見出し画像

オランダ移住と転職エージェントの道 ーITコンサル経験者が描く新たなキャリアー

今回は、異なるキャリアを積み重ね、オランダへ移住し、新たな挑戦として転職エージェントに転身された加藤周平さんにお話を伺いました。ITコンサルタントとしてキャリアをスタートさせた加藤さんが、どのようにして海外での生活を選び、また、転職エージェントとして新たな道を歩み始めたのか、その経緯と今後のビジョンについて語っていただきました。


文系学生とITコンサルタント

田中:加藤さん、本日はよろしくお願いします!
まずは、これまでのご経歴について簡単に教えていただけますか?



加藤:加藤周平です。私は早稲田大学を卒業後、新卒で日系ITコンサルティング会社であるフューチャーに入社しました。実は、入社当時はITについてほとんど知識がなく、IPアドレスという言葉すら知らない状態でした。でも、会社での研修や業務を通じて学び、最終的にはITインフラエンジニアとしての役割を担当するようになりました。

IT業界に馴染みのない方にとっては「インフラエンジニア」という言葉は少し耳慣れないかもしれませんが、簡単に言うと、アプリケーションが動作するための土台を作る仕事です。ソフトウェアが正常に動作するためには、サーバーやネットワーク、セキュリティといったインフラがしっかりしていなければなりません。そのため、これらを整備し、アプリケーションエンジニアが開発に専念できる環境を提供する役割を担っていました。

この仕事は自分に合っていると感じていましたし、インフラをしっかり構築することで、アプリケーションエンジニアの方々をサポートすることにやりがいを感じていました。また、コンサルタントとして顧客と密にコミュニケーションを取り、課題を解決するプロセスも楽しんでいました。フューチャーでは、エンジニアとしてだけでなく、コンサルタントとしても多くの経験を積むことができたと思っています。

その後、デロイトトーマツコンサルティングに転職しました。年次が上がる中で、他のコンサル会社でも経験を積みたいという気持ちと、よりグローバルな環境で働きたいという思いがあったからです。ただ、デロイトには1年しか在籍していません。その理由については後ほどお話しします。

田中:コンサルティングファームで経験を積まれてきたのですね。
さらに遡って、学生時代はどのようなことをされていたのでしょうか?

加藤:学生時代は映画サークルに所属し、自分たちで脚本を書いたり、キャストを務めたりしながら、短編映画を作っていました。撮影には10〜30日ほどかかることもありかなり大変でしたが、その分やり遂げた時の達成感は大きかったですね。

子供の頃から映画が好きで、特にストーリーテリングに興味がありました。ただ、実際に映画制作を始めると、スケジュールの調整や現場を円滑に進めるためのサポートが自分に向いていると気付きました。参加してくれた仲間たちは皆ボランティアなので、せめて楽しく、ストレスのない現場を作ることを心掛けていました。

180度転換とオランダ移住

田中:仲間をフォローするのが好きというお話は、ITインフラエンジニアの仕事にも通じるところがありますね。
映画制作からITコンサルタントへの転身にはかなり大きなギャップがあるように感じますが、抵抗はなかったのですか?また、なぜITコンサルタントという職業を選んだのでしょう?

加藤:抵抗は全くありませんでした。むしろ、新しい分野に挑戦することにワクワクしていましたね。実は、高校時代はバスケ部で部長を務めたり、体育祭では団長を務めたりと、完全に体育会系の生活を送っていたんです。それが大学では映画サークルに所属するなど、環境が大きく変わることには慣れていましたし、むしろその変化を楽しんでいました。新しい環境では、新しいタイプの人たちと関わる機会が増えるので、次はどんな出会いがあるのかと楽しみにしていました。

職業としてITコンサルタントを選んだのも、自分にとって新しい分野だったからだと思います。ITって生活のあらゆる場面にあってかなり身近ですよね。こんなに身近でありながら私はITについて何も知らないな、という小さな気付きから、ここに飛び込めばまた違う世界があるのでは、とITに興味を持ち始めました。
コンサルタントも同じで、学生時代は全く聞き馴染みのない言葉だったので、仕事のイメージが湧かず興味を持ったのが最初のきっかけです。そこから就職活動を通して、大きなシステムを関係者と協力し交通整理しながら構築・開発していくという点が、自分が好きな仲間のフォローをするというところにもマッチしているかもしれないと思い、ファーストキャリアとして選びました。

田中:環境の変化が好きなんですね。新たな挑戦を楽しむことができる、というところは加藤さんの魅力のひとつだと思います。
その後、オランダへの移住を決意されましたが、これも大きな転機ですよね。その背景にはどのような理由があったのでしょうか?

加藤:妻がオランダの大学院に合格したことが大きなきっかけでした。もともと私自身も海外で生活してみたいという願望があったので、妻の進学を機に新しい挑戦をしようと決意しました。デロイトに1年しか在籍していなかったのは、そのためです。

田中:環境そのものが大きく変わりましたね。オランダでの生活はいかがですか?

加藤:まだ移住して間もないですが、私が住んでいるフローニンゲンは治安が良く、とても住みやすいです。夏は21時過ぎても明るいですし、逆に冬は16時半には日没し朝8時半でも真っ暗です。これからの生活がどうなるのか、不安もありますが楽しみですね。

オランダで過ごす日々

ベターバウンドとの出会いと今後

田中:人材紹介事業メリウスのエージェントとしてベターバウンドに入社されましたが、ベターバウンドとの出会いや、入社を決めた理由について教えてください。

加藤:ベターバウンドに入社したのは、偶然の巡り合わせでした。オランダ移住が決まって次の仕事を探していた時期に、代表の奥田さんから連絡をいただいたのがきっかけです。当初は転職エージェントになるとは思っていなかったのですが、お話を伺うなかで、私のこれまでの経験が活かせそうだと感じましたし、オランダという時差がある環境でもリモートで業務ができるということがわかり、魅力を感じました。
また、その後、田中さんや原川さんとも話をするなかで、ベターバウンドの皆さんと一緒に働いてみたいと思い、入社を決めました。

田中:今後、ベターバウンドで、メリウスの一員としてどのようなことをしていきたいと考えていますか?

加藤:エージェントとして、私のコンサルタント経験を活かし、候補者の方にとって納得のいくキャリアを選択できるようにご支援していきたいです。
また、ベターバウンド自体もまだ小さな会社なので、カルチャーや制度の整備についても、皆さんと一緒に知恵を絞って取り組んでいけたらと思っています。

田中:転職も含めて、環境を変えるということに対して躊躇や迷いがある方もいらっしゃると思うんですよね。
最後に、そんな方々へ一言アドバイスなどあればお願いします。

加藤:難しいですね。苦笑
私自身は、現状維持と新しい選択肢があったときに、どちらがワクワクするか、とか、いざ自分が死ぬ時に人生を振り返って、どちらを選択すると良い人生だったと思うかな、とか、そういう思考実験をしてみています。そうすると自然と答えが出ることが多いです。参考になれば…!

田中:なるほど。魂が揺さぶられる方を選ぶ、ということですね。
ありがとうございます。ベターバウンド、メリウスでの活躍を期待しています!


今後の選択に迷われている方、キャリアについて一度棚卸しをしたいとお考えの方、ぜひ一度メリウスにご相談ください!
一人ひとりに寄り添ったご支援をいたします。

\田中が解説する マッキンゼー流マネジメントセミナー/

マッキンゼーで田中が経験し、培ったマネジメントスキルについてのWEBセミナーを毎月無料で開催しております!

詳細は随時Peatixでご案内しておりますので、ぜひフォローをお願いいたします!

https://peatix.com/group/16313295

【キャリア相談をお考えの方】
ネクストリーダーのための転職エージェント「MELIUS」では、次世代の変革をリードする若手ハイクラスの方へ、中長期的なキャリア設計から具体的な求人に至るまで幅広くご相談いただいております。
ぜひ、転職ありきではなくお気軽にこちらの「キャリア相談」よりご相談ください。
【メンバー募集】
現在、「MELIUS」では、私たちと「世の中のリーダー人材の巡りを良くする」を事業ビジョンに掲げ、一緒に働いてくださる方を募集しています。私たちとまずは、カジュアルにお話しさせていただければと思いますので、下記の「メンバー募集」よりぜひお気軽にお問い合わせください。



いいなと思ったら応援しよう!