最高の仕事のパートナー = 「仁」を持つ人
最高の仕事のパートナーの特徴とは?
「新R25ワイドショー」というビジネスパーソン向けのお題が出され、その回答を一般人も投稿することができるサービスがあります。
今回、『あなたにとって最高の仕事のパートナーはどんな人ですか?』というテーマが出ましたので、それを深掘りしてみたいと思います。
最高の仕事のパートナー = 論語でいう「仁」を持つ人
これが私の結論です。
一緒に仕事をする上で、パートナーの人間性やお互いに良好な信頼関係が築けるかは重要な要素だと思います。そこで、私は論語でいう「仁」を持つ人がしっくり来ると思いました。
さっそく解説します。
そもそも「仁」とは?
「論語」とは、孔子と弟子との問答を、孔子の死後に弟子たちが記録した書物です。この論語のキーワードの1つに「仁」があります。
「仁」とは「人を思いやる気持ち」とざっくり訳されますが、論語の中では実にさまざまな表現で説明しています。
そのから「陽科第十七」で説明されている「仁」とは「恭・寛・信・敏・恵」の5つを実践する事という一説があります。今回のお題に合う解釈として、こちらを使って深掘りたいと思います。
「恭・寛・信・敏・恵」とは?
恭:慎み深くすれば、人から侮られない
寛:寛容で心が広ければ、人が集まる
信:言行が一致すれば、信頼される
敏:機敏に実行すれば、功績が上がる
恵:人に恩恵を与えれば、人を動かせる
つまり、「仁」:人を思いやる気持ちを持ちつつ、誠実で人望が厚く、テキパキ働く人は信頼できるし、パートナーとして最高だと私は思うのです。
たとえ最高のパートナーと仕事ができたとしても・・・
もし運良く最高の仕事のパートナーに巡り合い、一緒に仕事できる環境を手に入れたとします。でも、自分自身がその人にとっての「最高の仕事のパートナー」として釣り合いが取れていなければ、優秀なパートナーの足を引っぱってしまい、優秀なパートナーは自分のもとから離れてしまうでしょう。
そのため、「最高の仕事のパートナー」を求めるためには、自分自身がその人にとっての「最高のパートナー」になるよう研鑽を積むことも同時に大切だと思います。
まとめ
最高の仕事のパートナーとは、誠実で、仕事ができ、信頼できる人格者であると私は思います。
そして、その優秀なパートナーに相応しい自分になることで、最高のコンビになるのではないでしょうか?
まずは、「恭・寛・信・敏・恵」の5つに対し、自分に当てはまっているもの/当てはまっていないものを分解し、特に当てはまらない項目については、改善するためのアクションプランを考え、実践しましょう。