ギャンブル依存症の行方不明記録『ギャンブル依存症』・ 『病的賭博』の3ヶ月入院記録〜番外編〜
ギャンブル依存症になり借金を抱えて、支払いが滞り、対処も出来ず、死ぬのも怖くて結局出来ず、両親の前から失踪を繰り返したアラフォーの失踪中の記録
全て覚えてる訳ではありません。多分4.5回家から消えました。期間は2〜5週でバラバラで大体行動は似ているので、こんな感じでしたと書いてみます。あくまでも、私自身の感覚です。
死にたいならその程度では無理という事も承知しております。
不快になってしまう方もいると思います。
誤字脱字もあると思います。
申し訳ありません。
私がもう逃げよう、可能であれば死んでしまえれば、といなくなるのは借金の支払いが滞り支払書が届く手前である。
荷物は基本的に持たないが、一応500mlペットボトルの飲み物と軽食か、それを購入できる現金を持つ。
死にたいなら、それこそ何も持たないべきではない。ただ、死ぬならなんとなく自宅から離れた場所でと思い移動出来る分の体力を保つために持っていく。
可能であれば移動は夜から行いたいとは思って動いていた。
1日目は40〜50㎞を目処に移動する。というか私の体力的にここまでが限界である。
2日目以降は20〜30㎞程の移動か、目的はないが特定の市町村までと検討して移動したりしていた。
私の場合これを繰り返し、5日程経過すると足は張り、足の裏の皮が剥け、血豆が出来たりした。そこからは腰を下ろすと中々立ち上がれず、歩くペースもとても遅く移動距離は激減する。
夜から明方にかけて移動していたりした時は、日中の公園で日に当たるベンチに腰掛けていた。人目が少ない場合は、ベンチに横たわる時もあった。
日中から夜にかけて移動したり体力を使っていた場合は、風が吹いていない所があればその場所で小さくなったり、コンビニや少ないが夜中までやっている場所で時間を潰した。
先にも書いたし、この後にも書く理由が重なり夜中我慢してでも動き日中は太陽にあたりたかった。もちろん雨の場合でも、空いてる施設も多かったためでもある。
1週間過ぎると、手先がぴりぴりと軽い痺れを少し感じるようになった。
更に、常にうっすらと肌寒い状態にもなった。この肌寒さが私には結構厄介に感じた。これにより夏場でも夜中は寒いと感じる程になる。
身なりも見窄らしくなっていく。
環境や状態によるのだろうが、埃っぽくなっていたり、頭からはフケが落ちたりと汚くなっている。
水分も定期的に体が欲しているのも感じるようになり、長い時間水分を摂っていないと息切れや、意識がぼーっとする感覚になる。空腹感も凄く、落ちているものでも未開封だったり、少し綺麗なら食べてしまった事もある。
水分や食料の摂取も少なくなっているので、1日のなかでトイレの回数も1回あるくらい…トイレに行かない日もあった。
2週間過ぎると、私の場合は体調的にも体力的にも中々動けなかった。汚れも酷く、爪に垢がたまり、髪はギトギト、においもなんとなく悪いことを感じ取れる。
動けなかった事もあり、空いているショッピングモール、ゲームセンター、パチンコ屋や様々な施設で腰掛けれる場所を利用していた。
ショッピングモールでは試食を利用をした。
ギャンブル依存症で居なくなってるのに、それでもパチンコ屋?と思うのは当たり前だ。だが、景品の忘れ物や、未開封の飲み物をその辺に放置していく人もわずかながらに居た為、おこぼれにあずかったりした。さらに休憩スペースが過ごしやすい店舗も多い為、体調的には良い場所であった。
この頃には、夜もどこで寝ようがあまり気にならなくなっていた。その為、夜中までやっている複合施設の階段スペースや大きい駅の改札前ベンチなどの風通りが少ない場所を利用した。
大きい駅なんかは、終電後に一度警備の方に出るように注意され全員はけさせられる。が、結局酔っ払いや始発待ちの人が数人戻ってきたりするのでそれに紛れていた。
階段や椅子で寝る時などは、私の場合少し注意して場所を利用した。体を壁側にきちんと寄せて置かないと転げ落ちることがあった為だ。座っている椅子から落ちただけでも結構痛みはあるものだった。階段も4段目程に腰掛けて眠ってしまった時に、一度ゴロゴロと落ちた時はかなり痛かった。
なんとか歩けそうな時は移動したりしていたがとにかく眠気も酷く、歩きながら電柱にぶつかったり街路樹に突っ込んだりという事もわずかながらにあった。
3週間過ぎてくると、自身の感覚もよくわからなくなっていた。(3週間と書くが、体調や状態によって期間は自身の中で差異はあった。)
コンビニやスーパーのものを手に取って持って行ってしまいかけたり、お金も持ってないのに支払えるつもりで飲食店に入ろうとしたりする。
信号も赤なのに渡りかけたりと、ぼーっとしてしまう時間も多くなり妄想、錯覚、幻想が頭を渦巻いている状態になったような感覚であった。
感じていた肌寒さも、酷くなり日中でも震える時間もあった。
個人的に1番耐えられなかったのは、この肌寒さであった。我慢してるとたまに意識がぼーっとして眠ってしまう時もあったが、長時間寒くて縮こまっていた。内臓まで冷えてる感覚であった。
私は普通にしているつもりでも、フラフラしているのかコンビニ等で大丈夫ですか?と声をかけられた事もわずながらにあった。
ある程度の日が過ぎていき、一定の距離を進むと、どこに向かうにも山が出てくる。これを超える勇気が毎回出なかった。道もあるにはあるが、一部街灯もなかったり、何故かよく分からない不安に怯えて立ち止まってしまっていた。
結局そこから、みっともなく家にフラフラと戻るを繰り返している。
一旦ここまでとするが思い返した事があれば追記する。
・あまりに見窄らしかったのか、とある宗教に数日勧誘された話
・とある街で同年代位の人と特定の場所を奪い合う話
失踪中にあった出来事は別で書いてみようと思う。