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おやすみ日記 7月前半

noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
6月後半の日記はこちらから。

🐻‍❄️

7月1日
名古屋旅2日目。前回の日記に書いた通り、シフト調整の関係で爆誕した2連休を使って、関西出張帰りの夫と名古屋で合流。名古屋といえばモーニング!と前夜から張り切るも、旅行どころではない大雨だった。それならばと栄のコンパルで朝ごはん。

「お店のロゴが見えたほうがあなた好きでしょ」と
砂糖を回してくれる夫、よく分かっている
名物アイスコーヒー。
ホットコーヒーに砂糖を溶かしてから
一気に氷へドッと注ぐ!

本当はイチオシのKAKOやらカラスやらを案内したかったし、新しいところも開拓したかった……!しかも「お昼にエビフライサンド食べよう」と話していたので、期せずしてコンパルを1日でハシゴすることに。どういうこと?

あんバタートーストとハムエッグサンドを頼んで半分ずついただきました。

開店待ち。シャッターの色が可愛かった

そのあとは雨が上がったので名古屋城へ。年1以上のペースでなぜか名古屋へ行っているのに、名古屋城に行くのは初めて。

観光地でよくこの指差しポーズをしてしまう。
そこにあるのは見たら分かるって

雨上がり。とにかくあっっっっつい!
ゼェハァ言いながらある程度眺め、「ちょっとこのくらいでいいかも……観られたし……」と足早に退散。こういうところの気が合うの、最高だぜ。

その後は名古屋からお暇する前に、またコンパルで( 今度はサンロードのコンパルに! ) エビフライサンドを。
前に1人で名古屋へ来たとき、べらぼうに美味しくて!夫にも食べさせたいと思った味なので、一緒に食べられて嬉しかった。

ということで名古屋から退散。
1日挟んで新婚旅行がスタートするという弾丸スケジュール。ノリで決めたし、特別何をするというよりは暮らすように過ごして、ただ遠くへお散歩したような休日だったけど、贅沢でとても良い旅だった。

7月3日〜7月6日
新婚旅行で、3泊4日の北海道旅行へ。
詳細に関しては、ここに思い存分記したので割愛。
どの写真を見ても鮮明に思い出せる。何もかも美味しくて過ごしやすくて良い街だった……

🦭北海道旅行の記録はこちら

夫とあちこちを観光する中でひとつ、よく覚えている話がある。旅における価値観の話。
旅行するときに、何を目的とするかが全然違うね、という話をした。行きたいところも、行って何をしたいのかも。

夫が好きなのは、いわゆる「絶景スポット」みたいな場所が多い。今回の旅行でいえば、富良野のラベンダー畑なんかがそうだ。自然豊かで広大な場所、地球の大きさを感じる場所に惹かれるのだという。あそこに行ったのも夫の希望だった。
それに対してわたしが好きなのは、「住んでいる人の暮らしが分かる場所」。一人旅をするとき、もちろん観光名所にも行きたいけれど、同じくらいその街の人たちが洋服を買うために行くショッピングモールや小さな喫茶店に惹かれてしまう。

たとえば同じ「美術品を愛でる」という事柄にしても、夫はお城や大仏、美術館そのものなどの大きさやスケールが大きい中で保たれる様式美に惹かれるそう。わたしは絵画やその芸術家がどういう時代背景、どういう人生のなかでその芸術品と付き合ったのかに興味が湧く。

natureとculture、愛するものの違いだね。と話して以降、旅の中で事あるごとに「これはnature」「これはどっちも」と話していた。そして夫と行く旅の素敵なところは、その両方が楽しいこと。お互い「1人では選ばなかった、でも行って良かった」ところが多くて、これが誰かと行く旅の醍醐味だな、とおもう。前に読んだ本にも、そんなふうなことが書いてあったな。

その年の秋に友人と三人で十日間、日本を旅行し、翌年の冬からは今の同居人と一緒に暮らすことになった。今でも私は、ひとりで食べるご飯をおいしいと思うし、ひとり旅の気軽さが好きだ。その一方で、こう思うようになった。ひとりですることはすべて記憶になるけれど、一緒にやれば思い出になると。感動も不平不満も、心の中でつぶやけるだけつぶやいた後には口に出して確認したくなるものなのだ。

キム・ハナ.ファン・ソヌ
「女ふたり、暮らしています。」より

とにかく、良い休暇だった。

7月7日
北海道から帰京。暑くて暑くて暑くて記憶がない。サクッと外に出て買い出しを済ませたつもりがしっかりと熱中症になり、夫婦2人してグッタリと休む。

浅野いにおの「おやすみプンプン」が数日限定で無料公開されていたので、ありがたく読み始めた。鬱々とした話であることは分かっていたけれど、思っていた以上に鬱々としている。

7月8日
長期休み最終日。
「おやすみプンプン」を読み終えて、朝から清々しい鬱々とした気持ち( ? ) になる。アンビバレントな感情であることは承知しているけれど、もうこれ以上の言葉で表すことができない。どうしようもなく暗く、救いが無く、でも奈落の底ではなくて、でも光が差しているというわけではない。読むんじゃなかったと思う一方で、最後まで読み切れたことが嬉しい。不思議な話だ。考察やインタビュー記事を読み漁りたくなるようなお話だった。

読み終えた後は、夫と近所のお蕎麦屋さんへ。
最近はパスタよりラーメンよりお蕎麦が好き。穴子天が美味しかった。蕎麦前やお酒も多くて素敵。今度はぜひお酒もいただきに行きたい。
お向かいにいらっしゃったご夫婦が「ウォーキング終わりのコレは最高〜!」と言いながらどんどん蕎麦前を頼み、グイグイお酒を飲み、サクッとお蕎麦とカツ丼をそれぞれ1人前ずつ食べてらして、その気持ち良さったらなかった。良いお店。


7月11日
買い物をしに都心へ。図書館に寄りたいがために徒歩で20分ほど駅まで向かうことになる。暑すぎて溶けかけ、途中のスーパーでクーリッシュを買い、食べながら歩いた。もう夏。これは夏……!

行った先で無料肌診断に誘われ、なんとなく受ける。手の内側で元々のポテンシャルを測り、顔で実際の顔の肌状態を見るとのこと。手の内側にカメラを当てた方に驚かれる。
「今日トップのお肌です!どおりで!肌も白いし!」
遺伝の要素が強いんですよ!ご両親に感謝ですね〜!と高らかに言われ、恥ずかしいやら有難いやら。へへへ、親に感謝だ。
と思っていたのも束の間、顔に当てられたカメラを見て絶句する。………火星に入った探索カメラ?この荒れた砂漠にも植物はススキくらいなら育ちますみたいな感じ???
とにかく汚い。荒地。「摩擦ではないので悪くはないです!」とフォローされるも、酷い。それが宣伝方法なのかもしれないけど!分かるけど!
さんざんエステに誘われるも、なんとかお断りして後にした。スキンケア、頑張りたいところ……

夜は後輩ちゃんとご飯。誰と話しても最終的に気付けば臨床の話になっている我が職場、愛おしい。恋の始まりを聴き、こちらまで華やいだ。
「ここのデザート、あんまりピンと来ないような気がしてて、」と言いながらコチラをチラチラ見て、「違うお店行っちゃう?」を待っていた後輩ちゃん。声をかけると「まだあおいさんとお話ししたかったから、つい目線送っちゃいました」と話すの、可愛い。可愛すぎるぞ。

行くところが無さすぎてロイホに行き着いた


7月15日
ふと思い立ち、iPhoneを購入する。
ボーナスが入った人間、衝動買いが捗りすぎて怖い。あんなに買い渋っていたのに。
旅行中、iPhone14に変えたばかりの夫の画質が良くてずっと羨ましかったのだ。飛行機やホテルを予約している手前、機種変更が怖かったわたしはスマホが変えられず。ようやく全て終わったので、これを機に買うことにした。この前自宅で機種変更を済ませた夫が「何か困ったら教えられるよ」と言ってくれたのも大きい。届くのが楽しみ。

昼からは結婚式のアルバム作りに取り掛かった。
式場で頼むという手もあったけれど、コスパ的にもこだわりたいところは自分たちで選びたいのもあり、諸々を考えて自分たちで注文することにした。予めどこの印刷会社を使うかは決めていたし、まあ大変だろうけどなんとかなるでしょ〜と始めた、その想像を遥かに超える大変さ……!
写真を選別し、AIが自動生成してくれたものを元にしつつ構成を考える。すべてのページをコラージュにせず、メインの写真は両面開きで使い、となるとここのページがズレるから……と大格闘。とりあえずどのページにどの写真を使うか決めた時点で数時間が経っており、一旦今日はここでおしまいにした。新婚イベント、最後の砦。険しいぞ……


夏の暑さにへばっていたら、とっくに7月前半が終わり、慌てておやすみ日記を書きました( よくお尋ねいただきますが、下書きを溜めずに思い出して一気に買いています✍️ )
あまりにも計画性が無さすぎる。上手く暑さと向き合っていきたいね7月!


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