女性に「何歳ですか」は失礼?

 女性に歳を問う場合
「失礼ですが、おいくつでいらっしゃいますか?」
みたいな感じに「失礼ですが」と添えるのが常識的とされている今日。

 私が何となく疑問に思っているのは、その常識自体ではなく「失礼ですが」をつけないといけない線引きは何処なの?という話。

何歳くらいから歳を問うのが失礼になるの?

 まだまだ小さい、可愛らしい女の子。歳を聞く場合は大体みんな
「なんさいですか?」
と聞き、女の子は声か指を使って返答する。

 このような「明らかに低年齢であろう」という女性に対しては「失礼ですが」という枕をつけるのは一般的ではないようだ。小学生、中学生あたりの女性に対しても特に気を払うことなく質問できてしまう気がする。

 では、高校以降はどうか。高校生の場合、制服を着ていれば間違いなく判別がつくが、私服の場合は人それぞれの成長度合い等によって見え方が変わってくる年代のように思える。実際、私などは中学生の頃から「32歳」と言われていたので、そういう方もいるかもしれない。

 制服を着ていなくとも「この子はきっと学生だろう」という風に判断すれば、失礼ですが、と添える人はそう多くはないだろう。では、見た目から何歳くらいか判別のつかない場合はどうすればいい?

 人に対して勝手な想像をすること自体がそもそも失礼だとは思うが、もし女性に歳を聞きたい、聞かなければならない、といった場合は何歳くらいに見えたら「失礼ですが」と添えるのが良いのか。もちろん、問われる側にしてもその辺りの感覚は千差万別であろうが、奥様方に対して不躾に歳を問うのは非常識だと考える人が多いのではないか。

 25歳より上から?30歳より上から?

 どの年齢でボーダーラインを引くにしても問う前には当然、実年齢を把握している訳ではないので、見た目で何歳あたりかを推測して会話に入らなければならない。皆さん、一体このあたりはどうお考えなのだろうか。

 いくら考察したところで正解など出るわけもないが、個人的には。子ども、もしくは学生であるという判断が確実につく場合のみ「失礼ですが」という言葉は添えない、いや、いっそ全年齢に「失礼ですが」と添えるのが無難ではないかと考える。

 私は普段から初対面の相手と接するとき、いくら小さい子どもであっても必ず敬語を使うようにしている。別にそうしていない人に対しては何も思わないが、年齢という基準よりも初対面であるかどうかという基準が、自分の中では先行する。

 そんな感じだから、年齢を聞く場合にもとりあえず「失礼ですが」と添えるようにしていった方が性には合うかもしれない。

 ただ、人に年齢を聞く必要のある仕事をしている訳でもなければ、人の年齢にも特に興味はないので、普段年齢を聞く機会なんかない。死ぬまでに「あの時、年齢聞くときの言葉遣いについて決めておいて良かった~~」となることがあるだろうか。

 こんなこと考えるより、ブラックサンダーを2個食べていた方が人生よっぽど有意義です。皆さんも是非ブラックサンダーを食べてみてください。

 ごきげんよう。

神の恵み