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時には美しいものを独りで観測して
貴方がいないと嘆いて
時には貴方と美しいものを共有しては
彼の人がいないと嘆く
夜空に瞬いている星より
多くの星が暗闇に潜んでいる筈なのに
私たちはなんでそれに気づかずに
通り過ぎていくんだろう
貴方に出逢う以上の奇跡が存在するなら
そんな奇跡私にはいらないと
無限の中に貴方を見つける
時にはあの星は貴方にとっても一等星なのか
そうじゃないという事実に絶望して
時には今この瞬間に共に存在しているという事実に
独り高揚する
水面を共鳴する波紋の限界を探しては
今この瞬間零れ落ちる雫に別れを告げる
私たちはなんでそれに気づいても尚
立ち停まらないんだろう
貴方に出逢う以上の奇跡はこれでもかと存在するんだろうけど
それでも私は貴方と時を刻みたい