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カナダから帰国してまでメリウスでエージェントになった私 後編

前回の記事では、メリウス事業が発足する前のベターバウンド立ち上げ初期から採用をはじめとする組織の拡大フェーズに携わっていた、原川さんのこれまでのご経歴についてご紹介しました。

今回は、その後編として実際に未経験でエージェントになってみて、現在感じていることやメリウスとして取り組んでいることへの魅力についてお聞きしました。
※本記事は後編になります。前編をまだご覧になっていない方は、ぜひ前編からお読みください!


過去の自身の経験が必ず活きるキャリアアドバイザーという仕事

田中:最初は、組織に貢献したいという想いでエージェントを始めたかとは思いますが、実際に未経験でエージェントに転身してみてどうですか?

原川:日々、難しいなと思いながら模索している最中ではありますが、やはり企業の方々、候補者の方々と伴走しているなと強く実感できることはとてもやりがいがありますね。また、大学時代に心理学を専攻していたこともあり、人の根底にある心理や選択肢の背景に純粋に興味があるので、毎日候補者の方々のキャリアのお話を聞かせていただくことはとても楽しいと感じます。また、候補者の方が自分と同じような経験をしていた際に、そこで共通項をつくることができ、一気に候補者の方が心を開いてくださったことを感じられる瞬間は、人材紹介という領域は未経験ながらも、今までの自身のキャリアを少しでも活かすことができているなと感じます。例えば、海外に行きたいという将来像をお持ちの方に、実際に私が行ってどうだったのかみたいな話を少しすると、きっかけとして興味を持ってくださったりすることも多くあります。

田中:例えば、候補者の方と話す際などエージェント業において大学時代に専攻されていた心理学を活かせているなと感じる瞬間はありますか?


原川:そんなにたいした話ではないのですが、面談内でも言葉と表情が一致しているのかという点は割と気になってしまいますね。それこそ、候補者の方の中でも「大手にいきたい」「起業したい」と話していても、自分自身の中で何かコンプレックスを感じているための防御策であったり、実際は自身が納得していなかったりと、表情や言葉のトーン、回答までの時間などで相手とのコミュ二ケーションに違和感を感じた際に、深堀りしていくとやはり根底に想っていることは違った、みたいなことは何度かあった気がします。そこまで心理学を活かせているかはわかりませんが・・・

田中:確かに原川さんの相手の気持ちへの感度は、人一倍高いなと私も普段見ていて思います。先日も、候補者の方が久しぶりに面談を入れてきてくださったときに、「このタイミングで面談を設定してくれたってことは、〇〇という気持ちかもしれないから、事前にこのような準備をしておこう」というような想像をめぐらせていらっしゃいました。毎日、精神すり減らしながら相手の事を気にされているんだろうなと(笑)

原川:そう言ってくださると嬉しいですが(笑)、想像しすぎている部分もあるのかもしれませんね。

初回面談は、エモーショナルな部分にも触れていく

田中:候補者の方からしても、連絡を取りたいタイミングで相談できるということは、1つのメリウスを利用する安心感に繋がってるかなと思います。実際、私自身も候補者の方と向き合う中で、転職という選択肢を選ばなくても、皆さん現職で活躍していける方々ばかりだなとは思います。ただあえて動こうとした時に協力者が近くにいない孤独なシチュエーションになるので、原川さんのようなすぐに相談できる関係値を作ることができることは、エージェントとしては、素晴らしいなと思いますね。
候補者の方と向き合うときに、何か気を付けていることはありますか?

原川:しっかりと相手の話を聞くことはもちろん、その方の意思決定の背景や思考の傾向、モチベーションがどこにあるかは必ず聞くようにしてます。何かに迷った際に、もちろん色々な条件などの外的要因を考慮すること多いのですが、最終的にはその方のロジカルな部分だけでは決してなく、エモーショナルな部分が決断をする際に一番大切なことが多いと思うので、求人紹介がすぐできる条件面などのヒアリングよりも根底のその方の想いを汲み取れるように、初回面談では気を付けています。

田中:仰る通りですね。ここは、メリウスの大きな特徴の一つでもあり、
初回面談では求人の紹介などはせず、キャリアの壁打ちを行います。そこで網羅的にその方にとってのキャリアの選択肢を考えた上で、転職することがご自身の将来像や今後のなりたい姿に近付くのであれば転職支援をしますし、現職に残ることが最適解であればその選択肢も正直にお伝えしてますね。(参考:過去記事『転職しないを提案するエージェント』)
今までエージェントになってやりがいを感じられた瞬間はありましたか?

原川:やはり、どの候補者の方にも言われて嬉しいのは、「原川さんを信頼して正直に相談するんですけど・・」というような、エージェントである前に人として信頼してもらえてると感じられた瞬間は、嬉しいですね。微力ながらもその方に何かできているのかなと、自分のしていることが意味のあるものになっていると感じます。

田中:そうですね。実際に選考が始まると、毎日候補者の方とお話するようになるのでお互いの信頼関係がかなり大切になってきますね。私もケース対策などで原川さんの候補者の方とお話することもありますが、みなさんすごく原川さんのことを慕っている印象があります!

言ったなら、最後まで責任もってやる!そして、正直に言い合える組織

田中:ここからは、現在挑戦している環境についてお聞きできればと思います。では、改めてベターバウンド、あるいはメリウスについて思っていることを教えてください。

原川:この会社だからこそできると思っていることは、自分自身がこうかもしれない、と何か仮説があった際に、「ではやってみましょうか」と早い段階で何でも挑戦させてくれることと、その提案に対しメンバー全員が積極的に協力してくれる環境は非常にありがたいと日々感じています。また、お互いにリスペクトを持って接しているので、否定から入ることもないですし、逆に偏った見方をしていた際に、「それは違うんじゃないか」と正直に言い合える関係もすごく働きやすいですし、学ぶことも多いですね。

田中:確かに主体性がある人にとっては、すごく過ごしやすい組織だと思いますね。本人がきちんと考えて、実行したのであれば失敗ではないと思いますし、その「try」が評価される組織ですね。
逆に、決まったルールに乗っ取って進んでいくような組織ではないので、人によっては歯がゆさを感じる部分もあるかもしれませんが、そこを面白いと感じる人であれば最高の環境かもしれませんね。
このあたりの組織のバリューについてはまたどこかでお話させてください!

最後に、普段から話し合うことも多いと思いますが、事業責任者田中について思っていることもぜひこのタイミングで教えてください!

原川:まず、いつでも安定しているなと思います。何かが起こった時も、もちろんご自身の中では色々あるとは思うのですが、よっぽどのことがない限りぶれないところは、 責任者としてもそうですし、田中さんに聞いたら大丈夫だなと安心できる部分があります。

また、あまり今までに出会ったことのないタイプの方だなと思っていて、いい意味で田中さんとは私は正反対だなって思っています。私自身、色々な要因に心がざわざわしたり、左右されたりすることも多かったりしますが、 何事にも冷静に、且つ温かく助言してくださるので、「その安定感は本当にどこで培ってきたのだろう」と尊敬します。(笑)

そして、これはメンバー全員が思っているとは思うのですが、やはり自分自身が事業責任者でありながら、プレイヤーとしての責任感や背中で見せる姿勢が素晴らしいと思っています。田中さんがこれだけやっているんだから、自分ももっと頑張らなければと刺激されて、メンバーも走り続けられる環境なんだなと思います。

田中:ありがとうございます!引き続き一緒に頑張っていきましょう!

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