道尾秀介N感想
昔友達主催の読書会で道尾秀介のNが課題図書だったことがあってそのとき感想をメモ書きしてた。
最近みくのしんさんの読書本を読んで読書感想文書いてみたいなーと思ってnote開いたら下書き記事が残ってたからそのまま晒してみる。
結構良い読書してるやん私。
箇条書きでも文字に残しとくのはいいね。
リアタイだと恥ずかしくて人に晒せるもんじゃないと思っても時間経って客観的に見るといいやん、と思える。
※以下ネタバレ注意!
順番
蜂→犬→毒→鳥→死→星
蜂
嘘という言葉に引かれた。一番ミステリ小説ぽくない冒頭を選んだ。
時代背景把握、平成一桁年。
頭の中に年表作った。時間経過が幅広い。
タイトル回収早!
天使の梯子という舞台装置把握。令和元年くらい?
この女すぐヤルなー2つの意味で。
はいはいあのときの少年オチね。
50年前の殺人が錦も母
この章最後に読んだ方がよかったんじゃね?
視点が本全体の総論、時系列、舞台装置の種明かし的に感じた。謎解き解答編を最初に読んでしまったような後悔があったけどそんなことなかったぜ!
犬
50年間殺人事件がなかった、にひっかかって。田辺殺しは迷宮入りしたのねーと。
あ、オウムと野球少年だ。
フェミババア刑事
野生児探偵男(36)やさぐれ
ペットの名前呼ばない飼い主いるのか?
錦もてめーかーーーーー!!!!
盗みぶっこいてそれが原因で6歳児路頭に迷わせてる最中に女と最中ですかクソ野郎。
もう少し逮捕遅れてたら江添死んでたぞ。
たかがこそ泥って思ってたら命に関わる事情も発生するのなー。
吉岡(犬)!
なんかフェミ刑事(犬)とかいう妄想に囚われた。
殺人息子嘘が雑にも程があるな。
フェミババア刑事お前引きこもりの母親だったのか。叙述トリック。そして証拠隠蔽目的って。結構な毒親だなあ。
啓介頑張ってたなあ。光が綺麗で良かったなあ。
全体的に胸糞章
毒
主人公の名前吉岡!
吉岡夫婦良い夫婦やん。利香さんも先生頑張ってたやん。
江添過去話だー吉岡人間生きてる!
誰も悪くないのに誰もが傷ついた話。
この話、犬の前に読むと死んだのが犬で障害を負ったのが人間吉岡に見えるのが上手いね。吉岡(犬)を知っていればなんてことない描写だけど。
主語と目的語を省略できる日本語特有のトリック。
犬章を後に読んでみたかった。吉岡(犬)かよーーーー!!!の驚きが欲しかった。
毒→犬の順に読んだ人の感想聴きたい!
毒液を飲んだって比喩表現ね。名前のない罪と罰
自分で自分を罰するのはつらいよね。
利香さんなにも悪くないよー知真救ってるよー。
鳥
利香さんの元教え子
ミステリの序章としては最もキャッチーな冒頭
希死念慮
自死遺族の孤独
弟は死んでないけど兄が死んでたでござるー。
錦もだー。年食ってる。
案の定光の花見てるんじゃん。
本当に漁師になったのか?
青春
フォークボールの下りは物語全体の締めとしてしっくりくるなあ。善悪も真偽も不確かなえも言われぬ余韻が良き。
死
まさかの外国話
英語のできない英語教師
少女が叔母に虐待されてるー?
的なテンプレ発想ってあるよね。
最初読んだときにはぶつ切りで章が終わった感じがして、???、だったけど、それが逆に最終章への期待を高めた。
そして蝶というキーワードが出てきて序章に回帰していく感じもエモい。
星
カズマきたーーーーーー!!!
推し!
死の伏線を見事に回収。
叔母への不信感を継続させながら、どんでん返しのいい話に持っていく。
序章の主人公の名前、チエも判明。彼女がきっかけでホリーブルー、ルリシジミに回帰していく物語。死に行く母の魂。
爽やかな読後。最後に読んで良かった。
カズマがオレアナと関わった時間は無駄じゃない。それでカズマが前を向けるなら、利香さんの罪も灌がれると思う。
今回の読み方は年表が先に頭にあって、空間的に広がっていった話になった。
爽やかな雰囲気。
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