児童虐待についての授業内容
私が受けているEducation Support Workersになるためのコースには、児童虐待についてのチャプターが含まれています。実はこの児童虐待のテーマ、コースの初日で扱われました。今日の記事では、児童虐待について扱われた事、そして学校で児童虐待を見つけた場合のロールプレイをした事についてを書きます。後ほどロールプレイについても書きますが、先に児童虐待について扱われたことを書くことにします。とても、辛い内容になると思いますので事前にお伝えしておきます。
児童虐待にはさまざまな種類があります。
Physical Abuse(身体的虐待)
Emotional Abuse. (精神的虐待)
Sexual Abuse(性的虐待)
Neglect(放置)
これらの種類について、また虐待を受けた子供たちが受ける長期的な影響についてのビデオを見させられました。授業では、子供がこれらの虐待を受けているサインについても扱われました。例えば・・
痣(手形が付いていたり)
青や紫に変色していたり、、、
服に血がついていたり
夏に冬用の服
明らかにご飯食べてなくて、お腹空かせていたり
授業では、一人が生徒役、一人がESW役となり、
どのような兆候があったのか、その生徒をどうやって扱ったか、どんな質問をしたか、そして先生に報告するところまでをロールプレイしてみました。
また、子供が虐待を自ら報告した際には、何をすべきか、何をすべきでないかという事も討議しました。例えば、先生に任せてといったような期待をさせるような約束や、誘導尋問のような質問はしないこと。
アセスメントで出された質問の一部
とはいえ、このような質問を出されたかと言って、虐待を受けている子供から情報を引き出す巧みな会話術はとてもすぐに身に付くものとは思えません。
オーストラリアには、子供を守るための立法がいくつかあり、私が住んでいるVictoria州で現在有効になっているのは次の立法でした。
Children Youth and Families Act 2005
Child Wellbeing and Safety ACT 2005
ここで興味深かったのが、虐待を疑い警察へ通報する義務(Mandatory Reporting)があるのは、学校の先生、医療従事者、弁護士など特定の職業のみとなっています。Education Support Workersは通報する責任は問われないにしても、Duty of Care(注意義務)があり、もし職場で発見したのならばその組織の担当者にまずは話を伝える義務が生じます。
誰も話を伝える相手がいない場合は、次のような団体に電話をsるうのも注意義務の一つとされるそうです。
Orange Door
Child FIRST
1800Respect
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