おやすみ日記 2月後半
noteでは何かひとつのテーマに絞ってつらつらと綴ることが多くて、ずっといろんな方の日記に憧れていた。誰かのたわいもない、けれど愛おしい日々がすきだ。わたしの休日もそうあってほしい。そう思って、いつまで続くかは分かりませんが、気が向くままに覚えているかぎり、綴ろうと思います。好きなところだけつまみ食いしていただけたら幸い。
2月前半の日記はこちらから。
なお、後述する諸々によりとっくに3月を迎えておりますが、例によって備忘録としてお付き合いいただけると幸い。
🏃♀️
2月18日
翌週に控えた学会出張のため、諸々の買い出しをするべく、夫と歩いて近くの複合施設へ。
こういうときウィンドーショッピングが得意でない彼を付き合わせるのに罪悪感があるのだけど、どちらからともなく「30分別行動しよ」と働きかけられる関係の居心地の良さといったらない。その後の再集合場所が書店なところまで含めて、ほんとうに最高のパートナーである。ルンルンで化粧品を買い足し、新しいローファーを買った。コスメはセザンヌの眉マスカラと、エクセルのアイシャドウを。
セザンヌの眉マスカラの極細タイプを初めて買ったけれど、非常〜〜〜に良い。ピンクベージュ、個人的地肌馴染みが良くて大正解だった。
昼食に食べに行ったトンカツが人生史に残る美味しさで、2人でしばらく興奮冷めやまずという感じだった。お店が混んでいたのと、早く食べたかったのとで写真が1枚も無いのが悔やまれる。
そこに添えられていたトリュフ塩がべらぼうに美味しく、2人で相談して買って帰宅。
2月19日
半日仕事、のち午後休。
帰宅してすぐ彼と家を出て、カフェでランチを食べた。
決して近いとは言い難い距離にあるけれど、大きな図書館に行くにはちょうどいい立地にあるので先月に続いて来訪。「サンドウィッチ」を構成する以前に「パン」が、「野菜」が、美味しくて、個々の力の強さと総合力の強さを感じる。
そのあとは図書館へ。
お互いに選書し合うことにして、ああでもないこうでもないと本を探す。Kindleを共有し、読み終えた本を一緒の棚に並べ、頻繁に読んだ本の話をする彼の好みはなんとなく分かっているけれど、いかんせん読むジャンルが違いすぎてピンと来ない。それも含めて楽しいけれど。
わたしは彼に朝井リョウの「時をかけるゆとり」を。「何者」「正欲」にハマった彼に、朝井リョウのお腹が弱くてファニーなギャップを推したい。
ふたりで向かい合って黙々と本を読む休日、午前中仕事をしたと忘れるくらい良い時間だった。
2月23-25日
先に言っておくと、決して休日ではない。れっきとした出張である。
とはいえ遠出した記憶は残しておきたいので少しだけ綴っておく。
学会発表のために岡山へ。
はじめての学会発表。上司から声をかけられてからもう1年近くが経とうとしていた。こんなに長いことご退院した患者さんのことで向き合うのは初めてだった。
結婚した翌日も早朝から抄録を添削していただくべく上司のもとに行っていた。今はやっと終わった解放感でいっぱいだ。もうしばらく発表はやりたくない……
学会以外の記憶がほぼ無いので、撮っていた数少ない写真を。
去年の夏前まで数年所属していた、元フロアの後輩と一緒だったのだけれど、良い距離感でいてくれる本当に素敵な子で有難かった……プライベートでもご飯を食べに行ったり、こっそりと「誰にも話せてないんですけど」と相談事をポロポロ溢してくれたりするくらいには親しくしてもらっているとはいえ、先輩と行動するの疲れただろうな……ありがたや……
2月26日( 前半 )
なんつー表記。
でもこう書かないことには分けられんので、まあ気にせず進んでください。そうそうそこをまっすぐ。
翌日まで岡山にいたのだが、この日は早朝から羽田に行き、午前中には神戸にいた。飛行機を降り立ってすぐ、中心街にどうやって行けばいいか、調べずとも分かるのはもう降り立つのが数回目の場所だから。とはいえ三宮がダンジョンすぎていつも激しく迷う。ドタバタと待ち合わせ場所へ。
noteお友達の雨粒さんと、はじめてお会いした。
noteにも書いていらした持ち物を目印にしてくださったというのもあったけれど、お会いした瞬間にこの方だ!と分かった。みちさんとお会いしたときも思ったけど、文章、名より体を表している。
幾つかピックアップしてくださっていたお店から選ばせていただき、まずは腹ごしらえということで香港茶楼さんへ。
飲茶ミニセットとは……?というほどドドンとしたメニュー達に最初から大歓喜。つるんとした……( あれはなんだ ) ……水餃子と春巻きの間のようなものが特に美味しかった。あと大根餅。もちもち、つるりん、ぱりぱり、みたいなオノマトペにうんと弱い。食感からして好き。2人して「これ、なんでしたっけ」「……楕円ですね!」と何を食べているやら分からなくなっていたの、一気に緊張がほぐれた。
そこからはあれやこれやお話しつつ、雨粒さんおすすめの雑貨屋さんを巡るお散歩をした。
ひとつひとつの動作が丁寧で美しく、気品を感じる方だ……という印象。それなのに、ああこの方ほんとうにお酒がお好きなんだろうな、となんとなく感じる一面のギャップにまた惹かれる。
noteの話、コンテンツの話など、noteを読み合うだけでは知り得ないところまで関われたことが嬉しかった。
とはいえ話し足りなかったので、またどこかでぜひお会いしたい……!
以下、巡ったお店、覚えている範囲で幾つかだけピックアップし、ちまちまと書き残しておきます。
minima
お店の端から端まで心くすぐるもので溢れている。
アクセサリーがお値打ちすぎて、2人で「某S○EINよりお安い……」「労働にきちんとした対価が支払われているか心配になりますね……」と斜め上の心配をしてしまった。ピアスをお迎え。
背中を押していただき、くすんだ青のシアーブラウスも購入した。
PoLeToKo
かわいらしい木製のどうぶつ達がずらりと勢揃いしていた。雨粒さんのご自宅には何名かいらっしゃるのだとか。
みんな緊張感のない顔をしていて、こちらまで気が抜けてしまう。自宅に連れて帰りたくなる欲求を必死に抑えた。
Voyageur
アクセサリーパーツ、半オーダーメイドアクセサリーをはじめ、沢山のアクセサリーを扱うお店。近隣に数店舗あり、見ているだけでも楽しい。
勿論お品物を見ているだけでも楽しいけれど、それ以上にカワイイものと付き合っている人たちの顔がイキイキしていて、そちらに惹かれた。
初夏に結婚式( らしきもの ) を控えているので、ブライダルアクセサリーを見るのにもお付き合いいただいた。ハレの日の物は見るだけで心が華やぐ。
ご紹介いただいたのが嬉しかったので、追記として特に好きな雨粒さんの記事を幾つか貼らせてください。こういう年の重ね方をしていきたい。
2月26日( 後半 )-27日
雨粒さんとお別れし、友人とホテルで待ち合わせてチェックインを済ませて、いざ神戸国際会館へ。
ここやここにさんざん書き散らしていた、WEAVERの解散ライブに行った。
神戸国際会館に来るのは3年ぶり2回目。10周年をお祝いしたあの時は、まさかこんなことになるなんて思ってなかったな。
書き残しておきたいことは沢山あるはずなのに、ちっとも言葉にならない。東京でのラストライブのときはあんなに書き散らしたのに。ちゃんと覚えているのに言葉にならない。とにかく楽しくて、でもこんな輝きがもう二度と訪れないのだと思うと悲しくて悲しくて仕方がなかった。
でも、彼らが選んだ道がこれなら受け入れなきゃな、と今は思っている。
ライブが終わって友人と再合流し、「とりあえず塩」「お酒飲もう」と鳥貴族へ。かつてのライブ後に行ったのも鳥貴族だった。お酒を飲んで、「WEAVER以外の話、しよ」と違う話をした。仕事のこと、恋愛のこと。でもふとした時にWEAVERのことばかり浮かんで、無理やり消した。
あれだけ泣くほど悲しかったのに、焼き鳥もお酒も美味しいし、ホテルにサービスでついていたクロッフルにはしっかりと生クリームを盛って食べた。ちゃんと美味しくて、ちゃんと楽しくて、それが悲しくて嬉しかった。
翌日、ヘトヘトで帰路につき、自宅が見えたところでふと「あ、終わったんだ」と思った。
終わった。終わってしまった。昨日この家を出た時、まだバンドは終わっていなかったのに。目に見えない時間の流れがダイレクトに現実としてブッ刺さって、あ、と思った。その事実に耐えられなくて真っ暗なままの部屋でからあげクン片手に号泣した。
もう生涯で二度とこんなに好きになれるバンドはないよ。ずっと愛してる1番好きだあなた達がわたしの光だった。
2月が終わると同時に、公私共に燃え尽きてしまった月でした。
3月は誕生日が来てレベルアップする月!
新しい気持ちで楽しむぞ〜〜!ヤー!