日常の騒音

ひとり暮らしをはじめた。

引っ越してから気づいたが、隣や上下の音がわりと筒抜けな物件であった。そして、向かいのビルに入っているカラオケスタジオや物流基地(?)の作業音もめちゃくちゃ聞こえてくる。


そういった音がストレスになるほうではないので全然構わないし、ある日突然全て引っ越して周囲から音がしなくなったら私は寝坊して毎日遅刻する。



朝5時ぐらいから、隣の物流基地のシャッターがあいて箱等を積み上げる音が聞こえはじめ、

6時半に、隣の部屋の住人が掃除機をかけはじめ、

7時頃に上の階の住人が朝シャンをする。

8時前から物流基地で働くおばちゃんたちの談笑が聞こえだし、

8時を過ぎると近くの小学生がはしゃぎながら登校してるであろう声が聞こえてくる。


私は毎日同じ時間に同じことをする、といったルーティーンが苦手というか、ほぼできない。

そのうえ、自然に目覚めることもなく寝起きがかなり悪い私にとっては近隣の他人の規則正しい生活音、まじで有難い。


会社に近いところにしたためか、会社の人が同じ建物に住んでいることが判明した。

(幸い、私の部屋とは接していない場所なので、私の生活音はきこえていない模様)



そしたら会社の人が

会社の人「めちゃくちゃうるさくないですか?物件選び失敗しましたよ~」


といってきて、私は、

私「あはは、わりと物音しますよね~」

と答えたが、


今の物件に満足しているのである。


日常の騒音、他人の生活音が聞こえる、

この部屋でひとりで暮らす私だけではなくて、

扉をあけたら他の人の世界も広がっていて、

私はその中のひとりで、


ひとり暮らしだって寂しくないよって思える。



詩かな??恥ずかしい。



おわり。

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