コンテンツライティングの基礎|SEOとSNSの特性
前回までは、L Pやメール、その他広告に使えるセールスライティングの基礎について解説しました。今回は、現代のマーケティングで注目されるようになったコンテンツライティングについて説明させていただきます。
コンテンツライティングとは、SEOやSNSで用いられるライティングのことです。SEO対策は商品のWebサイトやブログサイト、SNSはX(Twitter)や Instagram Facebookなどの一般的なソーシャルメディアを想定しています。
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コアとなる考え方
まずSEOとSNS両方に共通する考え方ですが、まず大前提として重要なのは「ユーザーに良いコンテンツ(品質×量)を提供すること」です。
何が良い品質とみなされるのかは、各プラットフォームによって異なりますし、アルゴリズムは刻一刻と変わっていきますが、基本的には「役に立つ」「知りたい情報がわかる」「面白い」とユーザーに感じてもらえることです。
ユーザーに品質の高いコンテンツをたくさん提供すると、ユーザーから長い滞在時間とエンゲージメント(いいね、リポスト、外部リング)という反応が得られます。それが、フォロワー数やページビュー数を増やすことにつながっていきます。
SNSのプラットフォームは自社のブラットフォームに顧客にできるだけ滞在してもらいたいですし、Googleなどの検索エンジンも、ユーザーに役立ったと思ってもらうことでよりユーザー数を増やしたいからです。なので、細かいテクニックの前にこれは大前提として心に留めておきましょう。
SEOとSNSの特性と違い
大前提として重要なのは「ユーザーに良いコンテンツ(品質×量)」を提供すること」ですが、とはいえそれぞれで実際にライティングする内容は異なるべきです。まずは両方の特性をしっかりと理解していきましょう。
SEOの特徴
代表的なメディア:公式サイト、オウンドメディア(公式ブログなど)
メディアの特徴:プル型。ユーザーの検索行動によって自社メディアに訪問してもらうということなので、基本的には受け身なのがSEO対策です。
読者のニーズ:顕在化しているニーズ。ユーザー自身が検索することが前提なので、ユーザーに「これを知りたい」という明確なニーズが存在していることが特徴です。
適した情報:ナレッジ、ノウハウ、まとめ情報
求められる特性:専門性があり信頼できること
伸びるコンテンツ:基礎的な内容から網羅的に理解できるもの。例えば用語解説、サービス比較、ランキング、おすすめまとめなど。
SNSの特徴
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マーケターが最初の3年で学ぶこと
このマガジンは、事業会社でマーケティング担当者として13年以上働いてきた一介のマーケターが、事業会社のマーケターだからこそ得てきた経験を、…
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