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妊活前の健康管理に取り組んだ話vol.2

こんにちは!
今回の記事は、前回の続きのお話です🌱

結論からお伝えすると「プレ妊活健診」を受けたことで
自分の卵巣予備能を調べる運びとなり『妊活を望む時期に対する気持ちの変化』がもたらされました。
実際の資料を用いて少しリアルなお話になりますので、予めご了承ください。

ちなみに前回記事では私と夫のライフプランニングと意思決定について綴りました📖




それでは「プレ妊活健診」の内容とその結果についてお伝えします。
市町村または医療機関によって検査内容は異なりますので、ご注意ください。⚠️


プレ妊活健診の前に…

私たちが「妊娠前の健診を受けたい」と思った時にまず候補に挙がったのは
①都道府県ごと(市町村)のプレ妊活検査
②産婦人科クリニック内の診療項目「ブライダルチェック」
でした。

結論的に、私たちにとってメリットの大きい①市町村のプレ妊活検査を希望しました。
具体的なメリットとしては、
・費用の負担が無い
・実費換算すると3万円以上の検査を受けることができる
・希望する産婦人科クリニックが提携先として選択できた
・知り合いから満足できる内容だと教えてもらった
という点に魅力を感じたためです。

実際の申請方法については前回記事で述べた通りです。☑️





検査前

ブライダルチェックでは女性と男性の「健診」「健康教育」「専門家によるカウンセリング」が目的に行われるため、夫の同伴が必須でした。

夫は初めての産婦人科受診に緊張している様子だったため「産婦人科の待合に男性も同伴していいの?」と気になり、電話で予約した際に「夫も一緒に来院するので間違い無いですかね?」と聞いたほどでした。笑

実際に受付を済ませると、他にも同じように健診ツアーを組まれている夫婦も見かけたので少し安心しました。
とはいえ、一人で健診のため来院されている妊婦さんには気を使いながら来院者と目線の合いにくい前の方の席を選び待ちました。

一方の私は夫の横では余裕をかましながらも、
大の婦人科検診嫌いなためその後の内診台に座る検査に怯えながら待ちました。😵
(これでも普段は婦人科検診で検診の介助をしている看護師です。克服までの経過録について今後の記事でまとめているところです。)

実施した検査項目

検査内容は夫婦共通項目として、身長、体重、腹囲、血圧、採血(血糖・HbA1c)を実施しました。そのうち、
夫は採血(HDL・LDL・中性脂肪・AST・ALT・γ-GTP)精液検査
妻は採血(TSH・FT4)膣ぬぐい(クラミジア・梅毒・淋病)経膣エコー
を実施しました。

ちなみに風疹抗体検査は別紙で自己申告制だったことが意外でした。
私の場合、大学病院で看護師をしていた際に必ず抗体値を確認していたためワクチン接種歴があることを伝えると問題ないと言われ、結果的に夫のみ採血の項目が追加となりました。
もし風疹のワクチン接種歴が不明な場合は、
☑️予め母子手帳を持参または☑️直近の検査で抗体値を確認することをお勧めします。

精液検査キットは自宅で測定

表面
裏面

夫へはこちらの検査キットが贈呈されました。
実施するタイミングは帰宅後いつでもよいとのことですが、セルフチェック式です。
そして医療機関側も患者情報を確認するためにセルフチェック実施後に写真と一部データーを送信していました。
簡易的なのに、精子の状態や活動状況を科学的に分析できる上に、培養士からのレポートが数日で返ってきて夫もとても感動していました😳

通販サイトで調べてみると一般的に流通している商品ようで、値段についても知ることができましたが、市町村からの費用負担による検査のため転売すると特定できるように管理番号が記載されています。


検査結果説明のため後日に再受診

私の結果については以下の通りです🤲🏼

前回記事のBMIから多少増減しております。

結論から言うと、私も夫も緊急性を要する判定結果はなく正常範囲でした。

しかし私に関する詳細を述べると、上記画像で「超音波検査 異常あり」と書かれているように「子宮筋腫(2mm)」が見つかりました。
「2mm/発生部位」からするとまだ手術適応になるわけではないけど、できれば年1回婦人科へ受診し経過観察するようにと医師から話がありました。

ここでようやく、
・今まで生理が重かった理由が判明し納得できた
・子宮筋腫は閉経を迎えるまで小さくなる病気ではない(閉経以降も注意が必要)
・現在の大きさや部位からすると不妊の原因になるわけではないが、不妊の場合は適切な処置が必要
これらを知ることができ、まさに早期発見と介入が叶ったことから健診の醍醐味を感じました。

このことから言うまでもなく、妊娠する前に検査を受けてよかったなと思いました。
その後の、子宮筋腫との付き合い方や悪化要因、望ましい生活習慣について見直すきっかけにもなりました。
さらには、かかりつけ医が決まったことも大きな安心材料となりました。


夫婦各々に医師からの健診教育

夫婦間でのプライバシーまたは個人情報保護の観点からか、医師による説明は別々で行われました。

指導に用いられた冊子

私は検査結果のフィードバックに伴い、指導要綱が盛り込まれた専用の冊子をみながら
・食事指導と葉酸サプリの摂取提案
・生理前症状についての相談
に関する内容について医師から助言を受け、妊活をすすめる中で悩んだ場合は1年満たずとも受診することを勧められました。

その日から具体的に自己の行動として改善した点については以下です。

☑️野菜を意識した食事を作るなど夫と自分の栄養面に気を使うようになった
☑️葉酸サプリの摂取を開始した
☑️フェムテックについて実体験に関連づけて学ぶようになった
☑️ヨガやジムでのトレーニングを通して適度に運動する習慣を意識づけた

少しお金はかかるけどスモールステップから小さく習慣化する中、自分への将来の投資だと考えに至り必要なきっかけだったと振り返ります。

追加で「卵巣予備能=AMH」を調べてみた(※オプション検査)

「AMH」を調べてみようと提案された事の発端は、
夫の前ではなかなか相談できなかった「妊娠時期」について話が振られた時です。

私自身、このプレ妊活健診を受ける前までは
年齢的にまだ急ぐ時期では無いだろう
転職したばかりなのに、今妊娠するのはちょっと…
という気持ちがあり、本格的な妊活を始めるのはまだ少し先の話だと話しました。

そんな私に医師から提案されたのが「AMH」検査でした。

・AMH(アンチミューラリアンホルモン):排卵時に卵子の基から発育する際に放出されるホルモン
卵巣予備能を知ることができる・・・卵巣に残された卵子の数の目安
・卵巣内の卵子の数が多いと高くなり、少ないと低くなる
・AMH=妊娠率ではない
・AMH値が高い場合は多嚢胞性卵巣症候群の可能性がある
血液検査から測定可能
・自費負担は3000ー5000円程

一般社団法人AMH普及協会

実際に調べてみたところ、


数値の見方としては、

医師によると、
AMH 3.3は「多くの30代後半の年齢の人たちが示す数値」と近いと説明がなされました。

つまりこのことから、
妊娠確立は0でないにしろ、年齢相応の数値に比べて予備能低いため「決して余裕と言える状態ではない」ことがわかり、やや衝撃を受けました。😵

正直な思いでいうと将来を少し決められた気持ちににもなりましたが、医師からも「教科書上の数値の話にはなりますし、この世の女性全ての対象を調べた数値ではないので気は落とさないでください」と言われました。
とは言え、それが最先端の科学によって裏付けされている現実として避けることはできないので、「自身の健康観」を見つめ直す機会となったと捉え、現在は前向きな心持ちでいます。🌿


まとめ

今回の「プレ妊活健診」を受けてみて感じたことはやはり、妊娠前からレールを設けることは大切だと学びました。

大事な妊活期や妊娠時期は何かと、気の張る思いで過ごされる方もいるかと思います。⚡️
不安なことが起きてから正常・異常を知るよりも、「予め⚪︎⚪︎な経過をたどるだろうな」と事態に備えることができるのであれば過剰な不安も軽減されますよね。
そのために専門家からのアドバイス受けながら、精神的・心理的にも余裕があるうちに正常を知っておくことが有意義な体との向き合い方なのではないでしょうか。🎀

病気の前から、専門的な人からのアドバイスが受けられるような機会を設けるという意味で「一次予防」の考え方にも似ていますね。

このようなサービスを利用するにあたり、「病院に行く習慣がない若者」や「かかりつけ医のない方」への健診受診に対する心理的なハードルが少しでも下がればいいなと考えています。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。🌿









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