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17歳、音楽・歌未経験がバンドに参加して文化祭でテーマソングを歌った話

こんにちは 高2男子です
最後まで読んでいってね


ぼくの一夏の青春共有させて頂きます


高2の夏休み前にこんな話をされた
’’私たちのバンドのボーカルの子が転校しちゃうんだよね…’’

この一言から全てが始まった……

バンドの誘い🥁

前述の通りボーカルの男の子が転校でこの学校を離れるらしい…
このバンドの構成は
ボーカル ギター ベース キーボード ドラム
の5人構成らしい

ギター・ベース・キーボードが女の子で
ドラムが男の子だった。
女子のバンド姿ってかっこいいな、、、なんて考えてた笑
ドラムとベースの子とは高1のときに同じクラスで、
ベースの女の子がこの話を持ちかけてきてくれた。

ベースの子と仲のいい男の子が
’’あいつ歌上手かったよ’’とぼくのことを伝えたらしい。

確かに思い返せば
その男の子と2人でや複数でカラオケに何度か行って
歌いまくったなぁと…

そこからベースの女の子とその男の子と、ベースの子の友達と4人で
カラオケに行った。
ぼくの歌声をきいてみたいとのことだった。

何を歌ったかあまり記憶にないが、
確かOfficial髭男dismの’’ミックスナッツ’’や
Vaundyの’’怪獣の花唄’’を歌ったような、、、

こんな風にはさすがに歌えない笑↓↓↓↓

片足上げて目つぶりながら歌う人がいるのはなぜ?笑
友達がこれでQueen歌ってたときは死んだ笑笑


それを録音してドラムの子に送るらしく楽しかったが
オーディションみたいに感じてしまい
少し緊張した🫨

歌は昔からずっと大好きで、家で歌って親にうるさいと
何度叱られたことか……笑

カラオケを後にし
バンドかぁ未知の世界やけど楽しそ
なーんて考えながらとことこ歩いて家に帰った。

バンドに加入!?🎼

後日ボーカルお願いします!と連絡が…

こうしてぼくは音楽・歌未経験でバンドのメンバーとして
正式に加入することになった。

正直うれしかった笑
中学の時から一度大勢の前で気持ちよく歌ってみたいという
夢があった。
それは10人とかの大勢でカラオケに行ってその前で歌えば
満たされるくらいの小さな希望だったが
まさかこんな機会を貰えるなんて
ぼくは’’ついてる’’と伝えてくれた男の子に感謝した、、、

そして音楽部の入部届を握りしめて顧問の先生のいる他棟の物理準備室まで駆けていった。


文化祭で歌う!🎤

ぼくのバンドはぼくとベースの子を除く3人が吹部で
ベースの女の子も元吹部らしい
ぼくは小学校のころにエレクトーンをちょっと習ってたくらいで
みんなに比べればゼロに等しい

⬆エレクトーン
曲によってはというかほとんどの曲で両手両足を使う鬼畜楽器笑
不器用なぼくには厳しかった


もともと、文化祭で音楽部バンドが1年の展示や演劇部の劇
などと同時進行でミニライブを開催して聴きたい人が聴きにくる
というもので、ぼくたちは
Saucy Dogの’’シンデレラボーイ’’を披露する予定で、
持ち時間も6分ほどだと聞いていた。

これを目標にシンデレラボーイを何度かみんなで練習した。
朝早くバンドのプレハブ小屋に集合し、わちゃわちゃしながら
合わせた。

夏の熱気がむわっとこもっていて生ぬるい空気が漂っていたが
なんだか心地よかった…

何度か練習したあと、まだまだ全然形になってないなと
話していたときにメンバーの一人からこんな話が持ち上がった。

’’文化祭のさ、テーマソング募集してるからやってみない?’’

それって自分たちのオリジナルソングが持てるってことだよね?
一人が答える
それって楽しいかも、、、
それに続いてもう一人…


何分か5人で話し合って応募する方向で話がまとまった。
ちなみに生徒会やクラス役員による投票できまるらしい。

自分たちで1から曲を作るなんてコピーよりも
もっと難易度の高いことだ。
しかし同時にやりがいや達成感もえげつないだろう。

ドラムの子が’’俺作曲するわ’’と申し出た
あとは作詞をどうするか、、、
女の子たちが全員ぼくを見た
’’わかった。作詞するよ’’

ぼくは作詞を担当することになったというかなってしまった…


初めての作詞♪


とはいったのの、ぼくに特段優れた語彙力があるわけでもなし
ワードセンスもないし、うたいやすさも考慮して文字をあてないと
いけない(高い1音などが出しづらい音だと歌いにくい)

あと、自分で歌う歌を自ら作詞するのはなんだか恥ずかしい笑
こいつこんな感じなんだと歌詞が自分を表しているように思えて
なんだかもどかしい

数週間してバンドのグループラインに音源が送られてきた
おぉ〜とグループ内が沸いた

構成は1Aメロ➡1サビ➡2Aメロ➡2サビ➡落ちサビ➡ラスサビ
のBメロCメロ無しの構成で曲自体も3分ほどのわりと
短いものだった。

何から始めるのが最適かわからなかったが
とりあえず音数を数え行ごとに記した。

青春系の曲を聞いてみたり、歩きながらふと思いつくことを
待ってみたりした。
アイドルのプロデューサーとして作詞をするようになった指原莉乃さんが
YouTubeで’’恥ずかしながらめちゃくちゃ辞書引きながら
必死に考えちゃってます’’と言っていた。
それを思い出してぼくも本棚から辞書を取り出して 1週間かからないくらいで
完成した歌詞が
これだ


作詞が終わってから歌詞が1日の空模様と学校生活にリンクしていることに
気がついた。
自然と無意識のうちにそうなっていた
決して優れた歌詞ではないが
なんとかうまくまとまった。

練習開始!

朝からプレハブ小屋に集まって少しずつ練習を始めた。音楽部のマイクアンプが壊れていたのでまさかの地声での練習になってしまってとてもきつかったが、本番に向けて必死に歌った。

ここで、ハモリ的なの入れない?と案がでた。 
様々試した結果、ギターの女子とサビの一部だけ※ユニゾンで歌うことになった。
※複数の声部が、同じ旋律を同じ音程で、合奏や合唱をすること。

ハモリではないってとこがいいとこ

歌ってみるとぼくの低い声だけよりも、歌の彩度が上がって明るくなったような感じがした。

レコーディング!?

本番で歌うのでレコーディングは必要ないと思っていたが、文化祭2日、体育祭1日の計3日間の開催期間中に校内で流すということで必要だという連絡をもらった。

一生どこかしらのデバイス上にぼくの歌声残ってしまうのかぁ〜と一瞬黒歴史になる未来が見えた笑

が、そうと決まれば、ぼくたちのバンドは早速貸スタジオを予約して、みんなで集まって声と楽器のレコーディングをすることにした。

レコーディング当日
限られた時間の中で録りきらないといけない
ひとつづつ楽器の音を録り、その間は弾く人意外は一言も声を発さないように黙って成功を見守った。
楽器が終わり最後にボーカルであるぼくの番がやって来た。

みんなが静かに見守る中ぼくの歌声だけが、防音室いっぱいに広がった。

時間が押していたのでたくさん録り直しができなかったのであまり自分的には満足できなかったが録り終わりにはもちろん達成感があった。

その帰り道、差し入れのお菓子とジュースにとても青春を感じながら路面電車の電停へと向かった。

いよいよ本番!

それから何度か体育館のステージ上で音響合わせを含めたリハーサルをした。
アンプが繋がらなかったたり、音が小さかったり、歌の音程がずれてしまったりと様々トラブルがある中限られた時間精一杯練習した。🎤

そしていよいよ当日がやって来た、、、
開会式にて演奏時間が設けられている
ぼくたちバンドはステージ裏から体育館が人で少しずつ埋まっていくのを
チラチラ見ながら、
’’緊張する〜’’なんて言い合っていた。

1000人を超える生徒が体育館に集まった。
鳴り響いていたBGMがフェードアウトして止まり、
ライトが消え暗くなり、
開会式の司会が喋りだした。

各クラスが色分けされ、三学年ごちゃまぜで1ブロックとして
文化体育祭での優勝を目指すのがぼくたちの学校の面白いところだ。

そのカラーごとの団長を紹介するムービーと団長たちが登場し
文化祭体育祭の開会を宣言し会場は大盛り上がりになってきた。

ステージの幕が一旦降り、校長が短く一言喋っている間に
ぼくたちは急いで楽器をステージ上に運び入れた。

ドラムのパーツやアンプや配線などをもう慣れた手つきでスムーズに
設置し終え、それと同時に校長の話が終わった。

司会:次にテーマソングの演奏ですよろしくお願いします。
生徒:おぉぉぉー!

幕が上がる前から盛り上がっているのが伝わった。

ついにイントロが流れ始めそれとともにゆっくりと幕が上がった。

そこには色とりどりのペンライトを振る1000人を超える生徒と
先生がの姿があった。

圧巻!✨

その雰囲気に飲まれそうになりながらも、
挨拶をした。

’’こんにちは!今回テーマソングを担当することになりました!
〇〇〇〇(バンド名)です!それでは聞いてください、

’’ナツゾラ’’

そういって歌い始めた🫨
歌い始めは若干声が震えていたかもしれない笑

手拍子やヲタ芸のように声を出して盛り上げてくれる男子もいて
歌っていて楽しかった。

それにつられて歌うペースが早くならないようにだけは
リハーサル通りできた。

スポットライトがぼくを照らす

開けた場所で歌わせてもらえて
控えめにってめちゃくちゃ気持ちよかった笑
体育館中に自分の声が轟く感覚が忘れられない…

’’盛り上がって行きましょう!!’’
少し興奮混じりの声だった。

手を振りそれと同時にゆっくりと幕が降りる
ガチャンと音を立ててステージ上に降りた。
お疲れをいう間もなくまずは楽器の撤収。
汗を滴らせながら、楽器をステージから下ろし、そのままプレハブ小屋
まで運んだ。

重い、でもどこかいつもより軽く感じたのはなぜだろうか、、、


はじめはこんなにも非日常な青春の1ページになる
とは思いもしなかった
そもそも青春は非日常か笑

こうしてぼくの夏は熱気がゆっくりと冷めながら
終わっていった。

次にバンドをする機会があったらもっと上手く
できるといいな… なんてね笑




拙い文章ですが最後まで読んでくださりありがとうございます😊

よかったらスキとフォローも待ってます♪

次回はオーストラリアに行った話でもしよかなと
思います!

次回も読んでねー

じゃあね👋






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