
【相談事例#12】内科|深夜の「カルテまとめ書き」もうやめたい!?
こんにちは、目利き医ノ助の滝村です。
【相談事例シリーズ】では、目利き医ノ助メンバーが実際にご相談いただいたIT化・DX化の事例と『重要なポイント』を紹介しています。
今回は、開業3年目の内科クリニックのカルテ記載に関するお悩みについてご紹介します。
ご相談クリニック情報
■状況 :ご開業3年目
■診療科目:内科
■患者数 :60~80人/日
■検討システム:AI音声入力・要約システム
初回面談
カルテ記載に関するお悩み(深夜のまとめ書きをやめたい)
┗ 診察中は概要を記入し、夜にまとめ書きをしている
┗ 思い出しながら加筆するため、効率が悪い
┗ 西暦まで書くなど、細かい自分なりのこだわりがある
開業から2年が経ち、患者数(60~80人/日)も増えてきたため、カルテ記載の手間がどんどん大きな負担となっていました。
診察中に概要を記入し、夜に残りの部分をまとめて記載するものの、どうしても深夜まで作業がかかってしまうとのことでした。
ヒアリングを進める中で、診察中に高い精度でしかも高速にカルテ記載ができれば、相当な合理化になつがるとの方針が固まり、AI音声入力・要約システムをご提案することに。

実は進化が著しい「AI要約システム」とは
AI音声入力・要約システムは、医師・患者さんとの会話を自動的に文字起こしするツールです。従来のように、患者さんの話をカルテにキーボードで入力する必要がなくなり、診療がスムーズに進行します。さらに、音声入力ツールは単なる文字起こしだけでなく、AIを用いて診療内容を要約したり、SOAP形式(カルテ形式)として出力することも可能です。これにより、カルテ記載の効率化が図れます。
年々進化しており、診療中の会話を高精度で要約した上でカルテに転記させることができるようになったため、導入する医療機関は2024年後半から相当に増えている印象です。
課題解決に向けて
■Point|患者さんの満足度向上を期待
音声入力ツールを使うことで、診療中に医師がパソコンに向かう時間が減り、患者さんとの対話に集中できるようになります。
これにより、患者さんの満足度が向上し、クリニックの評価にも良い影響を与えることが期待されます。

■Point|栄養指導の効率化にも期待
2つ目の改善点としては、栄養指導でも効果が期待できるます。
栄養指導の内容を患者さんとの会話から音声入力ツールで文字起こしし、要約することで、栄養指導にかかる時間短縮も期待できます。
さいごに
医療IT分野は進化が著しく、数年前には要約まで数時間を要していた作業も、今では数秒で完了するようになりました。音声入力ツールやAI技術の進化により、カルテ記載や栄養指導などの業務が効率化され、医師やスタッフの負担を大幅に軽減できるようになっています。
自医にあった仕組みを取り入れることで、診療時間をさらに効率的に使うことができ、患者さんへのサービス向上にもつながります。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
【⇩目利き医ノ助:滝村のプロフィール⇩】
https://note.com/mekiki_inosuke/n/neb85e426c274
【⇩IT化・DX化の相談はこちらから⇩】
https://waaq.jp/p/bijicom/mekikiinosuke_reserve#/