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リペアアイボウ解説

こんにちは。メロ(@mellow_btsp)と申します。

今回はリペアアイボウ突契約の解説になります。

本記事は結論構築といえるほどたいそうなものではないのでリペア案のひとつくらいの感覚で読むことをオススメします。

今日の昼頃書こうと思って爆速で仕上げたので誤字脱字とかあったらすみません🙏

そもそも僕が”結論構築”というワードが好きではないです。カードゲームのデッキリストは大会毎、環境毎に変遷していくものであり自分が納得したからといってそれを結論と定義付けるのは違うと思ってます。

2024.8.31禁止制限改定が施行され”ステゴウロ””秘密の訓練場”というアイボウの出力を底上げしていたカードが1枚も入れられなくなる大打撃を喰らいました。
”ゴッドブレイク”も契約創界神環境となったが故に複数枚採用されていたためこちらも大打撃でした。

バトルスピリッツ公式Xより

神メタも奪われカウント増加も奪われ置きドロソも奪われてしまったアイボウさん。
四肢をもがれたようなもんじゃないか。
一環境を蹂躙していたアイボウさんもさすがにこれはオワッたんじゃないか。

そう思っているプレイヤー様が大半でしょう。

不思議なことにリペアしてみると意外と勝てるんですね。

まず実績から

8/31 バトラーズカップ2024:4-0 優勝🥇
9/29 エボル杯ダブルス:個人6-2 ベスト6
10/2 店舗予選:4-0 優勝🥇
10/6 岩竜杯(BO3):6-0 優勝🥇

友人のmamizu(@mamizu3313_bs)にもリスト提供していたのでそちらも
9/8 ComaMasters(BO3):3-1

トータル:23-3

リストは大会毎に変わっていますが勝率は90%近くあり非公認大会や公式大会に持ち込むには申し分ないと思います。

今回はこの実績を元にリスト変遷と採用カード、プレイの解説をしていきます。
元々採用されていたカードを解説しても生産性がないので省きます。
全文無料なのでご容赦ください。

禁止制限による弱体化について

まずはアイボウデッキの弱体化部分についてのお話です。

ステゴウロ

ミラージュ効果はXVを盤面に維持したい場面、特に”氷刃血解”ケアとして使用。
召喚時はカウント増加に加えて神のコアをおおよそ全て取り外して序盤の動きに制限をかけたりこちらのリーサル要求値を下げたり。
ネク割は”暗黒の塔”や”凍れる火山”など厄介なネクサスを焼けるかつ”秘密の訓練場”のドロー効果と相性が良かったりと上から下まで弱いことがひとつも書かれていない神カードでした。

秘密の訓練場

カウント増加に加えて【緋炎】持ちネクサス&置きドロソとこちらも上から下まで強いことしか書いてない神カード。

これら2種が存在している間は
「訓練場があるから盤面自壊しよう。」
「ネクサスは次のターンに貼ってステゴウロ訓練場ケアをしよう。」
など相手の動きが自然と抑制されるため弱い盤面でターンを貰えることがほとんどでした。

アイボウを使う側の視点ではステゴウロ訓練場でカウントを増やしながらリーサルパーツも集めも同時に達成したりと、この2種がアイボウデッキのパワーを底上げしてるのは明らかでした。

それが無くなった今、訓練場が無いのを良いことに問答無用でネクサスを貼って生き物も自壊しないため相手の盤面が強い状態でターンが帰ってくるようになりました。
そのため”龍皇ジークフリードXV(以下XV)”から雑な龍皇覚醒1発ではアドバンテージを取り返せなくなりました。

ゴッドブレイク

単純に神対面が若干キツくなりました。
1枚使わせていただけるだけでもありがたいと思います。


まとめると
・ドローソースの減少
・カウント増加カードの減少
・盤面アドバンテージの取りにくさ
これらが制限改定後のアイボウの弱体化部分です。

リペアはこれらの弱体化部分をカバーするような構築を目指していきます。


採用カードの選定

旧カードプールより

・盤面アドバンテージの取りにくさ という部分から相手の最大値を抑えるためのカードに注目していきます。

”天蠍皇帝スコル・エンペラー”

評価:1枚→4/5点 2枚→4/5点 3枚→3/5点

置きドロソを奪われ純粋なドローソースでパーツを集める必要がある今、コアを増やすこのカードとデッキ単位で相性が良いです。
破壊効果までヒットすれば盤面アドバンテージを取り返しづらい部分が多少軽減されます。

エボル杯ダブルスで同調整チームのkomainu君が採用しており採用候補に至りました。

彼のアイボウ記事がカードラッシュから出るそうなので是非そちらも合わせて読んでみてください。


”闇輝石六将 砂海賊神ファラオム”

評価:1枚→4/5点 2枚→3/5点 3枚→2/5点

環境に存在するほぼ全てのデッキが召喚/煌臨時を使用するため通りがいいです。

ほとんどの大会で最大母数を占める【トールキャッスル】に対して無力なのが懸念点です。


”煌星ラニアケア”

評価:1枚→4/5点 2枚→4/5点 3枚→3/5点

相手の最大値を抑えるかつ、序盤のシンボル供給のために採用候補へ。

下のテキストは【トールキャッスル】対面で有効。
召喚時メタが強い反面”ファラオム”が起動しにくくなる点があるため一長一短。


”15の赤輝石”

評価:1枚→5/5点 2枚→5/5点 3枚→5/5点

特筆することはありません。
フル軽減1コストでのカウント増加、【緋炎】持ちネクサスであるところが評価点。


”レッドフィールド”

評価:1枚→4/5点 2枚→4/5点 3枚→3/5点

”訓練場”が消えたため純粋なドローソースを盛る必要があり、中でも”レッドフィールド”は神メタも同時にこなせる部分を評価しました。

タワー型ならイラプションドローにして1枚でも多く引ける方を優先してもいいかもしれません。
神山と当たることが多い環境なので筆者は”レッドフィールド”を強く勧めます。


巡るヒカリより

”エクストラドローLt”

評価:1枚→5/5点 2枚→4/5点 3枚→2/5点

ほぼ3枚ドロー。
軽減が1つ全色なので2コストで打ちやすいです。
エンペラーファラオムで軽減取れるのが良い
ターン1同名が中盤ドロソ連打したい時に気になるため筆者は1枚採用ですが2枚でも問題ないと思います。
結構神。


”ソーンプリズンLt”

評価:1枚→4/5点 2枚→4/5点 3枚→3/5点

エボル杯ダブルス時から採用しており、当時は採用がバレてなくて強かったのもありますがバレてても普通に強いと思います。

【機人】の”ニケー””アテナイアー”を絡めた連パンや【武装ガチャ】の雑アグロからターンを貰える点を評価しています。

自ターンで打ってXセイバーの打点をライフに通しながら龍皇覚醒の的を残すこともできるとても器用なカードです。


”ブリザードウォールLt”

評価:1枚→4/5点 2枚→3/5点 3枚→2/5点

主に【楽族】や【冥主】に対して使います。
こいつの強さは周知の事実だと思うので割愛。


構築サンプル

8/31バトラーズカップ優勝構築

ちょうどAGE OF AVENGERS(以下AOA) が発売された日。
AOAで強化を貰った【楽族】【殼人】【妖蛇】あたりの創界神山を使うプレイヤーが多いと思ったため通りの良さそうな”ファラオム””レッドフィールド”を採用。
見事に【楽族】【殼人】を踏み、流れ弾で【機人】も倒して優勝。
神メタとファラオムだけでターンを稼ぐには心もとなかったため”覇王爆煙撃”も採用して受け固めの構成にしました。

課題点として”アイボウ””バトルセイヴァー”が序盤手札に嵩張り動きがもっさりとしていました。
vs神山は殴ってライフを減らすことが裏目になりやすいため良くない嵩張り方だと感じました。
序盤にネクサスを置けずドロソの打ちづらさもありました。


9/8 ComaMasters構築

ComaMasters(BO3)にてmamizuが使用3-1
アイボウとファラオムを削って”ラニアケア”採用。
”ファラオム”も削ったため”覇爆”も増やして受けをさらに固くした構成。


9/29 エボル杯ダブルスベスト6構築

個人6-2

メタの回り方が墓地メタを受けない白い山が増える頃であることを想定して”ソーンプリズン”を採用。
【トールキャッスル】が減れば片面は青のドロソを好きなように積んだフルパワー【造契約】も増えてくるだろうと思い”カシウス””暗黒の塔”も採用。

2敗は【妖蛇】の先3ツィツィミトゥルと【機人】の先2ニケー連パン。
【楽族】【冥主】【ミラー】などで”ソーンプリズン”が刺さっておりかなり好感触でした。

負けた2試合どちらも1〜2ターンでネクサスを置けずに苦し紛れにドロソを打つも受け札を引けませんでした。
受け欠損で負けたわ〜って意味ではないです。
ネクを増やしてドロソを1回でも多く打てていれば耐えていたかもしれないという課題点の発見になりました。

10枚あれば十分かと思いましたが11〜12枚入れることにしました。


10/2 店舗予選優勝構築

ここの構築はかなりオワッてるので興味ない人はスルーしてください。

巡るヒカリ発売から1週間経っていないことに気づかず、権利戦開始1分前に白い受け札3枚借りてドロソが1種類爆散したドM構成。
ほんとにやばい
ドロソ欠損怖いのにドロソ奪われてるのほんとになんなんだ。

最終戦の【楽族】は”ラルヴァン””XV””ゼニス””ドラゴニス”は揃ったのに”セイバー”だけ欠損して死ぬかと思ったところ相手が”ゲッカビジン””ダリア”両方出すまでのコアがなくバースト絶甲確耐えになり何とか勝利。
初戦からミラーも踏んで生きた心地がしませんでした。


10/6 岩竜杯優勝構築

現在の構築。
調整段階の勝率も良くかなり気に入ってる構築。
大会当日はバトスピリーグ翌日で【トールキャッスル】【造契約】が多少なりとも母数に反映されると思い急遽”メビウスリング”を採用。
タワー型じゃないにしても【造契約】は”カシウス””ソーンプリズン”だけで何とかなるだろうという魂胆。
上記2デッキ環境になると【冥主】の母数は減り”スピッツァー”も”ジャグラスジャグラー”くらいしか当てる場面が無いため不採用へ。


各対面相性と大局観

vs共通

ジャン勝ち:基本的に先攻

競技勢の方や上位プレイヤーの方々は周知の事実と思いますのでここはスルーして大丈夫です。


”フェブラーニ”を開くタイミング

バーストで伏せた”フェブラーニ”はそのターンに上から引いてアクティブに使えるカードを引く見込みがないなら無理に自ターンに開かないようにします。

例:コア残り2〜3個で上からドロソ積もっても打つ予定がない。
残りのコアは既に持ってる”6つの輝石”を貼る予定で別の行動をする見込みがない。
など

バーストゾーンにカードが置いてある事象が割り切りができない相手にはかなり抑制がかかります。


”ブリザードウォール”が見えているときの詰め方

基本はXVセイバーの2点から入れます。
バーンから先に入った場合瞬時に”ブリザードウォール”が発動するため本来2点入る予定だったXVセイバーの打点が1点になり1点損する形になります。

”ブリザードウォール”あるから死なないだろと思ってる対面は2点から入れて”ブリザードウォール”後に許された1点とバーンだけでほぼ削り切れるので意識してみてください。


vsトールキャッスル

〈キーカード〉
”XV”
”ゼニス”
”ラニアケア”
”スコルエンペラー”
”ゴッドブレイク”

LOプランは”ゴブレ””メビリン”2種で止めるため”力奪う凱旋門”を絡めた白い受け札封じワンパンで死なないようにしなければいけません。

耐える手段は
・”XV”を2面維持した状態でターンを渡す
→”トルキャ”アタック後”XV”が必ず1面残るので龍皇覚醒で破壊して耐える
”XV”2面立てる場合は基本殴らずにエンド
だいたい相手は”氷刃”を構えてるので1面バウンスされてそのまま死にます
もちろん”青の世界”もOUT。

・”ゼニス”を構える
→使えないのはマジックだけなので”ゼニス”煌臨時で普通に破壊
こっちは殴って”氷刃””ブリザードウォール”で耐えられてもソウルコア構えてるだけでいいので”XV”2面より楽だしこっちの方が勝率でます。


vs造契約

〈キーカード〉
”カシウス”
”スコルエンペラー”
”ソーンプリズン”

”ソーンプリズン”当てたらほぼエクストラWin
他はどっちがリーサルパーツ早く集められるかの勝負なので”スコルエンペラー”で1個でも多くコアもらって爆速でリーサルパーツ集めましょう。

”ジャッジメントドラゴニス”まで引けなかった場合道中でプレイした”ラルヴァン””スコルエンペラー”フェブラーニ”を維持して横並びで”ラバーズ”だけケアしてると”6つの輝石”で”絶甲”が腐ることも相まってそのままリーサル取れてしまうパターンも頻出です。


vs零契約

〈キーカード〉
”カシウス”
”スコルエンペラー”
”ラニアケア”
”ソーンプリズン”

【造契約】とほぼ同じ
”ラニアケア”まで置けばほとんどのカウント増加カードが止まるので楽なゲーム運びができます。


vs楽族

〈キーカード〉
”ラニアケア”
”ゴッドブレイク”
”レッドフィールド”
””絶甲氷盾
”ブリザードウォールLt”

”ラニアケア””レッドフィールド”で相手の最大値を抑えにいきます。

優先度はフィールド>ラニアケア

神メタフィールドマジックが置けると相手のリソースカードが全て+1コストされて多少の猶予が生まれます。
その間に受ける用のバースト”絶甲””ブリザードウォール”を構えます。

ライフはフィールドマジックが置けたら出来れば残り3点まで詰めることを意識しています。
てか5点から「よし、削り切るぞ!!」は、まず無理です。
ドラゴニス絡んでも削り切れないのでさっさとデッキ畳んでください。
3点まで詰めることで”ガーデニアフィールド””プリムローズフィールド””アイリスフィールド”を構えられていても”ドラゴニス”込で分割リーサルが決まります。


vs機人

〈キーカード〉
”ラニアケア”
”ゴッドブレイク”
”レッドフィールド”
””絶甲氷盾
”ブリザードウォールLt”

押し付けられる側なので 勝つ じゃなくて 死なない ようにする意識。
勝つぞの意識は”ドラゴニス”引いてからでOK。

vs武装ガチャ

〈キーカード〉
”ラルヴァン”
受け札全部

【機人】と同じく死なないようにする意識。

死なないって明確にどーすんねんって話ですけど、受け札全力で引くのは勿論”ラルヴァン”を相手ターンに出して”グレイスオーダー””ラグナロック”の2点を”ラルヴァン”に吸わせて最高効率で守ることを意識します。

受けは盤面が強いこと以外気にする部分はないのでパーツ揃って突っ込んだらだいたいリーサルです。


最後に

いかがでしたか。

巡るヒカリでまさかの強化をもらったアイボウですが、制限改定で弱くなったから...という理由で離れていく人の方が多いと感じています。
メタの影響を受けにくくそれなりに再現性もある良デッキだと思っているのでこのnoteを機に触ってくれる人が増えればいいなと思います。

次回は同じく巡るヒカリで強化をもらった【星竜】【武装ガチャ】の執筆でもしようかと思います。

では!!今回はこの辺で!!
投げ銭部分があるのでもしこの記事に払う価値があると感じたら投げ銭してくれると嬉しいです🥹

最後まで読んでいただきありがとうございました!!



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