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1993年 SideA-3「いつまでも/大貫妙子」~「さらば青春の光/布袋寅泰」
大貫妙子作詞・作曲・編曲~布袋寅泰作詞・作曲・編曲
・「課長サンの厄年」(TBS系 1993/7/4~10/3)主題歌
1956年に放送を開始、一話完結のドラマ枠として数多くの名作を輩出してきた「東芝日曜劇場」は、1993年の4月から「日曜劇場」のタイトルは残しながら連続ドラマ枠として生まれ変わることになる(大貫妙子の「いつまでも」は連続ドラマ化にあたって登場した「日曜劇場」枠自体のオープニングテーマである)。連続ドラマ第1弾は山田太一原作・脚本の「丘の上の向日葵」。そして第2弾が「課長サンの厄年」であった。
主演は萩原健一。晴れて本社勤務となって張り切る42歳(男の大厄)の課長がこまごまとした災難に見舞われつつ日常を生きるサラリーマンコメディー。このころショーケンの最大のパブリックイメージとなっていた「うまいんだなこれが」のサントリー・モルツのCMのイメージをうまく活かした。乗っていたタクシーが追突されて、首にコルセットをしているショーケンの姿が印象に残る。脚本はこの手のコメディーはお手のものの大ベテラン・布勢博一。この作品の成功もあり、このあと「日曜劇場」ではサラリーマンを主人公にしたドラマが多く放送されていくことになる(のちのち時代劇もSFも出てくるけど、その大まかな方向性は現在まで継続している)。
「さらば青春の光」は、布袋寅泰が他の歌い手に楽曲提供するときに発揮するポピュラリティーを自分の楽曲に応用したほぼ唯一のシングル曲。一般的にも“江頭2:50のテーマ”こと「スリル」に次ぐ知名度を誇る人気曲である。