見出し画像

スペインでのパデル事情。バルセロナ編


今回は僕がバルセロナで実際に訪れた各パデル施設の環境やどういったイベント、スクールがあるのかを不定期更新として載せていきたいと思います。

3万文字以上書いており、一部有料としています。

パデルクラブについてはバルセロナ市内を中心としてメトロやバスで通えるところを片っ端から紹介しています。率直に使いやすいかどうか、ポジティブな意見だけでなく見て、プレーして感じたままに綴っています。

◆El Corte Ingres(エルコルテイングレス)

こちらはスペイン大手の総合百貨店。バルセロナに限らずこの百貨店のスポーツセクションにはパデルコーナーがあります。

ラケットからシューズ、ウェアやグリップにラケットバッグとパデルグッズがトータル的に置いてある。日本に店舗販売がないのでパデル好きはかなり興奮します!

値段は定価のことが多いですが、夏前や年末年始はセールになることが多いので要チェック。

◆Indoor Padel Barcelona

画像1

受付とコートの距離が近い。左が受付で左奥から入っていきます。ショーケースにいくつかラケットや施設オリジナルのパデルグッズの販売・貸し出しがあります。

画像2

営業時間

8月15:00-22:00 夏はシーズンオフ
9月以降 8:00-22:00

インドアコート5面!5面でおお!って興奮してしまいました。だって初めて見たので。

画像3

5面は横一列にダァーって設置されています。ベンチ少なめ。。見学で座れるほどの椅子がない。。ですが、写真では見えないんですが、受付の2階テラススペースがあり、そこからコートを見下ろすことができるようになっています。

画像4

レンタル料金は以下の通り。時間帯や平日か週末かによって料金は異なります。

スクリーンショット 2021-08-17 20.25.24

ラケットレンタル:3ユーロ(約390円)

スクールレッスンは以下の通り。登録入会に10ユーロ。(約1,300円)

3ヶ月分の費用。9月末〜12月末。

こちらも曜日や時間帯によって価格が違います。月曜の午前が一番安く、週の後半の午後がもっとも高くなります。

スクリーンショット 2021-08-17 20.26.14

マンツーマンレッスン 1h 28 ユーロ(3,770円)予約は電話かWhatsApp。

以下の公式ホームページで無料の会員登録をしてから、各種イベントにwebかwhatsppで申し込むかたちとなっています。

クラス開始は9月末〜12月末で8月はシーズンオフ。レンタルコート利用かアメリカーノ(参加者同士とのパデル試合、俗にいう個パデル)のみ。

(なぜアメリカーノと言われるのかは割愛します。)

個人レッスンも8月中にすることもできるがコーチの予定次第。

◆Padel 7 Sant Marti 

画像6

Padel 7はバルセロナ市内に系列の施設が3つあり、僕は自宅からバスで20分ほどのSant Martiというところに訪問。全て屋内コートで11面も構えるという市内最大級の屋内施設である。すごい!!!

Padel 7はSant Andreuと、Santanderという場所にも施設を構えているんですが、Sant Martiが一番大きい施設。

パデラバ(Padel Loverの略) というパデル東京の土日の19:00-22:00でひたすらゲームができる会費制度に似たような月額制のイベントがあります。基本的に月初スタート。

例) 9/1-10/1 9:30−12:00でゲームし放題 月30ユーロ(約3,900円)!安!!!
クレカ、現金可 よし!これいくぞ!!

ちなみに各種個パデの参加は専用のPadel7のアプリからクレカ決済となります。

Padel 7 の朝パデ(朝に行う個人参加型パデル)に参加してみた!
何事もやってみるが信条。                    

土曜8:00-10:00 レベル3.00-5.00 

日曜8:00-10:00 レベル2.00-4.00 共にひとり10ユーロ

2時間10ユーロ(約1,300円)!安い!日本のパデルイベントの約半額じゃないか。交通費なんてメトロ/バスの回数券があれば片道150円くらいだ。全然出費しない。

ここはスペインのいいところ。

Padel 7という専用のアプリがあり、イベントやレッスン参加にはアプリをインストールする必要がある。

画像8

びっくりしたのがこのアプリ、全てカタルーニャ語なのだ。。スペイン語でなはく、カタルーニャ州で話される言語であり、スペイン語とは異なる。

感覚的にフランス語とスペイン語が混ざった感じ?僕もカタルーニャ語は無知である。(スペイン語をやっていればなんとなく単語の想像がつく?)

Dissabte tardaが、スペイン語だとSabado tarde(土曜の午後)、Diumenge Matiが、スペイン語だとDomingo manana(日曜の午前)と分かった。       

僕はパデル7の自己レベルチェックで3.3だったので、このレベルに申し込んでみた。

画像7

自己判定は全てもちろんスペイン語なのだけど、ストローク、フォアボレー、バックボレー、バンデハ、レボテ、ボジションニングと各項目の自分の現時点の立ち位置を入力していく。すると自動的にアプリで実力判定される。

ちなみに実力を測るのは1〜7段階。レベル7がプロレベル、レベル1は初心者で、どうやらこのレベル制はスペイン全国にある?
正直、スペインのレベル2〜4がどのくらいか分からなかったけど、日本のフューチャー〜チャレンジぐらい?


参加した人数の半分くらいのパデラー(パデルをやる人のこと)が、雰囲気、ストリートパデラーで、レッスンとかで習って来ずに友達同士でやってきた感じ。見よう見まねで学んだきたみたいな。

スペインのサッカーでもそういう人は多い。1年半前に少しバルセロナの社会人リーグのサッカーの練習と試合に参加、出場したことがあってそう感じる。

独特のフォームの打ち方をする人もいたけど、それなりにラリーができて、いいところに打って来る。ゆるいボールが来たらすぐコートに出してしまうぐらいパンチ力のある人も何人かいるし、すごく刺激的。ディフェンスも磨けそう。

さすがレベル4までのカテゴリ。

逆に日本のパデラーの方々がパデルを始めるとみなさんちゃんとレッスンを受けて試合に出てるのがすごく勤勉だなと思うぐらい。

ここのクラブのローカルルールなのだけど、
定員が36名で9コートで同時に試合開始。この日は満員だった。デュースはなし。18分ほどのタイムマッチで勝てば次の番号のコートに行き、負ければ下の番号に行く。だいたい6ゲームぐらいやる。

ちなみに施設側でランダムに割り振られた人とペアを組み、2時間その人と組む。だから、同じレベル感の参加者だけど、ペアの実力はやるまでわからないから少し運次第なところもある。

友人を連れてきたら一緒に組めるかもしれないが、施設側に話す必要はある。

僕は少しクセのある大柄なスペイン人男性とやっていたのだけど、途中で慣れた。(笑) 自分がミスをするとフェンスやガラスを蹴ってJoder!!(くそったれ!!)と叫ぶ。次は別の人がいいな。

スペインのサッカーでもボトルやフラッグを蹴ったりしてモノに当たる人は少ながらずいる。まぁいるよね。


フォアサイドかバックサイドも自己申告で変わることができる。あとはペアと話し合い、コミュニケーションが取れれば問題なし。

あと、ゲームカウントは全てスペイン語でやりとりされる。人によってはカウントを数えずに次のサーブに移る人もちらほらいたので、自分の認識とあっているか「Cómo va ? 」「Cuánto ?」(いずれも「今いくつ?」)とよく聞いてた。逆に自分のサーブじゃないときも毎回大きな声でカウントしてくれる人はすごい助かった。

僕は2番コートスタートだったので、勝って1番コート。負けたペアは3番コートに行く流れである。これを2時間で6試合こなす。休憩はコート移動ぐらいで2分もなく、鬼ハード。。(笑)

*毎週やってると慣れてきてあまり疲れなくなる。

負い目や劣等感を感じることはなく、のびのびとやれた。
実際自己レベルチェックも問題なかった。この日は3勝3敗だった。

この日は8割の参加者が男性で2割が女性。みんな同じタイミングで始めるので、1人だけ「ちょっとこの試合休憩」とかできない、スパルタなイベント(笑)

屋内って風ないので夏だとすぐ汗をかく。ウェアびしょびしょ。汗だらだら。かなり動いた。替えのウェアが必要。全身びしょ濡れでバスに乗ってすいませんでした。

画像5

だから、上を目指してどんどんパデルやりたい人にはすごく楽しい。2時間がすごく濃密である。

スペインは日本に比べ梅雨とか台風はないのでそこまで雨の心配をする必要はないのだけれど、屋内はありがたい。いつでもできるし、外的要因で中止にならないのが最高である。

テーブルとベンチがかなりたくさんあって、すごく居心地のいい施設。ビールも飲めるのが素晴らしい!

試合後の話し合いしかり雑談しかり、ちょっと飲みがらゆっくりするのいい。日本の各施設ももっとラウンジスペースと飲酒ができるとさらにいいなぁと。

7ユーロのアメリカーノもある。こちらはレベル指定がないので誰でも参加できる。この日組んだペアは少し物足りなかったので運次第か、同じレベルぐらいの気の合う友人を連れていき、whatappで管理人に一緒に組ませてと言うしかない。

毎回新球でやれるのはすごく嬉しい。そのボールはその日の他の単発レッスンかレンタルで使ってるかわからないが、常にボールは新品でできる。太っ腹すぎる。ボールくれないかな?

Siuxのボールは使ったことがなかったので新鮮だった。個人的にはHead(ワールドパデルツアーの公式試合球)かDunlopあたりのボールがいい。

最後のゲームに勝つとボールがもらえる!嬉しいよね。

ちなみにマンツーマンの個人レッスン18時までは各1時間で以下の料金

4回券 120ユーロ(1回あたり30ユーロ)

10回券 250ユーロ(1回あたり25ユーロ)

4人で受ける単発クラス各1時間は以下の料金

4回券 60ユーロ(1回あたり15ユーロ)

10回券 110ユーロ(1回あたり11ユーロ)

上記は回数券の期限は特になし。ありがたい!!!!

ここから先は

24,557字 / 184画像

¥ 3,000

期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?