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【橋本病】流産との関係性について

こんばんは。meruです。

現在3度目の妊娠中の私ですが、2度の流産後、不育症検査を受けた際に甲状腺について指摘をされました。その後地元の甲状腺内科のクリニックへ行き、再度詳しく検査してもらうことに。すると『橋本病』だということが判明したのです…!!

『橋本病』聞いたことはあったけど、流産と何の関係があるの?と正直私自身最初はあまり理解できず、先生に聞いたりいろいろと調べたりしました。その中で、子を望むにあたって自分の甲状腺機能について調べておくことってめちゃくちゃ重要じゃん!と思ったので、今回は橋本病と流産の関係性についてまとめてみようと思います!!

1.橋本病と流産の関係は?

私が初めて甲状腺内科のクリニックへ行った際に、先生から

「妊娠したら非妊娠時よりも甲状腺ホルモンが約1.5倍必要になります。これは赤ちゃんの分の甲状腺ホルモンが必要になるからです。それがあなたの数値(TSH2.56)だとあなた一人で生活する分には問題ありませんが、妊娠するとなると微妙に足りないのでこれが流産に繋がった可能性があります」

と言われました。これには驚きました…!!

私は今まで一度も甲状腺について指摘されたこともなく、全く問題ないと思っていました。これはきっと私一人で生活するのには問題ない数値だったからだと思います。しかし、妊娠すると赤ちゃんの分の甲状腺ホルモンを、今の私では補うことができないということがわかったのです。

もう少し詳しく知りたい!と思って調べていると、長崎甲状腺クリニックさんのHPがとても勉強になりました!引用させていただきます↓

橋本病/甲状腺機能低下症の妊婦は妊娠期間中、甲状腺専門医による厳格な管理の元、甲状腺ホルモン剤(チラーヂンS)が妊娠前の1.3-1.5倍必要。不足は胎児の脳神経の発達が悪くなり流早産。米国甲状腺学会ガイドラインに準じ妊娠前期(13週まで):甲状腺刺激ホルモン(TSH) 0.1~2.5μU/ml、中期(14週~27週):0.2~3.0μU/ml、後期(28週~41週):0.3~3.0μU/mlにコントロールすれば甲状腺が原因の流早産は解除。抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(TPO抗体)陽性妊婦は、妊娠が進むにつれ甲状腺ホルモン低下か顕著になり、流産の危険増す。

妊娠期間中、母体血の甲状腺ホルモン結合蛋白(TBG)が妊娠前の1.3-1.5倍に増えるため、1.3-1.5倍の甲状腺ホルモンが必要とされます(ほとんどの場合、チラーヂンSの増量が必要になる)。
チラーヂンSの補充量が不十分だと、流早産、妊娠高血圧、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)・子癇前症、骨盤位・前置胎盤、常位胎盤早期剥離、周産期死亡、妊娠糖尿病、分娩後出血のリスクが高まり、無事出産しても児の脳に障害が出たり、知能指数が低くなる危険性があります。特に妊娠前期が重要で、甲状腺ホルモン不足は流産に直結します。

出典元:妊娠と橋本病 長崎甲状腺クリニック

橋本病は流産だけでなく、こんなにも様々なリスクがあることがわかりました。ちょっとというよりかなり恐ろしくないですか?そして、このことについて知らない人って意外と多いんじゃないかなと思ったのです。不育症についてもそうですが、無知って本当に怖いなと改めて思いました。

2.検査結果

私の検査結果についてですが、こんな感じでした↓

妊娠前の数値
◎抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(抗TPO抗体)
・・・18.2+
◎抗サイログロブリン抗体
・・・32.5+
◎TSH(甲状腺刺激ホルモン)
・・・2.04-
☞不育症検査での血液検査では2.56で+でした!

TSHは-でしたが、上記2つは引っかかってしまい『橋本病』と診断されました。

妊娠中の数値
◎TSH(甲状腺刺激ホルモン)
・・・1.77-

妊娠5週目あたりでもう一度検査してもらったんですが、数値が下がっていました!

ちなみに首のエコーもやってもらいましたが異常なしでした!

妊娠中のTSHの目標値目安です↓

困ったことに、日本では妊娠週数によるTSHのコントロール目標値は作成されていません。

一般的には、米国甲状腺学会ガイドライン2011に準じて
妊娠前期(13週まで):甲状腺刺激ホルモン(TSH) 0.1~2.5μU/ml
妊娠中期(14週~27週): 〃 0.2~3.0μU/ml
妊娠後期(28週~41週): 〃 0.3~3.0μU/ml

になるようコントロールします(Thyroid. 2011 Oct; 21(10):1081-125.)。

出典元:妊娠と橋本病 長崎甲状腺クリニック

3.治療法

先ほど長崎甲状腺クリニックさんのHPの引用で載せた通りですが、治療法としてはチラーヂンSという甲状腺ホルモン剤を服薬することです!妊娠中に飲んでも良い薬なので安心です!!

私の場合、めちゃくちゃ数値が悪いわけではなかったことや、TSHの数値も下がってきていることから、妊娠前に服薬が必要とは言われませんでした。
しかし、不育症検査の血液検査では、TSHが2.5以上だったこと、今まで8週あたりで流産していることから、妊娠中は念のため服薬が必要だと判断されました。現在は一番量の少ないチラーヂンS12.5μgを服薬中です!

今後も何度か甲状腺内科のクリニックへ通い、数値を診てもらいながら服薬のコントロールをしてもらうことになりました!妊娠中は数値が変動しやすいため、慎重に診てもらう必要があるそうです。

4.さいごに

不育症検査をしなければ自分が『橋本病』だということを知らなかったと思うと、改めて検査をしてよかったなと思いました!あと、遺伝も関係あるのかなと思い母に聞いてみると、父方の祖母が『橋本病』だということを知りました!詳しくはわかりませんが、もしかしたら遺伝なのかも?と思ったりもしました。

今まで甲状腺の検査で引っかかったことのある方、流産を繰り返していて今まで甲状腺の検査をしたことのない方、子どもを望んでいて妊活中だけどいろいろと不安な方、是非一度検査してみるのが良いのかなと個人的には思いました!不安要素は取り除いていった方が前向きに妊活できますよね!!

アスピリンにチラーヂンに妊娠中飲む薬が増えましたが、赤ちゃんを守るため今の私はとにかく飲み忘れないように頑張ります!!

最後まで見ていただきありがとうございました。

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