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岩手県岩手郡岩手町で岩手三昧ポタ 2006/2009 (KHS F20)
(A day in the life 6)
岩手の中の岩手
岩手県岩手郡岩手町と言うと、岩手すぎて却って信用できない感じだが、そういう自治体がある。ちなみに宮城県宮城郡宮城町というのもあったが今は仙台市になってしまった。
岩手町は沼宮内を中心とする一帯だ。いわて沼宮内なる新幹線の駅もある。新幹線が停まるほどの用事もなさそうなねむたげな町だが、盛岡から八戸まで停まらないのもなんか不義理だし、途中の沼宮内と二戸に駅を作ってみた。そんな感じである。
その辺は、何があるかというと、とりたてて何もない。山が広がり、森が続き、川沿いに静かな村が点在する。そのシークエンスこそが岩手内陸だ。岩手の中の岩手と呼ぶに相応しい。
そんなディープな風景の中を走りに、2006年と2009年の2回訪れている。
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いわて沼宮内駅から走り出す。
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岩手川口駅まで
まずは裏道をたどって、一駅南の岩手川口駅まで行く。
岩手山も盛岡あたりから見るのとはまた別の味わいがある。川の風景も抒情的だ。
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山に入っていく
線路を超えて東側の山に入っていく。しばらく登りがつづく。
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前にも書いたが、この頃は登りをものともしない気概があった。今もKHS F20に乗ればあの頃の勢いを取り戻せるだろうか。
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途中の建築業の看板にヘンなオブジェが。トーテムポール的な何かだろうか。バス利用者に信仰されているのか。
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3年後に再訪したところ建築業から宇宙海賊に業種転換していた。
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2024年のいま藤原君はどうしただろうかとストビューを見たら引退したようで、残念である。一抹の寂しさがよぎる。
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南山形集落と丹藤川
一山越えて下ると川沿いの集落に着く。流れるのは丹藤川、集落は南山形。北のほうには北山形という集落もある。君たちも山形グループに加入して全国統一しないか。
無粋な護岸工事のなされていない河岸に沿って鄙びた家が並ぶ。詩情のある風景だ。
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詩情も道理で宮沢賢治ゆかりの地だった。
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しかしよく読んでみると、作中で丹藤川は確かに出てくるが、実際泊まったのは南山形ではないことがわかって肩すかしである。
ちなみに賢治が実際訪れた柴沢川は、現在の丹藤川が発する岩洞ダムの上部に注ぐ川。当時は丹藤川の上流を成していたからまあ遠いゆかりがあると言えなくもない。千葉家も現在の岩洞湖のあたりにあったのだろうと推測できる。
同家の所在地を検証した記事を見つけた。
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川沿いに平地に下って、沼宮内に戻る。
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