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おやすみ日記 12月前半

noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
11月後半の日記はこちらから。


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12月3日
大前粟生/「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」を読みながら電車に乗って買い物に行く。
お恥ずかしい話、自分がぬいぐるみとしゃべる人なのだが、読みながら「優しいんじゃなくて、弱いんだよな」と思う。これは他者に対しての感想ではなく、あくまで自分へのアンサーとして。ぬいぐるみには日々話しかけてしまうが、それでもいっそう話すことが増えるのは、自分の心が揺らいでいたりダウナーなとき。否定も肯定もしない、やさしい存在に救われている。ずるいけれど。
物語の中で主人公は自分のなかにある男性性や、それに抗う感情や、その抗う感情に対する嫌悪感みたいなものに悩んでいる。好きとは、触れたいとは、付き合うとは。努めてそういう本を選んでいるつもりはないが、ここ最近「らしさ」とかジェンダーにかかわる小説を選びがちな気がするな。別に取り立てて強い思想があるほうではないと思っているのに。不思議。
知っている街の描写が出てきて、ん?と思って映画のロケ地を調べたら、うっすら縁のある場所が出てきて、ほう、と思った。

都心で買い物を済ませ、近くにある商業施設で買い物をしていたら、産休中の上司に遭遇した。直属の上司なのだが、産休に入られてから転職と退職を決めたのでお伝えできずにいたのだ。これ幸いとばかりに報告する。プライベートで会うほどの仲でもないだけに、どうご報告すべきか悩んでいたので幸運だった。生まれたばかりのお子様、ご夫婦( どちらも職場の先輩なので、よく知っている )にそっくりで睫毛が長く、目がきらんきらんしていた。

12月7日
夫と過ごす休日。思い立って、少し遠くまで散歩がてら歩いて坦々麺を食べに行く。中国のご夫婦が経営なさっているらしく、お父さんが「オイシカタ?」「マタヨロシクネガイデス」のように、カタコトの日本語で話していらしてチャーミングだった。お母さんのほうは「またよろしくお願いします」と海外訛りながらも誤りなくお話しなさっていたので、「微妙に違うの気付かないのかしら?」と面白くなるなど。まあ伝わりゃいいですよねコミュニケーションなんて。正しさは二の次。

帰ってからは久々に夫とSwitchのマリオで遊ぶ。エンドロールまでコンプリートし、ボーナスステージみたいなところに入ったが最後、我々のスキルでは到底どうにもならないステージばかりになってしまって遠ざかっていたのだ。2人してゲームが得意な訳ではないが、わたしのほうがマシなこともあり、夫はわたしにばかり頼るのでわたしがイライラするし、夫は達成感がそう無いしで、あまりハッピーではなかったので。一旦どうにもならないステージを飛ばし、他のところを進めた。
夜はmenuのクーポンを当てたので夫と2人で忘年会と称してピザパ。今年の振り返りと、来年やりたいことなどを話す。来年のテーマは「姿勢を正す」だな。文字通り姿勢を良くしたいのもあるし、お世話になった環境を最後まで横柄な態度にならず去る/新しい環境に馴染むという意味でも。

12月11日
前日、職場の人たちと飲みに行っていた余韻でうすらダルい。自宅に食べるものがほとんど無いので、スッピンでチャリを漕いで丸亀製麺に行く。丸亀の玉子あんかけうどんがだいすき。たっぷり汁を飲みたくなるのをグッと堪える。

大して用事がないので、本を読んだり動画を観たりして過ごす。M-1ファイナリストになったジョックロックの動画を見漁った。平場におけるゆーじろーさんの可愛さと、福本さんのやさしい声色と話し方が好き。特に福本さん……わたしはほんとうにメガネホイホイすぎる……あと、柔らかな関西弁につくづくめっぽう弱い。年齢が一回り近く離れていて、「兄とか父とか」と福本さんのことを表すゆーじろーさん。2人の関係がすごく好きだな。

夜はハンバーグと野菜スープ。昔なにかの本で読んだのを思い出し、野菜を賽の目切りにして大きさを揃えたら舌触りが良くて驚いた。こういう細やかさが足りないのでわたしの作るご飯は大味なのだな、と知る。まあ性分なので仕方ないか。

12月15日
夫の誕生日。リクエストにお応えして予約していた、銀座のお店へすき焼きを食べに行く。
食べ放題のプランにしたのだが、これが正解だった。たんまり食べられるからというよりも、自分たちが心地良いスピードと量が選べるという意味において。精神的に落ち着いているので自分比としてそこそこの量は食べられたし、美味しくお肉がたくさん食べられたので大満足。とはいえ2人して年々胃が弱くなっていくのを感じる。いつまでも美味しくごはんが食べられる身体でありたい。

その後は日比谷で、誕生日プレゼントにしたオーダーシャツを作りに行った。数年前の誕生日だかクリスマスだかにも同じようにして贈ったのだが、気に入ってくれたようで何より。夫、180ちょいの身長で細身にもかかわらず持病で首が太いので、オーダーシャツは重宝するらしい。3着のうち、1着はわたしの好みで生地を選ばせてもらった。推しこと夫に好みの服を着てもらえるの、サイコーだな。どうか楽しく健やかな一年にしましょうね。

12月17日
昼過ぎから有楽町へ。夫へのプチギフト( 我が家のクリスマスは、事前に大きめのものをリクエスト制/当日に〜3000円くらいのプチギフトをめいめい買って交換という謎二部構成 )、この後会う友人と交換するクリスマスプレゼント、年末に会うお友達へのギフトを買いに行く。贈り物をたくさん選ぶの、ほんとうに楽しくてうれしい!

この後会う友人には、アディクションのリップ下地を贈ることにした。自分では買わないもの、でも貰ったら嬉しいもの、の絶妙なラインを狙うのが楽しい。余った時間で洋服やらアクセサリーやら本を眺める。コスデコのパウダー、タッチアップだけお願いしたのだが、超〜〜いいな欲しいな……

夕方からは仕事終わりの友人と待ち合わせ、忘年会を開く。おでんとお寿司と日本酒のお店、良さしかない。

日本酒に合わせるべく、おでんと一緒に
ホタルイカの沖漬けを頼む。
間違いない組み合わせ!

さんざんここでおもしれー女と呼びし我が友人、何を話しても盛り上がるのでずるい。本、ドラマ、お笑い、コスメ、仕事、生活……etc.一発目の話題がふるさと納税な時点でお察しである。本やドラマに対して「わたしはあんまりだった」が正直に言えて、理由を深掘りしていった先で「そういう発想はなかった!」と盛り上がれる貴重な存在。食べたいものと、食事に対するモチベーションがピッタリ合うのでサイコー。「夫は人生向き」という話、面白かったな。

このnoteもメンバーシップも読んでくれている彼女。来年も楽しく美味しいものをたくさん食べましょうね( 私信 )


前半と言いつつ、もう今年が終わりかけている。定時ダッシュして遊ぶか沢山残業するかの二択になりつつある12月。あとすこし、駆け抜けるぞー!


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