フリーランスママ、Vtuberの求人に応募してみた。(前編)
仕事が欲しい
これまでフリーランスになってからというものの、
電話取次サービススタッフに不合格。
オンラインアシスタントにも不合格。
手紙作成代行は辞退。
段々と自信を無くしていた。
しかし、音声チェックの業務委託以外にどうしても仕事が欲しい私は、めげずに「インディード」「ママワークス」「クラウドワークス」を毎晩検索する、という日課は外せずにいた。
この際人と話す仕事がいいかもしれない。と思いつき、
結婚相談所、カウンセラー、お悩み相談などにフォーカスして検索していた。
そんな時「チャットを返すだけの簡単な作業です」という文章がやけに気になり、「誰かの心の支えになり、少しでも自分も生き生きと働くことができたら」と思い、思い切って応募していた。
想像と違った仕事内容
蓋を開けてみると、ライブ配信アプリのことであった。
チャットを返すだけの簡単な作業!?聞いていたのと違う、と思ったが、配信中にチャットに返事をするのは合っている・・・しかし想像と違っていたため、「顔出しは希望していませんので、辞退します」と返信をした。
すると、顔出しなしの配信アプリもあるので、どうですか?とのこと。
自分の顔の表情に合わせてイラストが動き、顔出しなしで配信できるというのだ。なんだかワクワクしてきて、新しい世界を経験するために「やります」と返事をしていた。
先方とアカウント作成や進め方についてやりとりをしている間に、アプリをまずは利用してみることにした。
アプリの中には様々なルールやマナーがあり、挨拶の掛け声や盛り上げるためのアクションなどがあることが段々とわかってきた。
配信者の方々は皆個性的で、話が上手な人、歌が上手な人、ベテラン層、初心者などなど。たくさんの枠にお邪魔していると、お気に入りの配信者の人が数名出てくる。つまりは「推し」である。
アプリに視聴者としてハマってしまう
子供たちが寝静まった後、イヤフォンをしながら配信を楽しむ。
最初は自分が配信するための勉強だと思って聞いていたのに、いつの間にか、配信が楽しみになり、ついにはギフトのために課金までし始めてしまった。
まんまと配信アプリのとりこになっていた。
推しの配信者の部屋に入室すると、名前を呼びながら「今日は一日どうだった?お疲れ様!楽しんでいってね」と優しく声をかけてくれる。
これがたまらなく嬉しい。朝から晩までワンオペで、家事育児でへとへとになった心身ともに疲れている時に、夫にもかけてもらえない言葉に癒されている。
配信することができない
準備がすべて整い、ついに自ら配信をする時が来た。
しかしなかなか配信のボタンが押せない!!
なぜかというと「もしかしたら推しの配信者が万が一自分の配信の部屋に来てしまって、声を聴かれてしまったら猛烈に恥ずかしい」という変な気持ちがわいてきてしまったのである。
実は推しの配信者も視聴者もとても若い雰囲気である。
まさか30代後半の主婦が紛れ込んでいるとは誰も思うまい。
毎日子育てと家事しかしていない自分にとって、配信で話す内容は「ママ」としての話題しかなかったとしたら、年齢がばれてしまう。
配信の時に「恋人がいるかいないか」の話題で皆で盛り上がっていた時に、話題に加わらなかった理由がばれてしまう。
このままでは、また仕事を途中で投げ出すことになってしまう。
自分の経験のために少しでも配信をしてみなくてはと焦る気持ち。
果たして配信は無事に実行できるのか?
推しが配信にくることはあったのか?
次回、後編に続く!
新しい自分に出会うため、自分をスキルアップさせたいです!応援いただけると本当に嬉しいです(^^)