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中2でNMB48沼に溺れた話

私がNMB48に出会ったのは、2013年の紅白歌合戦『カモネギックス』である。
ダンスをキビキビと踊り、個人がかわいさを主張するパフォーマンス
こんなにかっこいい女の子たちがいるんだ、
中でもキリッとした目鼻立ちのさや姉こと山本彩さんに惹かれた


さっそくTSUTAYAでC Dを漁り、ファーストアルバム『てっぺんとったんで!』をウォークマンにダウンロードして聴きまくった(ちなみにさや姉がいるType-N)

全部、素晴らしい!!!!
初手の『絶滅黒髪少女』で清楚かつクールな日本の少女を演出し
2作目の『オーマイガー!』でフレッシュ感、3作目『純情U−19』『ヴァージニティ』で大人に迎合せず擦り切れた、でもピュアな少女感を押し出している。

そんでもってメンバーも可愛い。
さやみるきーと呼ばれるさや姉こと山本彩さん、みるきーこと渡邊美優紀さん、そして山田菜々さん。みるふうの白間美瑠さん、矢倉楓子さん。なぎっしゅーとよばれた渋谷凪咲さんと薮下柊さん。他にもYouTubeのメイク動画で有名な吉田朱里さん、独特なキャラの木下百花さんなど個性的でおもしろく、可愛いメンバーがそろい踏みだった。


私の3大推しはさや姉、ふうちゃん、けいっち(上西恵)である。

中学校では、NMBのことを話すことはなかった。クラスの女子はみんなジャニーズ、K-POP、アニメ・ゲームのどれかのグループに属していた。たまにAKB・乃木坂好きの子がNMBのことを知っていてくれたので、ちょっとだけ話したりもしたが。

高校生となりお小遣いにちょっと余裕が出ると、NMB48劇場版CDを買って握手会へと出かけるようになる。

11枚目シングル『Don’t look back!』、同じく12枚目『ドリアン少年』の劇場版を購入。上に記した3大推しと1回ずつ10秒間握手をした。

さや姉(山本彩さん)との握手はさすがトップアイドルという対応だった。笑顔のプロ、まぶしかった。

ふうちゃん(矢倉楓子さん)は優しい笑顔で対応してくれた。めちゃくちゃ可愛い。早めの時間だったからか手が冷たかったことを覚えている。

けいっち(上西恵さん)との握手は、今でも悔いが残っている。けいっちが明るい笑顔で優しく握手して何かお話してくれたのに、緊張して言葉が聞き取れず「えっと…?」と聞き返して結局何を話してるのかわからずに終わってしまったのだ。10秒が断ち、引き剥がされたときのけいっち寂しそうな、申し訳なさそうな顔を今でも覚えている。できればもう一度、握手でも観劇でもしてけいっちと会いたい。

このように、音楽番組にNMBが出ればすかさず録画・視聴して、まとめサイトで今のNMBの状況を逐一確認した。サイトでは「NMBは他の48グループとはひと味ちがう」「パフォーマンスがかっこいい」「個性がある」などとポジティブな感想を見ると、私もとてもうれしかった。乃木坂・欅坂がすごく有名になっていたが、NMBはそれほどではなかった。売れてほしいけど、私だけが魅力を知っているNMBであってほしい、とよく思っていた。

このように隠れNMBオタクであった私だが、山本彩さんの卒業をきっかけにNMBを追うことを辞めてしまう。『僕だって泣いちゃうよ』のMステを見ながら、私のNMB人生は終わったな、と思った。そこからは大学受験に向けて勉強を頑張った。

時は過ぎて新社会人となった今年、Apple Musicで『天使のユートピア』公演の音楽がリリースされていることを知る。たまには聞いてみよう、と開いてみると音質も歯切れもよい音楽が聴こえてきた。どの曲もかっこよさと可愛さがあり、私が見てきたNMBの個性が、また私を惹きつけた。かつて私が見てきたメンバーたちはもういないけれど、新しいメンバーが頑張っている。ちょっとずつNMBのバックナンバーを聴き始めた。

いまは社会人になって少しばかりお金に余裕ができた気がする。中学生のときに行きたくても行けなかった、ライブに行ってみよう。しかも大阪へ。より”なんば“ を感じてみたかった。

次回、『NMB48 14th Anniversary LIVE』へいざ行かむ!





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