SILVER JUBILEE -銀婚式 25周年のお祝いに

7月2日、

2年8ヶ月ぶりに、死ぬほど愛してやまないBUMP OF CHICKENのライブに行ってきた



ずっと待ってた、ずっと会いたかった。

私の頭の中の欲求には どうやら 「BUMP OF CHICKENのライブに行きたい欲」があるようで、しかもそれは他のどんな欲よりも強い。


要領が悪いので、
4人に会いたい気持ちを他のアーティストのライブで、とか、
はたまた違う趣味に気持ちを傾ける事で消化出来る性格じゃないんだなぁ。

4人に会いたい気持ちは、4人に会わないと満たされない。



この2年8ヶ月、色んな事が起きて、変化もあった。
辛い、寂しい、苦しい。

それだけじゃなくて、
幸せだな、嬉しいな、楽しいな。

どんな瞬間、どんな感情の時も、
4人の音楽に会いたくなったし
4人の音楽を聴いて帰った

今日こんな事があったんだよ、とでも話しかけるような、そんな気持ちで。



ライブに行けたらどれだけ幸せだろう。
ずっとそんな事ばっかり考えていた



藤くんが2年8ヶ月前の最後のライブで話してくれたあのMCだけで自分を支えているような、そんな瞬間も幾度となくあった。

というか、ライブの直前にも
自分の弱さとご対面するようなこともあって

正直心がボロボロの状態で参戦する事になった


そんな気持ちとは裏腹に、
2020年のベース担当ことチャマの件もあって、
どんな顔して会いに行けばいいのかな、と
少し不安な気持ちもありながら。



BUMPのライブの時はいつも、ドキドキして直前になればなるほど、口数が減っていく。

18時を15分ほど過ぎた頃、とうとう会場が暗転してライブが始まった。

これもいつもの事だけど、暗転した瞬間に涙が溢れてきた
涙というのは本来、考えるより先に伝うものなんだろう


スクリーンに4人の姿が映った瞬間、涙が止まらなくなってしまった

アカシアの間奏で藤くんが、「やっと会えた」と言っていたり、
歌詞替えやライブアレンジ、いや、もう音の一つ一つに胸を打たれて泣いた。

子供みたいに声を上げて泣いていたと思う
そういう経験を30歳を超えても出来るのが、自分にとってはBUMP OF CHICKENのライブなんだ


弱くて怖がりな自分なんか大嫌いで、
誰かのように強くなりたいと思うけれど

そしたら、今の自分みたいに4人の音楽を愛せないかもしれない。
そんなの絶対嫌だ、だったら今の自分のままでいい。

そうやって、自分を少しだけ受け入れる事が出来た。

泣き虫な自分なんか大嫌いだけど、
ライブで泣いてる自分は嫌いじゃない。

BUMPのライブに行くことは、
自分と向き合い、受け入れる事なのかもしれない


ずっと、

心が、水に飢える、ざらついた砂漠のようだった。
余裕がない、何かを見てもいいと思えない、 優しくできない、すぐ狼狽える。

そんな心に、


4人の音と、藤くんの声が、
滑らかな水のように 深く重く、優しく自分に染み込んで行くのを感じた。
「浄化」、正にその瞬間だった。

暗い部屋に新鮮な空気がスっと入ってくるような
凹凸のない、優しい絹布を身に纏うような

そういう感覚こそが、私がこの2年8ヶ月で何よりも欲しかったものだった。

ここに戻ってくることを、何よりも願っていた。


心の痛みや、見せたくない部分に
4人の音楽はアプローチしてくるのに
痛くも苦しくもないのは何故だろう

愛しくて大好きで、温かくて優しくて

汗よりも涙で脱水してしまうのではないほど涙を流した


当たり前だけど、音楽は目に見えない。

目に見えるものなら、ぎゅっと抱きしめて愛を伝えられるのに
音楽には、どうやったら伝えられるのだろうか。
でも、その「できない」という歯がゆささえ、愛しい。



BUMP OF CHICKENへ

あなたたちの音楽にまたこうして会えるまで、

色んなことを頑張って達成させてきた。

4人の音楽の前では、そう言わせて欲しいです。



25周年、26周年、心からおめでとうございます。

4人の音楽という、哲学が本当に大好きです。
出会えて本当に良かった。

いつも幸せにしてくれてありがとう。
いつも寄り添ってくれてありがとう。
いつも心を育ててくれてありがとう。

言葉でどれほど書いても足らないです。




BUMPのライブが終わったあとが一番、
心が柔らかくなっているなぁと思う

ただ笑い合うだけじゃなくて、
弱い部分を見せても受け止めてくれて、
一緒に涙を流せる人のことは本当に大事にしたい。

そう思わせてくれるのは、やっぱり4人の音楽があるからなんだよ。



ライブから1週間以上経ったけど、
まだあの日を思い出して胸がいっぱいになる。


余韻から冷めるのを
脳も心も拒否しているみたいだ。


今回は会えなかったリスナーさんも多いから
またツアーに期待したいな。



どれだけ有名になったとしても、
どれだけお金持ちになれたとしても、

4人を愛せない自分なら何の意味もない。

在り来りな言い方だけど、愛が一番大事。


4人の手が、二度と離れることがありませんように。
そして、ずっとそんな4人に会いに行き続けられますように。

今まで生きてきた中で、「今日」が一番、4人の音楽が好き。
そういう自分でいられますように。




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