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【相談事例#11】消化器内科|病名漏れが多すぎる!レセプト点検ソフトはどれがいい?
こんにちは、目利き医ノ助の滝村です。
【相談事例シリーズ】では、目利き医ノ助メンバーが実際にご相談いただいたIT化・DX化の事例と『重要なポイント』を紹介しています。
今回は、消化器内科クリニックのレセプト点検に関するお悩みについてご紹介します。
ご相談クリニック情報
■状況:ご開業中
■診療科目:消化器内科
■検討システム
レセプト点検ソフト
※電子カルテ内蔵チェックシステムとは別の外部ソフト
初回面談
レセプト請求業務に関するお悩み
┗ 病名の漏れがあまりに多い
┗ 算定可能な加算が未対応となるケースが発生
ご相談いただいた段階では、外部のレセプト点検ソフトの導入を検討されていました。
しかし、ヒアリングを進める中で、現在の電子カルテの運用上の工夫(セット入力の活用など)で改善できる部分が多くあることがわかりました。
また、レセプト点検ソフトの外部導入よりも、医療事務スタッフの育成や人材募集に関するニーズがあったため、電子カルテ上での工夫に加えて、レセプト点検外注サービス(アウトソーシング)を提案しました。
レセプト点検代行サービスとは
レセプト点検代行とは、その名のとおりレセプト業務を外部の専門業者に委託できるサービスです。
いわゆるレセプト業務のアウトソーシングです。院内で行うレセプト業務のうち、点検や修正、場合によってはオンライン請求までを外部の専門家に依頼することができます。
このサービスを活用することで、専門的な知識と経験を持つスタッフがレセプト点検を担当し、算定漏れや誤りの発見をサポートします。また、院内の業務負担軽減やスタッフ育成にも貢献します。
レセプト点検外注は、院内リソースや業務状況に応じて柔軟に活用できる手段のひとつとして検討されることが多いです。
課題解決に向けて
■Point|電子カルテ上での工夫
一部メーカーの電子カルテでは、病名まで含めた「セット」を作成することがきます。※経過・処方・病名を1つのセットに登録が可能
このようなセット機能を活用することにより、病名漏れのリスクが軽減できる可能性があります。
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■Point|レセプト点検代行サービス(アウトソーシング)の検討
2つ目の改善提案として、レセプト点検業務を専門家に外注するという選択肢です。
ヒアリングを進める中で、単なる点検作業の効率化だけでなく、医療事務スタッフの育成やスキル向上といったニーズが明確になりました。
そのため、医療事務の専門家によるチェックだけでなく、教育サービスの活用や、必要に応じて人材紹介サービスを取り入れることで、点検体制の強化とスタッフ育成の両立を図ることが、良いと判断し2つ目のご提案としました。
さいごに
レセプト点検の課題解決には、複数の手段を組み合わせることが効果的です。目利き医ノ助では、クリニックごとの状況に応じた最適な提案を行い、現場の業務効率化をサポートしています。
レセプト点検の方法や新たなシステム導入にお悩みの際は、ぜひお気軽にご相談ください。私たちは、日々変化する医療環境に対応するための最新情報と実践的なサポートを提供しています。
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