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おやすみ日記 11月前半
noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
10月後半の日記はこちらから。
🇫🇮
11月2日
一日中雨。もともと予定していた通り、自宅で夫とクレープパーティーをする。
雨だと分かっていたので前々から内容を決め、前日に手分けして買い物を済ませていた我々、ナイス!
バナナ、チョコソース、しょっぱい系としてレタスと 、ひき肉を砂糖醤油みりん塩胡椒で夫が炒めてくれたもの。わたしは生地をワシワシ焼いた。
生地、作るの大変かなと思っていたのだが、このレシピだと計量も粉を振るうのも楽ちんだった。粒子の大きさの順番で工夫されてるのだろうな〜と勝手に推察するが、ド文系に詳細は分からない。料理は化学( を、きちんと考察してくださる方ありがとう ) 。
大好きだったドラマ「きのう何食べた?」で朝からクレープパーティーをする回がある。それにずっと憧れていて、今回やっと実現した。
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生地がもちもちで、思っていたより上手くいった。自宅で「ふと食べたくなるバナナクレープ」が食べられるのは最高だった〜!良い休日。
次の休み、何する?と話したときに何の前置きもなく「……これは絶対来週したい!というわけではないので一案なんだけど……クレープ焼いてみたいんだよね」とぼんやり切り出したら「めっちゃいいじゃん。え、具材何入れる?」とすぐに買い出しリストを作り始める夫だからこういう楽しい休日が送れているのだろうな。感謝。
クレープを食べた後は各自好き好き過ごす。わたしはnoteを書いたり本を読んだりお昼寝をしたりしていたが、気付けば途中から夫と一緒になってサッカーのルヴァンカップ決勝を観ていた。素人目からしても手に汗握る展開……!スポーツにはドラマがある。
11月5日
一人で過ごす休日。数日前からちまちまと観ていたアマプリで配信されている「ゴールデンコンビ」を一気見する。芸人さんがたが普段の相方と違う誰かを指名してその日限りのコンビを組み、次々と出されるお題にその場で対応し答えていくバトル形式の番組だ。推しこと男性ブランコから平井さんが出ており、これまた好きなロングコートダディの堂前さんとコンビを組んでいたので嬉々として観た。
イメージとしては「超豪華IPPONグランプリコント版」という感じ。この世のものすべてを集めたような小道具の数に緩急のついた( ? ) セット、お題として無茶振りをしたり、よく笑わないな?!みたいな状況下で演技をしたりなさるゲストの皆様、とにかくお金がかかっているバラエティ〜!という印象だった。内容についてはネタバレもあるだろうから触れないが、とにかくお二人が相手を信頼しきった様子で目配せしたり、抱き合うようにして喜んだりネタを考えたりする様子が良かった。……と、書いてて何だが、抱き合うようにして喜ぶ30代、愛おしいな?
動画を見終えたあとは買い物へ出向く。行った先で盛岡にある松栄堂のアイスクリームに出会った。なんで東京にあるの?!?!歓喜!!
だいすきなラジオ「丸顔たちは、きょうも空腹」で取り上げられていたアイスクリームである。盛岡の銘菓処でありながら、当時は本店でしか買えないアイスクリームなのだと話題になっていた。というのに、東京で、しかも別にそう栄えているわけでもないここで出会えるなんて!嬉々として二つ買い、一つは夫と後日食べることにした。
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「黒すぎて自分の顔が映りそう」とラジオでお話が あったように、目が覚めるほど黒々としており、濃っ厚な黒ごまペーストが美味しい!それでいてミルクのほうも決して手を抜いているようなものではなく、コクリと飲み込んだその瞬間にギュッ!と美味しさがくるようなタイプ。おいし〜〜!!!
ハーゲンダッツくらいのちょっとリッチ価格のアイスだけど、これは出会えて良かった。ハピネス……!
11月9日
夫の運転で、飯能にあるムーミンバレーパークに連れて行ってもらう。我が家には住民然とした大きさのお一人、ペタリとずり這いする抱き枕サイズのお一人、計お二人のムーミンが暮らしている。夏場に洗濯してから一気に愛着が増し、ほんとうに家族のように愛でている。それゆえ夫も含めてムーミン愛が高まり、このたび飯能へ出向くことになった。
調べてみると、ムーミンバレーパークがあるだけでなく、同じエリアに広々としており、ゆったりと芝生でくつろいだりワンコをお散歩させたりできるような場所と、北欧雑貨が買えるショッピングエリアが併設しているそう。朝食兼昼食を食べ、ショッピングエリアを満喫し、ムーミンバレーパークの入り口までお散歩しているだけでも正直かなり満足できる心地よさだ。
……と書いて免罪符を用意しつつ、ここから懺悔をするのだが、入り口まで行った時点でかなり世界観に満喫してしまい、まさかの入場せずに引き返してしまった。だってすごく心地いいお散歩道だったんだもの!あとムーミンは愛でていてもムーミンの世界観をあまり知らない夫と一緒に一人4000円以上を払って入場するのはちょっと覚悟が決まらなかったのだもの!ごめんなさい!
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満足してしまった
キャラクターのエリアを別のキャラクターのエリアで例えるのはどうかと思うが、イメージ的には愛知にあるジブリパークに近いよう。アトラクションがあるというより、その作品の世界観に浸れるような作りになっており、メインは建築物や展示品らしい。となった結果、ちょっと……となり、ごめんなさいと思いながらそのまま帰り、代わりに入間アウトレットへ行って早めのクリスマスプレゼントとしてコートを買ってもらった。
( 後から聞いたら、入り口まで行ったら満喫して引き返した知人が三組いました )( ムーミンバレーパークの経営、大丈夫そ? )
話は変わるが、平成ヒットソングメドレーをかけながら歌いながら当時の思い出を話して過ごすドライブ時間が楽しかった。夫の運転、人柄が出ている〜と毎回思う。スマートな運転で高速をスイスイ進み、一般道では柔らかにブレーキを踏むのだ。ペーパードライバーのままゴールド免許になってしまったわたしからすると、本当に尊敬する。
11月12日
一人で過ごす休日。仕事の日と同じように目が覚めたが、なにをするわけでもなく二度寝するわけでもなくぼんやりとしていたら昼になってしまった。ここ最近、心の調子があまり良くない。
理由はある程度分かっていて、気圧とかピルの休薬期間とか寒暖差とか、どうしようもない理由が重なっているのと、仕事のタイミング。これは自分の頑張りでどうこうできるものではないので、今ある仕事をひとつずつこなしていく他ないのだ。そこまで心の棚卸しが済んだ上でのコレなので、そういう時期なんですね〜〜という気持ち。
とはいえ何もせず一日が終わると夜自己嫌悪に陥ってもっと気持ちが落ちることは分かっているので、ごく最低限のタスクをこなすべく外に出る。自分をお気に入りのパン屋さんが期間限定で出している大学芋とさつまいもペーストのベーグルで釣って外へ出た。
タスクをこなしながら普段と違う道を通り、ちょっとだけ気持ちが上を向くのがわかった。平日も一人で休日も、ルーティンをこなすだけで過ぎていくことが辛い。夫がいないと生活が華やがないことはもっと辛い。夫のことは心から好きだが、そんなふうに依存して生きていくのは自分の美意識というか心地よさに反する。多分いろんなことに焦っている。
結構な距離を自転車を漕ぎながらそんなふうにいろいろなことを考えるとスッキリした。変わるから変わりたい。変な表現だと思うけれど、自分のための日記として残しておく。
夜は山本ゆりさんのレシピでハッシュドポークを作り、せめてもとサラダにバター醤油で炒めたエリンギやアーモンド入りチーズや何やらを載せたら夫が労ってくれて嬉しかった。
11月16日
仕事より少し早い時間に起きて支度をし、大阪へ。現地集合で母と落合い、2泊3日の大阪旅行である。とはいえわたし自身は学生時代にさんざん大阪京都は行ったし、母は母でそう観光地〜!に興味があるほうではないので、「とりあえず一緒にホームではない地を歩く旅」である。
母が午前中だけ仕事だというので先に大阪へ行き、眉毛サロンへ。都内で何年もお世話になっていたアイリストさんがご結婚を機に大阪へ移られたので、これはチャンス!と思い、施術をお願いしたのだ。お人柄も去ることながら、ほんと〜〜に毎回綺麗な眉毛にしてくださるので、もうこの方以外頼みたくない……と思う。とはいえ大阪は遠すぎるので、いい加減どうにか東京で新しいところを探さねばなのだが。だってこの形がいいんだもの。久々にお会いして、眉毛だけではなく心もスッキリした。お会計のときにお土産をお渡ししたら「わたしもお渡ししたいものがあってー!」と、美味しいスコーンをいただき恐縮した。やさしい世界……
綺麗にしていただいた眉毛にニヤニヤしながら梅田へ移動し、友人と合流する。もう何年も付き合いのある友人で、なんならこのnoteも読んでいる。ひさびさに会ったが、お互いの近況を知りすぎており変な感覚がした。かつてお互いが好きだった人のことまであらかた知っているので話が早い。
もともと仲良くなったきっかけがとあるバンドなのだが、彼らが解散してしまったので定期的に会うきっかけはなくなってしまった。彼女との繋がりは続いていて、バンドという共通項がなくてもそれが繋がり続けていることは嬉しい。
でもその反面で、わたしたちを繋いでくれたあのバンドの物語はもう紡がれていかないのだということに、彼女と解散してからワッと泣きそうになる瞬間があった。新曲がでなくてもいい、ライブをしなくてもいい、それでもいいから、わたしたちは大好きなあの三人が楽しそうにしているところが好きだったのだと気付いた。一生いちばん好きなバンドである限り、こうして今後何度も傷つくのだろう。これは、ほんとうに好きだったからの傷だから、ちゃんと受け止めていく。
……みたいなニュアンスのことを彼女とも話していたのだけど、二人して元カレ引きずりまくってる重い女みたいで二人で笑った。だって大好きだったんだものね!!!!
友人と解散してからやっと母と合流し、予約していたお店で韓国料理を食べた。ずっと食べたいと言っていたカンジャンケジャンが食べられて嬉しそうな母をみて、わたしも嬉しかった。大阪旅行の話はまだ続きそうなので、これはまた後半にて。
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