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臨時記号のある曲を演奏する方法4つ!

タングドラムには半音がありません。臨時記号がある曲は演奏できないというお話を前回しました。

どうしても演奏したい曲があるけど臨時記号があります。
なんとか演奏する方法はないでしょうか。

方法1:臨時記号を無視する

作曲家は意図して臨時記号を使っているのに、勝手に臨時記号を外して演奏するのはとても心苦しいことです。
経験上、1コーラスに臨時記号が2か所までなら臨時記号を無視してもなんとか元の印象を保ったまま演奏できていると思います。

例えば、となりのトトロでは「森の」の「も」の音で半音下げが必要ですが、やむを得ず下げずに演奏しています。

楽譜には注釈をつけています

本来ラ♭(タングドラムでは6番の半音下げに相当)だが、楽器に無い音であり、曲の合間に磁石による半音調整の時間も取れないため、ラ(6番)を使用する。 別途半音調整した楽器を用意できる場合はラ♭(6番の半音下げ)で演奏する。

https://store.piascore.com/scores/274795

方法2:コードの構成音で代用する

臨時記号のついた音の時に伴奏で使っている音で雰囲気を損ねないものを代用する方法です。

例えば、君をのせてでは「いるから」の「いる」の音が該当します。

こちらも、楽譜には以下のように注釈をつけています。

本来ファ#(タングドラムでは5番の半音下げに相当)だが、楽器に無い音であり、曲の合間に磁石による半音調整の時間も取れないため、ラ(6番)を使用する。 別途半音調整した楽器を用意できる場合はファ#(5番の半音下げ)で演奏する。

https://store.piascore.com/scores/274644

方法3:ネオジム磁石を使って半音下げをする

曲の演奏中にネオジム磁石で半音下げをすることにより演奏可能になる曲があります。

例えば、「風のとおり道」の後半部分は7の音を半音下げにすることにより演奏可能になります。詳しくは下の動画をご覧ください。

方法4:もう1台半音下げをした楽器を使う

半音下げした楽器をもう1台用意して演奏する方法もあります。
2台で演奏するとなると難易度が上がりますが、臨時記号も正しく演奏したいのであれば2台がおすすめです。

こちらは2台で演奏した「風のとおり道」です。
このときはネオジム磁石ではなく、スリットの裏側に油粘土を貼り付けて半音下げをしています。よく聴くと紫のドラムは7番の音だけ変ですよね。

今回は、タングドラムで臨時記号のある曲をなんとか演奏する方法4つについてお話しました。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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