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アルゼンチン北部の世界遺産、イエズス会伝導所遺跡とイグアスの滝を巡る旅

 5ヵ月前にアルゼンチン南部の南極近く、パタゴニア地方のエルカラファテに氷河を見に行きました。

 今回は一転、北上してミシオネス州というところへ。17世紀に建てられたイエズス会伝導所の遺跡と、かの有名なイグアスの滝を訪ねました。
 私が現在アルゼンチンで担っているミッションは現地日系社会の支援です。多文化、多人種が共生する社会で生活していると、日々さまざまな思いが去来します。その先駆的な試みが17世紀初頭、スペイン人によるアルゼンチン、パラグアイ、ブラジルを跨ぐ一帯に住んでいたグアラニー人へのキリスト教布教と共生でした、

サン・イグアシオ・ミニ遺跡

 見学したサン・イグナシオ・ミニ遺跡は非常に状態がよく、当時の生活が浮かび上がってくるような迫力があります。宿泊したホテルに博物館があり、グアラニーの人々がスペイン人にキリスト教や言語を習う様子などがわかり、胸を打たれました。(伝道師たちは18世紀にスペイン国王の令により追放され、共同生活は崩壊しました)

 翌日はイグアスの滝へ。天気も良く、遊歩道から見える滝の近くには至るところに虹がかかり、幻想的な美しさです。

滝と虹と緑

 大小多数の滝が崖を落ちていく様子は言葉になりません。自然の営みにひたすら畏怖を感じ、時が経つのを忘れて立ちすくんでいました。

 水辺の街が好きな私、忘れられない旅になりました。
さて、次はどこに行きましょうか。

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