その日々を忘れないように・4/4-4/10
20/04/04 桜を見る日
近所の堤防まで歩いて花見へ出掛ける。
例年屋台が出て賑やかになる桜並木も今年は自粛の影響で出店がなく、静かに楽しむことができた。
私が住んでいる県は感染者が多くないので、首都圏のような狂乱は見られない。
牧歌的だとすら思う。
結構飲んでいたので帰り道の記憶がない。
20/04/05 野点珈琲の日
海岸へカホンとヤカンを持って野遊び。
ローリング・ストーンズの「悪魔を憐れむ歌」を1曲まるまる叩けた。
中学生まで和太鼓を習っていた成果か身体が覚えていることって実は意外に多いのかもしれない。
叩ける曲がもっと増えると楽しいんだろうな。
いろんなことが制限されている今がチャンスだ、練習に励もう。
20/04/06 季節感が薄らいでいる日
春の宵はこんなに寒かったっけと冬のダウンを羽織りながら一服。
(ここに越してきて以来、家の喫煙所はベランダなのだ)
生姜くず湯を飲んで暖かくして寝るとしよう。
20/04/07 もにょもにょまだるっこしいの日
「キャロル&チューズデイ」13-15話を観た。
15話が両性具有の男とその中の人が山寺宏一で「カウボーイ・ビバップ」要素あるなあ、と思っていたら脚本が信本さんで吃驚した。
粋だなあ。
20/04/08 焼き芋の中の黄金色のような満月の日
車検に出す。
父方の親戚の人(従兄弟?)が整備工場を営んでいるのでお願いする。
2年に1度の車検の日にしか会わないので親戚の実感が沸かないし(元々付き合いがほぼ皆無)、街で擦れ違ったとしても多分気づかない。
父と声と体格が似ているのでなんとか親族なんだとわかる。
そう思うと家系図を辿るってパラレルワールドを垣間見る感じなのかもしれない。
20/04/09 平穏なはずの日
春らしい陽気に包まれた一日のバイトの終わりがけに激震。
5/1発売のジャンプコミックスが発売延期。
つまり売れに売れまくってる『鬼滅の刃』最新刊が延期。
「余程のことがない限り発売延期とかないっすよー、ハハハッ」とか言って予約バンバン取りまくって(今日も注文票書いた!)いたので、第一報聞いたときはちょっと青ざめた。
余程のこと、ありましたー!ごめんなさいー!!と内心叫んで、同僚と一緒に混乱を共有した。
明日から店内周知徹底していくとともに問い合わせ対応していかねば、気を引き締めていこう。
元々発売日だった日が勤務日なのでその日までまずは頑張ろう。
20/04/10 映画の日
史上最低の愛すべきクソ映画「アタック・オブ・ザ・キラートマト」を観る。
巨大化したトマトが人間を襲うというもので徹頭徹尾馬鹿馬鹿しい。
意味のない水着ギャルや頭の悪そうなお役人、奔走する主人公の珍道中どこを切り取っても無駄のオンパレード。
何も考えずに観れるのでおすすめ。
(何も考えなかったのでラストで寝落ちしてしまった、まあ観なくてもなんとか話がわかってしまうが)
ま/と/め
隣りの県が独自で緊急事態宣言を出したとのことで、大都市の混乱だと思っていたことが実害という具体性を帯びて来た。
前々から明日は我が身と思っていたけど……物事を冷静に見極め続けなければならない。
その上で改めて今回は長期の籠城戦であることを認識する。
籠城は先が見えない、ましてや相手は実体がない。
医療従事者でも科学者でも資産家でも政治家でも神様でもないただの一般人なので自分の持ち場で粛々と役割をこなすしかない。
読んでくれてありがとう、ではまた来週。