第3の居場所は必要?
自宅と学校以外の居場所
最近第3の居場所があるか?と話題になりました。
第3の居場所とは、学校と自宅以外の場所。
そう改めて言われると、そういう場所を作るのって難しいですよね。
一番可能性があるのは習い事先かもしれませんが、習い事の種類によっては、そうなりにくい場合も。
なにより、競争ばかりだったり、雑談する間もなかったりするのであれば、どんなに環境の整ったところでも、第3の居場所にはならないですよね。
私は第3の居場所という意識ではなかったのですが、自宅と学校以外に子供が頼れる場所を作ろうと心がけています。
それではうちの子供の置かれた環境が関わっています。
身内がいない!?
うちの子は一人っ子。
なので、一番身近な人というのは私たち両親だけになってしまいます。
では祖父母はというと、祖父は両方他界、パパ方の祖母は施設入居、ママ方の祖母は結構離れた県外在住です。
パパ方の地元に住んでいるので、パパ方の身内はたくさんいるのですが、子供の従兄弟はなんと30歳以上年上。
従兄弟のお子さんとなると、子供の5歳以上年下になってしまいます。
どちらかというと、相談される側になっちゃいます。
しかも盆や正月に集まったりする習慣がないので、ほとんど顔を合わせない身内ばかりなのです。
会うのは法事のときくらいですが、子供が出席することはあまりなかったりしますからね…。
なので、子供にとっては「なにかあったら〇〇さんを頼ったり、相談したりしよう!」という相手が身内になかなかいないのです。
人でなく、場所を頼る
そういう環境のため、子供が生まれてからすぐに、子供の将来の相談相手を探すようになりました。
学校や友達がいれば大丈夫かな、と思ったときもありました。
ただ、いろいろ考えていくうちに、「人」にばかり頼っていてはいけないな、と思ったのです。
というのは、学校でも放課後デイでも、担当の先生がすぐ変わってしまったからです。
特に小学校は担任の先生は今のところ、毎年変わっています。
しかもほとんど転勤されているので、休み時間に相談、というのもなかなか難しい状況だったりします。
友達だって、ずっと友達であることが確約されているわけではありません。
子供に言わせると、親友はいないらしいので(汗)
あんなに仲良くしているお友達いるのに!?って感じですが…。
そういうわけで、あまり人に執着する息子ではないせいか、心を全開で開いている人もいない気がするのです。
おそらく先生が変わっても、学校や放課後デイにいきしぶりがもなく通ってくれている理由かもしれませんが、ますます相談する相手(人)を固定するのは難しい気もしてきます。
なので、放課後デイや病院など、できるだけ子供を通わせるところを作ったのは、「この場所に行って誰かに話せば、わかってくれる人がいる」という場所を作りたかったからです。
そうすれば、担当者が辞めたりしても、施設が継続している限り、誰かがいてくれますもんね。
習い事も同じように思われがちですが、私の中ではちょっと違います。
息子はやはり自分の気持ちを言葉にするのが苦手。
ちゃんと伝えることができなかったり、逆にストレートに言いすぎてしまったり。
そういう点を踏まえてちゃんと話ができる人がいるところがよかったんです。
そういう場所は数が限られていますが、そんなにたくさんなくてもいいですよね。
そういうこともあり、療育も病院も結構早い時期から通わせたところもあります。
話せる相手がいれば、きっと大丈夫
割と年が行ってから生まれた我が子。
なので、パパとは「孫を見ることはできるんかな」なんて話をしています。
悲しいことだけど、子供より親のほうが先に逝ってしまう可能性が高いわけで…。
そしたら親にできることは、その後の環境を整えてあげることくらいだよなぁ、と。
もちろん親が準備した場所でなく、大親友を見つけたり、結婚相手を見つけたり、自分で信頼できる相手を見つけることができれば一番だと思います。
ただ、発達障害は人とのコミュニケーションが難しいといわれているので、やはり人間関係は苦労する部分でないのかな、と思うのです。
身内にも発達障害のことは伝えているのですが、やはり息子のいろいろなこだわりや行動で戸惑うことが多いようで。
身内だからきっとわかってくれる、ということに頼ってはいけないな、と最近感じています。
なので、親は公共の利用できるものを使って、子供がいざというときに話ができる場所を確保しておくこと。
あとは、子供がこれから生きていく上で、どういう人と出会って、どういう人間関係を築いていくか、自分で切り開いていくか、かな~と思ってます。
学校でも放課後デイでも、必ず誰かと一緒です、と言ってもらえます。
そんな息子なので、きっと困ってても誰か声をかけてくれたり、勇気をもって話しかければ、きっと助けてくれるだろう。
そう信じたいですね。
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