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ワーホリ準備編 #7 民間保険見直し

潮メルです。
今回は、民間保険、いわゆる任意保険である生命保険の見直しについてお話します。


1.民間保険とは

民間保険の説明をする前に、まず簡単に公的保険の説明を。
公的保険とは、国や自治体によって運営されている保険のことで、国民は強制的に加入しなくてはいけません。
厚生年金保険・健康保険・介護保険・雇用保険・労災保険は公的保険にあたります。
一方、民間保険は公的保険とは違い、任意で加入する・しないを選べる保険です。不要だなと思ったら入らなくてもいい訳ですね。
ただし、万一に備えて公的保険に加えて、民間保険にも加入している方が多いと思います。公的保険で賄えないかもしれない要素を、民間保険で賄うわけですね。
CMでもよく耳にする〇〇生命保険は民間保険を販売している保険会社というわけです。

2.見直しが必要な理由

ここでは、カナダへ渡航する前に転出届(日本から住民票を抜く)を提出してきた方向けにお話ししています。住民票を日本に残したまま、公的保険料を支払っている方は異なる部分もありますので、ご注意ください。

1.公的保険が適用外だから(※転出届を提出した場合)

大前提として、カナダでの病気・ケガによる入院・手術・通院は公的保険(国民健康保険)の対象外です。日本の公的保険は、保証内容が幅広く、世界的にも有名なそう。私自身、カナダに来てから日本の保険ってすごいよねって言われたことが数回あります。3割負担も高いよなんて思っていましたが、他国に比べると水準は随分と高いんですね。ただ、国外に出てしまうとその優秀な保険も使えません。
ただし、例外として、国民健康保険で指定されている手術方法や治療方法がカナダで採用された場合、日本の公的保険が適用されるケースも稀にあるそうです。ただし、可能性としてはかなり薄いと思いますので、原則は適用外となります。

2.カナダ滞在中に病気・ケガをしてしまった場合、保険に入り直す(見直す)ことが難しいから

健康体だと忘れてしまいがちですが、病は突然やってくるもの。
実は私自身、社会人になった当初、自分が病気をするなんて考えたことも無く、ものすごーく保証内容の狭いものに加入していました。
そしてその1か月後、体調を崩し、1か月間の入院生活スタート。保証内容等考えずに加入していたので、結局実費でかなりのお金を支払いました。保険は備えるものなんだと痛感しました。
その後、私は保険内容を見直し、保証内容がさらに充実したものに加入し直しましたが、既往欄に入院歴を書かないといけないわけです。幸い、私は今は病気が完治しているので加入できない保険は無かったですが、場合によっては再発リスク等が高いと加入できない保険もあります。病気に罹る前に入るべきものなわけですね。
もし万一カナダで病気に罹ったら...私が皆さんにお伝えしたことはもうお分かりだと思います。 

3.カナダ滞在中の病気・ケガも補償してくれるから(原則)

民間保険は、公的保険と違って海外での病気・ケガも保証してくれます。
カナダにワーホリを利用して入国する場合、海外保険への加入は必須。
そちらの保険でも、もちろんカナダ滞在中の病気・ケガは保証してくれます。海外保険加入については、別でnoteを書いているのでこちらのぜひチェックしてみてください。
医療費が高額な海外では、保証が手厚ければ手厚いほど安心ですよね。
海外保険と民間保険の保証が合わされば、よほどのことが無い限りはカバーできるはず。
※ケースによっては、海外渡航中の病気・ケガが保証されないこともあるようなので、加入中・加入予定の保険会社に必ずご自身で確認してください。

4.日本国内に居ないと契約できないから(原則)

この話、意外に知られていない話かなと思うのですが、海外滞在中に日本の民間保険に加入することは原則NGだそうです。私も、担当の保険会社の方に教えていただいて初めて知りました。
そもそも、民間保険は日本国内での病気・ケガを保証することを前提としている為、ずっと海外に行ってます、日本に家はありません、という状況では契約できないのだそう。私の場合は、1年~2年で日本に帰ってくる前提だったので日本に居るうちに契約することが出来ました。
もし転出届を出そうと検討している方は、転出届を提出する前に民間保険の契約をしておきましょう。

3.渡航前に民間保険を見直そう!

ここまで民間保険についてお話しました。
私は、カナダへ渡航する前に保険内容を再考して、長年加入していた保険を解約し、保証内容がより手厚い保険会社へ加入し直しました。
何があるのか分からない海外生活、準備を万端にして、気持ちよくカナダに出発しましょう!
今回もお読みいただきありがとうございました、潮メルでした。

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