参加したのだろう?」
ってあれこれ考えてた。
なにせ、1曲ずつのデータが書いてないのでね。
「黄昏に語りて」は
ギターはエレキもアコギも高中正義さんだな。
で、アコギのソロだけは天野さんだな。
ベースは平賀さん?
キーボードは佐藤準さん
ドラムは市原康さんかな~?
な~んて予想してますが、どうでしょう?
ストリングスやブラス、グロッケンなどのいわゆる
「うわもの」は入って無くて
「リズムセクション」のみのシンプルなアレンジ。
ギターパートはアルペジオをエレキとアコギで
まったく同じように弾いてます。
エレキはハーフトーンでコンプレッサーバリバリで
コーラス等のモジュレーションは無し。
たぶん高中さんがエレキで弾いたあと、同じように
アコギでもう一回弾いたと思います。
スピーカーの右がエレキで、左はアコギ。
そしてボリューム奏法を多用したエレキのアドリブが
全編に渡って入ってます。
「線香花火」や「始発電車」での高中さんのボリューム奏法の名演を
思い出したので、この曲は高中正義さんと予想しました。
ベースはシンプルなルート中心のアプローチ。
トーンを少し絞った、くっきりした輪郭の音作りです。
ピアノは軽いタッチでのコード弾き、ですが
ここぞ と言うときに入るフィルインが効果的です。
ドラムはいたってシンプル。ガッチリタイトに
リズムキープに徹してます。
まあハデなアプローチなど必要の無い歌ですからね。
アコギのソロはその「クセ」からしてもう天野さんでしょう。
ペンタトニック中心の無理のないソロです。
コーラスはオリジナルでは3人のユニゾンなのですが
ここでは「上のパートのハモ」を入れてみました。
話は変わりますが、こうやって長いこと「完コピ」
にこだわって、細部にわたる考証をやっていると
「演奏ミス」に気づきます(^_^)
ライブではよくミスはありますが
スタジオ録音ではディレクター等が
細かくチェックしているので滅多にありません。
特に最近はコンピュータベースの作業なので
「ほぼ完璧」な歌と演奏です。
「ほぼ完璧」・・・実はこれが「音楽」本来の
魅力を無くしているのです。
「出来過ぎ」のものはダメなんです。
一所懸命やったのに、どこかにミスがある
この愛嬌みたいなものが良いのです。
オレもCMやらアレンジやらたくさんやってきましたが
「なんか怪しくね」というのを内包した作品を常に目指してます!
ある程度「雑」で、ある程度「いい加減」なのが
長く聞いてもらえる そう考えてます。
さてこの「黄昏に語りて」も
ギターが思い切りコード間違えてます(^_^)
完コピしてるオレですが、さすがにそこは直して弾きました。
どこ?
それはみなさんでオリジナルを聞いて
探してみてください。
え~っ 気にならないけど~
それはそれでいいんです。
「if it feels good. it's alright」
スライストーン先生のありがたいお言葉!
ー 閑話休題 ー
ウチの実家はわずかばかりですが田んぼがあります。
今は誰も稲作をしていないので日足の永松さんに
作ってもらってます。
で、収穫したらウチの取り分を何俵かもらうのですが
これがウマイんですよ。
日足地区はもともと土壌が良いので、美味しいお米が
自慢なのです。
いつもはコイン精米所で30kgを一気に精米していたのですが
今年は家庭用の精米機を買いまして、食べる分だけ精米する
という、贅沢な作戦にしました。
負けてはならじ(?)と炊飯器も上等なものを
買い直しまして、新米を今や遅し!と待ち構えておりました。
そしてついに永松さんから「出来たよ」との連絡があり
取りに行ってきました。
説明書を片手にゴリゴリと3合ほど精米し
音楽業界では「米とぎ上手」のオレが鮮やかな手つきで研ぎ上げ
水の量にも気を遣い、
今年の「新米」が艶やかに炊き上がりました!
家内が手早く三角に握って、うまそうなオニギリが
次々と皿に並びました!
あとはみそ汁と香の物。もうシンプルかつ最強の布陣!
あ~幸せ~
さっそく、パクッ!
ー ン!?・・・・・・・・甘いな・・・ ー
やはり新米は甘い・・強いねばりと甘さ・・
にしても甘い・・ウチの息子の将来の夢 くらい甘い・・・
すると家内が
「間違った!砂糖で握ったわ。ふりかけでもかけて食べて」
ー ・・・・・・・・・・・・ ー
さて次回は・・・
もう「冬、直前」の歌です。つまりまだまだ「秋」ね(^_^)
お楽しみに!