南極観測船 宗谷
今年は30年努めた大手を退職して、中小企業に転職したり、新型コロナウィルスのワクチン2次接種で大変な目に遭ったりと、最低の年だと思っていますが、一つだけ良いことがあったことを記しておきます。
それは、「南極観測船 宗谷」に出会えたことです。
現在宗谷は船の科学館の反対岸に浮かんでおり、展示されています。スクリューは撤去されていますので、浮かんでいるだけになりますが、これだけでも大変なことです。
通常の方々は、宗谷については「初めての南極観測船」「タロとジロの生還」となどのワードが頭の片隅にあると思います。
しかしながら、この宗谷、それだけではなく大変な昭和の歴史を持っている船です。
竣工は昭和13年といいますので、もう83年も海に浮かんでいることになります。
Wikipediaによると、当初はロシア向けの貨物船として作られたらしいですが、それを日本が買い取り、太平洋戦争に参加し、砲塔を装備したこともあるといいます。つまりは、「太平洋戦争の唯一の生き残り」ということになります。
それを経験してもなお、南極観測船という国を背負っての任務という、とてつもない責務を果たしました。初期の昭和基地はこの船の存在なしにはありえません。
この船には昭和のロマンが詰まっていると思います。
この記事を読んだ方は、是非とも現在展示されている宗谷を訪れて頂き、宗谷の歴史を肌で感じていただきたいと思っています。
因みに宗谷のWikipediaはかなりの長文であり、読み応えがあります。ですが、興味のある方は一読をお願いします。
#宗谷 #ship #南極観測船 #船の科学館
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?