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2017.3 ブロンプトンで静岡鉄道駿遠線廃線跡をポタった件

#2017 3 中部ブロンプトンひとり旅 Day7

昨日の雨とはうってかわって、今日は上天気だ。ただずいぶん風が強い。
今日も鉄分多めのサイクリングの日である。


静岡鉄道駿遠線のこと

この日走ったのは、かつての静岡鉄道駿遠線の廃線跡。
東海道本線袋井駅を起点に、御前崎を頂点とする海岸線沿いを1970年まで走っていた軽便鉄道(線路の幅が狭く、車両や施設の規格も小さい地方鉄道)だ。
軽便鉄道というと短い区間でちまちま営業していた田舎の汽車というイメージだが、この駿遠線は全長約70kmという長大な路線を有していた。

廃線後も線路敷の一部は今に至るまでサイクリングロードとして整備されている。このルートを辿り、海沿いの小さな城下町横須賀まで走って古い街並みを見てこようというのが今日前半のテーマである。

廃線跡サイクリング

廃線跡ロードの起点である袋井へは掛川から2駅なので自走していく。
川沿いの道を辿るとほどなく着いた。

いかにも線路跡という雰囲気をいまも残すトレイルに鉄の心が高鳴る。
かつて駅のあった場所には駅名標ほか当時を偲ばせる設備が作られており、自転車での駿遠線ごっこに最適だ。

自転車が倒れているのはこの日の強風のせい

メロウ野郎としてはメロウな町が気になる。

創業初期のSL、のレプリカ。
マンホールのふたも味がある / 懇切な軽便鉄道の解説

横須賀の街並み

袋井から10km足らず線路跡を辿って横須賀に着く。
戦国期から小さな城を擁した城下町として栄えた小さな町だ。
城は址が残るのみだが、古い街並みは残っている。

かつては一帯の商業の中心地だったことを偲ばせる商店街。

この老舗料亭は旅館も兼ねており、今もなお泊まることができる。(泊まった人の記事もネットで散見する)。

午前の部はここで終わり。
このあとは掛川まで北に向かう県道を辿って自走で戻るつもりだったが、ますます強くなる向かい風に心折れ、路線バスで輪行することとした。こういうときブロンプトンは便利がいい。

【ふろく】さきに書いたように駿遠線はこの先御前崎を経て海岸沿いに線路が伸ばし、ふたたび六合駅で東海道線に合流していたのだが、所蔵の「東海愛知三重自転車散歩」にはその全区間約60kmを走破するコースが掲載されている。
横須賀の先、ガイドでは交通量の多い国道を走る区間もあるようだが、並行する裏道も複数あるのでそちらを走ればよいだろう。
御前崎で東に反転した先は太平洋岸自転車道と称して整備された専用道の区間もあるようだ。

この日このあと午後の部は掛川から天浜線で輪行し、遠州森の街並みをポタリングする。
Pt2につづく…


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