流れ星の正体 / BUMP OF CHICKEN

「誰かの胸の夜の空に」


今日この曲を、夕暮れ時の電車の中で聴いていたら

3年前の7月13日、同じ曲を聴いて涙を流しながら
“aurora ark tour 2019” 開催地のメットライフドームに向かった事を唐突に思い出した。


あの頃は今よりも、ライブに行くことが「当たり前」のように感じていたはずだけど、
ライブ会場に向かう時は決まってよく電車の中でこっそり泣いていたものだ。

会えることが嬉しくて。
こんなに幸せな事があるんだなって。
あの日の続きを生きて、またこうして会いに来れたんだって。



 
aurora arcのイントロを聴くだけで、あの日の感情と映像を全部思い出せる。

会場が暗転した瞬間、スクリーンに映る4人の姿、頭で考えるより先に涙がもう流れ始めていた。


私が本当に、存在していたいと一番強く願う空間。


あの時は前ツアーのPATHFINDERから、1年半近くぶりのツアーのスタートだった。
それでも長く感じていたのに、最後に4人をライブで見てから、もう3年という月日が経ってしまった。


BFLY, PATHFINDERの頃は
自分が人としてダメすぎて
色んな人を傷付けて失くしたものもあった。

文字通り、本当に大事なものまで失いかけるところだった。

あの時、一緒に居ることを赦してくれた人達には感謝してもしきれない。


だけどそんな自分じゃダメだ、
次のツアーではもっと胸張れる自分で会いたいと思って

そうやって会いに行けたのがaurora ark tourだったから、物凄く思い入れの強いツアーだった。

しかもその時ちょうど、orbital period、28歳だった。
絶対いい一年に、心に残る一年にしたいと思っていたけど、BUMPのツアーが決まって、その思いのピントが定まった。


いつもBUMPのツアーとツアーの間には、
転職しようとか、何かちゃんとした目標を決めて実行させる事が多いのだけど

最後に4人がステージに上がったあの日から3年、
BUMPに会えるまでにと設定した目標は
今回もほとんど叶えたよ。
後はもう、4人に会いたいだけなんだ。


いつどこで絶対に会えるかは
3年前よりも分からない時代だけど

それでも 絶対に会いに行く、と、言わせて欲しい。


藤くんはあの時のツアーで、
「俺たちは君の傍にはいられないけど、
俺たちの曲は、いつも君の傍にいる。
絶対一人にしない。」

何度も何度もそう言ってくれた。


コロナ禍の中、その言葉だけで何とか呼吸をする事が出来るくらい、心が弱った時もあった。

藤くんのその言葉が、
4人のあの音楽が、
私には洞窟の中の松明だったんだよ。



あの頃、ライブに行けることが嬉しくて
行きの電車から泣いてしまうような自分が

もし本当にライブに行けるなら
一週間前くらいから毎日泣くかもしれない。(笑)


私が本当に存在していたいと1番に強く願う場所。



4人の鳴らした音圧で死ねるなら本望だよ。


「飛んで行け 君の空まで

生まれた 全ての 力で 輝け」

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